クルードさんちのはじめての冒険
『クルードさんちのはじめての冒険』(The Croods)は、ドリームワークス・アニメーション製作、20世紀フォックス配給による2013年の3Dコンピュータアニメーション映画である。声の出演はニコラス・ケイジ、エマ・ストーン、ライアン・レイノルズ、キャサリン・キーナー、クラーク・デューク、クロリス・リーチマンらである。
クルードさんちのはじめての冒険 | |
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The Croods | |
監督 |
カーク・デミッコ クリス・サンダース |
脚本 |
カーク・デミッコ クリス・サンダース |
原案 |
ジョン・クリーズ[1] カーク・デミッコ クリス・サンダース |
製作 |
クリスティン・ベルソン ジェーン・ハートウェル |
ナレーター | エマ・ストーン |
出演者 |
ニコラス・ケイジ エマ・ストーン ライアン・レイノルズ キャサリン・キーナー クラーク・デューク クロリス・リーチマン |
音楽 | アラン・シルヴェストリ[2] |
編集 | ダレン・T・ホルムズ |
製作会社 | ドリームワークス・アニメーション |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
公開 |
2013年2月15日(BIFF) 2013年3月22日 |
上映時間 | 98分[3] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $135,000,000[4] |
興行収入 | $587,204,668[4] |
次作 | クルードさんちのあたらしい冒険 |
監督・脚本はカーク・デミッコとクリス・サンダース、プロデューサーはクリスティン・ベルソンとジェーン・ハートウェルが務めた[5]。2013年2月15日に第63回ベルリン国際映画祭でプレミア上映された後[6]、同年3月22日にアメリカ合衆国で封切られた[7]。ドリームワークス・アニメーションがパラマウント映画との配給契約を終了し、新たに契約した20世紀フォックスが配給する初の作品である[8]。
製作費1億3500万ドルに対して世界興行収入は5億8700万ドルを超えた[4]。シリーズ化が決まり、続編やテレビアニメが企画中である[9]。
日本では劇場未公開[3]だったが、2013年11月20日にDVDとブルーレイの販売、レンタルが開始された。
ストーリー
先史時代の真っ只中で、ほとんどの場合洞窟の中に隠れて、生きているグルーグ(ニコラス・ケージ)、妻のウガ(キャサリン・キーナー)、おばあちゃん(クロリス・リーチマン)、男の子のサンク(クラーク・デューク)、小さな女の子 激しいサンディ(ランディ・トム)と若いイープ(エマ・ストーン)。 彼らは、外の世界を恐れている父親が率いる家族、クルードです。 10代のイープが若いガイ(ライアン・レイノルズ)と出会うことになるので、大きな変化だけが起こりそうです。彼は信じられないほどの新しい世界を提示します。今、一緒に、彼らは大きな課題に直面し、新しくて楽しい時代に適応します。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- クルード家の父親。家族思い。頭は固いが「時には臆病も必要」と語る哲学的な面もある。
- クルード家の娘の一人。10代。じっとしているのが苦手で好奇心旺盛で外の世界に興味がある。
- ガイ - ライアン・レイノルズ[10](小野大輔)
- イープが出会った男性。腕力はあまりないが頭はよい。
- ウーガ・クルード - キャサリン・キーナー[10](さとうあい)
- グラグの妻。
- クルード家の息子。
- グラン - クロリス・リーチマン[10](野沢雅子)
- クルード家の祖母。
- 猿に似た生物。
- クルード家の少女。
製作
2005年に『Crood Awakening』というタイトルで企画が発表され[12]、当時ドリームワークス・アニメーションと5本分の契約していたアードマン・アニメーションズがストップモーション映画として製作する予定であった[13]。ジョン・クリーズとカーク・デミッコはロアルド・ダールの物語『いじわる夫婦が消えちゃった!』を基とした作品のために働いていた[14]。ドリームワークスは脚本のコピーを入手し、彼らを同社に招いた[15]。彼らは慌てる2人の穴居人、発明家、ラッダイトといったアイデアを採用し[15]、脚本の最初のいくつかの草案を執筆した[16]。2007年位アードマンとの契約が切れ、映画の権利はドリームワークスに戻った[17]。
2007年3月、クリス・サンダースが本作を監督するためにドリームワークスに入り、脚本を書き直した[18]。2008年9月、サンダースが『ヒックとドラゴン』に参加するために『Croods』を保留することが報じられ[19]、公開予定は当初から1年遅れの2012年3月に延期された[20]。2009年5月、タイトルは『The Croods』に確定し、新たに共同監督としてカーク・デミッコが加わった[21]。2011年3月、別の理由により公開予定日はさらに1年遅れの2013年3月1日に延期され[22]、最終的に3月22日となった[23]。
公開
2013年2月15日、第63回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門外でプレミア上映された[6]。2013年3月22日にアメリカ合衆国で封切られた[7]。ハンガリーのブダペストのシネマ・シティ劇場で4DX形式で上映された[24]。中国ではオリエンタル・ドリームワークスが配給した初の作品として公開された[25]。
評価
批評家の反応
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Rotten Tomatoesでは129件の批評家レビューで支持率は69%となった[26]。Metacriticでは30件のレビューで加重平均値は55/100となった[27]。
『USAトゥデイ』のクラウディア・プイグは4つ星満点中2つ星を与え、「適切に選択された声優たちと視覚的に見事なアニメーションの冒険が、精彩を欠いたユーモアと蛇行している物語によって妨げられている」と評した[28]。
興行収入
アメリカ合衆国とカナダでは累計で1億8716万8425ドル、その他の国々で4億0003万6243ドル、全世界で5億8720万4668ドルを売り上げた[4]。2013年の映画で11位、2013年のアニメ映画で4位(1位は『アナと雪の女王』)、ドリームワークス・アニメーションのオリジナル映画(続編でない映画)では『カンフー・パンダ』に次いで2位である[29]。2014年1月の時点で世界興行収入は歴代映画で89位[30]、歴代アニメで21位となった。
アメリカ合衆国とカナダでは初日に1160万ドルを売り上げた[31]。公開初週末には4046劇場で4360万ドルを売り上げて1位となった。これはドリームワークス・アニメーションの前作『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』を上回る成績であるが[32]、同スタジオのオリジナル映画『メガマインド』、『ヒックとドラゴン』を下回った[33]。
サウンドトラック
映画音楽はアラン・シルヴェストリが作曲し、2013年3月15日にレラティビティ・ミュージック・グループよりデジタル発売[35]、3月26日にソニー・クラシカル・レコーズよりCD発売された。サウンドトラックにはアウル・シティーによるオリジナル曲「Shine Your Way」も収録される[36]。
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参考文献
- ^ Felperin, Leslie (February 15, 2013). “The Croods”. Variety March 8, 2013閲覧。
- ^ “Alan Silvestri to Score Dreamworks Animation's 'The Croods'”. FilmMusicReporter.com. (May 8, 2012) August 17, 2012閲覧。
- ^ a b “THE CROODS (U)”. British Board of Film Classification (2013年2月19日). 2013年2月19日閲覧。
- ^ a b c d “The Croods (2013)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年9月26日閲覧。
- ^ "DreamWorks Animation Announces Feature Film Release Slate Through 2014". DreadWorksAnimation.com (Press release). DreamWorks Animation SKG, Inc. 8 March 2011. 2011年3月8日閲覧。
- ^ a b “The Croods”. Berlinale. February 10, 2013閲覧。
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- ^ Finke, Nikki (August 20, 2012). “EXCLUSIVE: DreamWorks Animation To Fox For New 5-Year Distribution Deal; UPDATE: Paying Fees Of 8% Theatrical And 6% Digital”. Deadline.com August 21, 2012閲覧。
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- ^ Ádám, Straub (14 March 2013). “4DX: Hátba rúg a szék az első magyar élménymoziban” 11 April 2013閲覧。
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- ^ “The Croods (2013)”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2013年9月26日閲覧。
- ^ “The Croods Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2013年9月26日閲覧。
- ^ Puig, Claudia (March 21, 2013). “'The Croods' hunts down humor, gathers great talent”. USA Today. March 22, 2013閲覧。
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- ^ Subers, Ray (March 24, 2013). “Weekend Report: 'Croods' Crushes, 'Olympus' Surprises”. Box Office Mojo (IMDB) April 5, 2013閲覧。
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- ^ Subers, Ray (March 26, 2013). “Around-the-World Roundup: 'Croods' Opens to $62.4 Million Overseas”. Box Office Mojo May 4, 2013閲覧。
- ^ “The Croods (Music from the Motion Picture)”. Amazon. February 28, 2013閲覧。
- ^ [filmmusicreporter.com/2013/02/20/the-croods-soundtrack-announced/ “‘The Croods’ Soundtrack Announced”]. Film Music Reporter. (February 20, 2013)February 28, 2013閲覧。
- ^ “The Croods (Music from the Motion Picture)”. iTunes. September 12, 2013閲覧。