ガリレオ (競走馬)
ガリレオ (英語: Galileo) は、アイルランド産まれの競走馬・種牡馬 [1]である。2001年にダービー・アイリッシュダービーと2か国ダービー制覇を成し遂げ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスとアイリッシュチャンピオンステークスではファンタスティックライトと名勝負を繰り広げた。
ガリレオ | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スーザン・マグナーの勝負服 | |||||||||||||||
欧字表記 | Galileo[1] | ||||||||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||||||||
性別 | 牡 | ||||||||||||||
毛色 | 鹿毛 | ||||||||||||||
生誕 | 1998年3月30日 | ||||||||||||||
死没 | 2021年7月10日(23歳没) | ||||||||||||||
父 | Sadler's Wells | ||||||||||||||
母 | Urban Sea | ||||||||||||||
母の父 | Miswaki | ||||||||||||||
生国 | アイルランド | ||||||||||||||
生産者 | D. Tsui and Orpendale | ||||||||||||||
馬主 |
Mrs John Magnier until 8th June 2001 & Michael Tabor [1] | ||||||||||||||
調教師 | Aidan Patrick O'Brien | ||||||||||||||
競走成績 | |||||||||||||||
タイトル | カルティエ賞最優秀3歳牡馬(2001年) | ||||||||||||||
生涯成績 | 8戦6勝 | ||||||||||||||
獲得賞金 | 162万1110ポンド | ||||||||||||||
|
現役時代
編集父は大種牡馬サドラーズウェルズ、母は凱旋門賞馬アーバンシーという超良血馬でデビュー前からその血統で注目を集めていた。いかなる良血馬でも額面通りの競走能力が保証される事は無いが、ガリレオはアイルランドの名伯楽エイダン・オブライエンをして「彼は水の上でも走る事が出来る」と言わしめ、その素質を観衆の前で存分に発揮した稀有な例といえる。
2歳は一戦だけだったものの、3歳になりバリサックスステークス、アイリッシュダービートライアルと連勝してダービーに臨む。ダービーでは2000ギニーの優勝馬ゴーランを寄せ付けず快勝する。続いて向かったアイリッシュダービーも快勝、次に向かったのはヨーロッパの上半期最強馬決定戦、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスであった。
キングジョージでは前年ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップを制したファンタスティックライトとの対戦となった。ガリレオはゴール前ファンタスティックライトとの叩き合いを制し優勝する。この勝利により欧州最強馬の名誉を手に入れた。
次にガリレオが向かったのは、アイリッシュチャンピオンステークスであった。ここでファンタスティックライトと二度目の対戦を繰り広げた。キングジョージと同じように直線2頭の壮絶な叩き合いとなったが、ゴール前ファンタスティックライトがガリレオをアタマ差下していた。ここでガリレオは初の敗北を喫する。
その後ガリレオはマイル路線の競走、クイーンエリザベス2世ステークスへ向かう予定だったが回避し、アメリカのダート最強馬決定戦ブリーダーズカップ・クラシックへ挑戦するも6着に敗れ引退。通算8戦6勝。
競走成績
編集出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2000.10.28 | レパーズタウン | 未勝利S | 芝8f | 1着 | M.キネーン | 14身 | (Taraza) | |
2001. | 4. 1レパーズタウン | バリサックスS | L | 芝10f | 1着 | M.キネーン | 3 1/2馬身 | (Milan) |
5.13 | レパーズタウン | 愛ダービートライアルS | G3 | 芝10f | 1着 | J.ヘファーナン | 1 1/2馬身 | (Exaltation) |
6. 9 | エプソム | ダービー | G1 | 芝12f10y | 1着 | M.キネーン | 3 1/2馬身 | (Golan) |
7. 1 | カラ | 愛ダービー | G1 | 芝12f | 1着 | M.キネーン | 4馬身 | (Morshdi) |
7.28 | アスコット | KGVI&QES | G1 | 芝12f | 1着 | M.キネーン | 2 1/2馬身 | (Fantastic Light) |
9. 9 | レパーズタウン | 愛チャンピオンS | G1 | 芝10f | 2着 | M.キネーン | アタマ | Fantastic Light |
10.27 | ベルモントパーク | BCクラシック | G1 | ダート10f | 6着 | M.キネーン | 6 3/4馬身 | Tiznow |
種牡馬時代
編集2002年からアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬生活をスタートさせる。同年から2006年まではシャトル種牡馬としてオーストラリアでも種付けしている。2005年に初年度産駒がデビューするや、たちまち4頭のG1勝ち馬を輩出。その後も毎年G1戦線で活躍する産駒が続出し、初年度産駒から16世代連続でG1勝ち馬を送り出している。2008年にはニューアプローチの活躍などで自身初の英愛リーディングサイアーを獲得。産駒の活躍にともない、種付け料もプライベートではあるが、同年には22万5000ユーロ(2008年春頃の為替レートで約3600万円)と報告されるまでになった。以後も14戦無敗で歴代最高レーティングの140を獲得したフランケルを筆頭に数々の活躍馬を輩出。2010年から11年連続で英愛リーディングサイアーを獲得しており[2]、更に2016年には2位のドバウィに700万ポンドほどの差をつけて圧倒的な1位になっている[3]。
2020年6月にピースフル(Peaceful)が愛1000ギニーを勝利したことで、G1勝利産駒数が85頭となりデインヒルの84頭を上回る世界最多記録となった[4]。また、同年7月にはサーペンタイン(Serpentine)がダービーステークスを勝ち、ニューアプローチ(2008年)・ルーラーオブザワールド(2013年)・オーストラリア(2014年)・アンソニーヴァンダイク(2019年)とあわせて、史上単独最多となる5頭のダービーステークス勝ち馬の父となった[5]。
産駒はマイルから長距離まで幅広くこなすが、スプリンターは少ない。ミオスタチン遺伝子型はTTの長距離タイプとされている[6]。
後継種牡馬も数多く輩出しており、テオフィロ、ニューアプローチ、フランケル、ナサニエルというG1勝ち馬を送り出しており、サドラーズウェルズ後継種牡馬の最有力候補となっている。ニューアプローチは2018年のダービーを制したマサーを輩出、ダービーステークス3代制覇を達成した。同様にナサニエルは2017年、2019年のキングジョージを勝利したエネイブルを輩出し、キングジョージ3代制覇も達成した。
2021年7月10日、左前脚に慢性的な損傷があり、衰弱により反応もしなくなったため、安楽死の処置が取られた[7]。2021年の種付け料は60万ユーロ前後であったとされる[8]。
2024年8月22日にコンテントがヨークシャーオークスを制したことにより、100頭のG1勝ち馬輩出を達成した[9]。
英愛年度別成績
編集全てBloodstockによる。
年 | 出走 | 勝利 | 順位 | 総合収得賞金(ポンド) | 主な活躍馬(主な勝ち鞍) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
頭数 | 回数 | 頭数 | 回数 | ||||
2006年 | 110 | 371 | 39 | 61 | 4 | 2,180,149 | Teofilo (デューハーストステークス他) |
2007年 | 149 | 418 | 58 | 80 | 2 | 2,938,661 | Soldier Of Fortune (アイリッシュダービー他) |
2008年 | 187 | 568 | 61 | 86 | 1 | 3,974,492 | New Approach (ダービーステークス他) |
2009年 | 183 | 553 | 64 | 89 | 5 | 2,853,417 | Rip Van Winkle (クイーンエリザベス2世ステークス他) |
2010年 | 236 | 694 | 66 | 89 | 1 | 4,943,102 | Rip Van Winkle (インターナショナルステークス) |
2011年 | 282 | 780 | 90 | 121 | 1 | 5,283,068 | Frankel (クインエリザベス2世ステークス他) |
2012年 | 303 | 837 | 108 | 154 | 1 | 5,774,558 | Frankel (チャンピオンステークス他) |
2013年 | 289 | 871 | 115 | 162 | 1 | 4,733,222 | Ruler of the World (ダービーステークス) |
2014年 | 274 | 848 | 109 | 146 | 1 | 7,193,916 | Australia (英愛ダービー他) |
2015年 | 271 | 785 | 91 | 120 | 1 | 5,735,195 | Order Of ST George (アイリッシュセントレジャー) |
2016年 | 273 | 848 | 104 | 143 | 1 | 10,489,764 | The Gurkha (サセックスステークス) |
主な産駒
編集北半球
編集- 2003年産
- 2004年産
- ソルジャーオブフォーチュン (Soldier of Fortune) - 愛ダービー、コロネーションカップ
- テオフィロ (Teofilo) - デューハーストS、ナショナルS
- 2005年産
- 2006年産
- リップヴァンウィンクル (Rip Van Winkle) - インターナショナルS、サセックスS、クイーンエリザベス2世S
- サンフロンティエール (Sans Frontieres) - 愛セントレジャー
- アルタノ (Altano) - カドラン賞
- 2007年産
- ケープブランコ (Cape Blanco) - 愛ダービー、愛チャンピオンS、アーリントンミリオン、マンノウォーS、ターフクラシック招待S
- リリーオブザヴァリー (Lily of the Valley) -オペラ賞
- 2008年産
- フランケル (Frankel) - 英2000ギニー、英チャンピオンS、インターナショナルS、サセックスS2回、クイーンエリザベス2世S、セントジェームズパレスS、クイーンアンS、ロッキンジS、デューハーストS
- ナサニエル (Nathaniel) - キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、エクリプスS
- トレジャービーチ (Treasure Beach) - 愛ダービー、セクレタリアトS
- ロデリックオコナー (Roderic O'Connor) - 愛2000ギニー、クリテリウムアンテルナシオナル
- セヴィル (Seville) - ATCメトロポリタンH
- ゴールデンライラック (Golden Lilac) - 仏1000ギニー、仏オークス、イスパーン賞
- ミスティーフォーミー (Misty for Me) - 愛1000ギニー、プリティーポリーS、モイグレアスタッドS、マルセルブサック賞
- ガリコヴァ (Galikova) - ヴェルメイユ賞
- トゥゲザー (Together) - クイーンエリザベス2世CCS
- 2009年産
- 2010年産
- ルーラーオブザワールド (Ruler of the World) - 英ダービー
- アンテロ (Intello) - 仏ダービー
- マジシャン (Magician) - 愛2000ギニー、BCターフ
- キングズバーンズ (Kingsbarns) - レーシングポストT
- モンディアリスト (Mondialiste) - アーリントンミリオン、ウッドバインマイル
- ファウンドリー (Foundry) - ATCメトロポリタンH
- ザユナイテッドステイツ (The United States) - ランヴェットS
- スーパーサンデー (Supersundae) - エイントリーハードル
- 2011年産
- 2012年産
- ファウンド (Found) - 凱旋門賞、BCターフ、マルセルブサック賞
- グレンイーグルス (Gleneagles) - 英2000ギニー、愛2000ギニー、セントジェームズパレスS、ヴィンセントオブライエンナショナルS
- ハイランドリール (Highland Reel) - BCターフ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、香港ヴァーズ2回、プリンスオブウェールズS、コロネーションカップ、セクレタリアトS
- オーダーオブセントジョージ (Order of St George) - アスコットゴールドカップ、愛セントレジャー2回
- デコレーテッドナイト (Decorated Knight) - 愛チャンピオンS、ジェベルハッタ、タタソールズゴールドカップ
- トゥゲザーフォーエヴァー (Together Forever) - フィリーズマイル
- カーヴィ (Curvy) - E.P.テイラーS
- 2013年産
- マインディング (Minding) - 英オークス、英1000ギニー、クイーンエリザベス2世S、ナッソーS、プリティーポリーS、フィリーズマイル、モイグレアスタッドS
- ザグルカ (The Gurkha) - 仏2000ギニー、サセックスS
- ユリシーズ (Ulysses) - インターナショナルS、エクリプスS
- ドーヴィル (Deauville) - ベルモントダービー招待S
- セヴンスヘヴン (Seventh Heaven) - 愛オークス、ヨークシャーオークス
- アリススプリングス (Alice Springs) - サンチャリオットステークス、ファルマスS、メイトロンS
- ヨハネスフェルメール (Johannes Vermeer) - クリテリウムアンテルナシオナル
- バリードイル (Ballydoyle) - マルセルブサック賞
- 2014年産
- ヴァルトガイスト (Waldgeist) - 凱旋門賞、サンクルー大賞、ガネー賞、クリテリウムドサンクルー
- チャーチル (Churchill) - 英2000ギニー、愛2000ギニー、デューハーストS、ヴィンセントオブライエンナショナルS
- カプリ (Capri) - 愛ダービー、英セントレジャー
- ウィンター (Winter) - 英1000ギニー、愛1000ギニー、コロネーションS、ナッソーS
- ロードデンドロン (Rhododendron) - ロッキンジS、オペラ賞、フィリーズマイル
- ハイドレンジア (Hydrangea) - ブリティッシュチャンピオンズF&MS、メイトロンS
- 2015年産
- マジカル(Magical) - 英チャンピオンS、愛チャンピオンS2回、ブリティッシュチャンピオンズF&MS、タタソールズゴールドカップ2回、プリティーポリーS
- キューガーデンズ (Kew Gardens) - 英セントレジャー、パリ大賞
- フォーエヴァートゥゲザー (Forever Together) - 英オークス
- フラッグオブオナー (Flag of Honour) - 愛セントレジャー
- ハッピリー (Happily) - ジャンリュックラガルデール賞、モイグレアスタッドS
- マジックワンド (Magic Wand) - マッキノンS
- クレミー (Clemmie) - チェヴァリーパークS
- 2016年産
- アンソニーヴァンダイク (Anthony Van Dyck) - 英ダービー
- ソヴリン (Sovereign) - 愛ダービー
- ハモーサ (Hermosa) - 英1000ギニー、愛1000ギニー
- ジャパン (Japan) - インターナショナルS、パリ大賞
- サーカスマキシマス (Circus Maximus) - セントジェームズパレスS、ムーランドロンシャン賞、クイーンアンS
- サーチフォーアソング (Search for a Song) - 愛セントレジャー2回
- ケープオブグッドホープ (Cape of Good Hope) - コーフィールドS
- ラインオブデューティー (Line of Duty) - BCジュヴェナイルターフ
- 2017年産
- ラヴ (Love) - 英オークス、英1000ギニー、ヨークシャーオークス、モイグレアスタッドS、プリンスオブウェールズS
- サーペンタイン (Serpentine) - 英ダービー
- モーグル (Mogul) - パリ大賞、香港ヴァーズ
- ピースフル (Peaceful) - 愛1000ギニー
- マジックアティチュード(Magic Attitude)- ベルモントオークス
- サブジェクティビスト(Subjectivist)- ロイヤルオーク賞、ゴールドカップ
- ロシアンエンペラー(Russian Emperor)- 香港ゴールドカップ、香港チャンピオンズ&チャターカップ2回
- 2018年産
- シェイル (Shale) - モイグレアスタッドS
- エンプレスジョセフィン(Empress Josephine)- 愛1000ギニー
- ジョアンオブアーク(Joan of Arc)- ディアヌ賞
- ボリショイバレエ(Bolshoi Ballet)- ベルモントダービー招待S、ソードダンサーステークス
- キプリオス(Kyprios)- ゴールドカップ2回、グッドウッドカップ2回、愛セントレジャー2回、カドラン賞2回
- 2019年産
- チューズデー(Tuesday)- 英オークス、BCフィリー&メアターフ
- マジカルラグーン(Magical Lagoon)- 愛オークス
- 2020年産
- プラウドアンドリーガル(Proud And Regal)- クリテリウムアンテルナシオナル
- セーブザラストダンス(Savethelastdance)- 愛オークス
- ウォームハート(Warm Heart)- ヨークシャーオークス、ヴェルメイユ賞、ペガサスワールドカップターフ
- ランドレジェンド(Land Legend)- ATCメトロポリタンH
- 2021年産
南半球
編集- 2004年産
- ナイワット (Niwot) - シドニーカップ
- 2005年産
- ソウザ (Sousa) - スプリングチャンピオンS
- 2006年産
- リントン (Linton) - ストラドブロークH
- 2007年産
母父としての産駒
編集- 2009年産
- ラコリーナ(La Collina) - フェニックスステークス、愛メイトロンステークス(父ストラテジックプリンス)
- 2011年産
- ナイトオブサンダー(Night Of Thunder) - 英2000ギニー、ロッキンジステークス(父ドバウィ)
- 2012年産
- クオリファイ(Qualify) - 英オークス(父ファストネットロック)
- ジューコワ(Zhukova) - マンノウォーステークス(父ファストネットロック)
- 2013年産
- ラクレソニエール(La Cressonniere) - プール・デッセ・デ・プーリッシュ、ディアヌ賞(父ルアーヴル)
- ヴァンキッシュラン - 青葉賞(父ディープインパクト)
- ホールオブフェイム(Hall Of Fame) - レヴィンターフクラシック(父サヴァビール)
- 2014年産
- ローリーポリー(Roly Poly) - ファルマスステークス、ロートシルト賞、サンチャリオットステークス(父ウォーフロント)
- アンフォゴットン(Unforgotten) - オーストラリアンオークス(父ファストネットロック)
- シスターチャーリー(Sistercharlie) - ジェニーワイリーステークス、ダイアナステークス2回、ビヴァリーD・ステークス2回、ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ、フラワーボウルステークス(父マイボーイチャーリー)
- リヴェット(Rivet) - レーシングポストトロフィー(父ファストネットロック)
- イントリケイトリー(Intricately) - モイグレアスタッドステークス(父ファストネットロック)
- ヒーローズオナー(Hero's Honour) - サウスアフリカンダービー(父アウェイトザドーン)
- エイジオブファイア(Age Of Fire) - レヴィンクラシック(父ファストネットロック)
- 2015年産
- カンタービレ - フラワーカップ、ローズステークス(父ディープインパクト)
- サクソンウォリアー(Saxon Warrior) - レーシングポストトロフィー、英2000ギニー(父ディープインパクト)
- ガイヤース(Ghaiyyath) - バーデン大賞、コロネーションカップ、エクリプスステークス、インターナショナルステークス(父ドバウィ)
- ジオータムサン(The Autumn Sun) - J.J.アトキンスプレート、ゴールデンローズステークス、コーフィールドギニー、ランドウィックギニーズ、ローズヒルギニー(父リダウツチョイス)
- ユーエスネイビーフラッグ(U S Navy Flag) - ミドルパークステークス、デューハーストステークス、ジュライカップ(父ウォーフロント)
- トファネ(Tofane) - オールエイジドステークス、ストラドブロークハンデキャップ(父オーシャンパーク)
- ウィニングウェイズ(Winning Ways) - クイーンズランドオークス(父デクラレーションオブウォー)
- 2016年産
- キングオブコージ - 目黒記念、アメリカJCC(父ロードカナロア)
- ソットサス(Sottsass) - ジョッケクルブ賞、ガネー賞、凱旋門賞(父シユーニ)
- ウォッチミー(Watch Me) - コロネーションステークス、ロートシルト賞(父オリンピックグローリー)
- ウォーニング(Warning) - ヴィクトリアダービー(父デクラレーションオブウォー)
- スナップダンサー(Snapdancer) - ロバートサングスターステークス、メムジーステークス(父ショワジール)
- ノーコンプロマイズ(No Compromise) - メトロポリタンハンデキャップ(父ピンズ)
- 2017年産
- ダンヤー(Danyah) - アルクォズスプリント(父インヴィンシブルスピリット)
- 2018年産
- ヴィクティファルス - スプリングステークス(父ハーツクライ)
- スノーフォール(Snowfall) - 英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークス(父ディープインパクト)
- セントマークスバシリカ(St Mark's Basilica)- デューハーストステークス、プール・デッセ・デ・プーラン、ジョッケクルブ賞、エクリプスステークス、アイリッシュチャンピオンステークス(父シユーニ)
- ヴィアシスティーナ(Via Sistina)- プリティポリーステークス、ランヴェットステークス、ウィンクスステークス、ターンブルステークス、コックスプレート、チャンピオンズステークス(父ファストネットロック)
- フィグレティ(Figureti)- ポリャ・デ・ポトリリョス(父コンスティテューション)
- 2019年産
- エンジェルブルー(Angel Bleu) - ジャン・リュック・ラガルデール賞、クリテリウム・アンテルナシオナル(父ダークエンジェル)
- ピッツァピアンカ(Pizza Bianca) - ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(父ファストネットロック)
- アバーヴザカーヴ(Above The Curve) ‐ サンタラリ賞(父アメリカンファラオ)
- フルカウントフェリシア(Full Count Felicia) ‐ E.P.テイラーステークス(父ウォーフロント)
- バッカルー(Buckaroo) ‐ アンダーウッドステークス(父ファストネットロック)
- 2020年産
- アルリファー(Al Riffa) ‐ ヴィンセントオブライエンステークス、ベルリン大賞(父ウートンバセット)
- コミッショニング(Commissioning) - フィリーズマイル(父キングマン)
- オーギュストロダン(Auguste Rodin) - フューチュリティトロフィー、英ダービー、愛ダービー、アイリッシュチャンピオンステークス、ブリーダーズカップ・ターフ、プリンスオブウェールズステークス(父ディープインパクト)
- マルハバヤサナフィ(Marhaba Ya Sanafi) ‐ プール・デッセ・デ・プーラン(父ムハラー)
- シャキール(Shaquille) ‐ コモンウェルスカップ、ジュライカップ(父チャームスピリット)
- コンティニュアス(Continuous) ‐ セントレジャーステークス(父ハーツクライ)
- サークルオブファイア(Circle Of Fire) ‐ シドニーカップ(父アルマンゾル)
- コンクシェル ‐ 中山牝馬ステークス(父キズナ)
- 2021年産
血統表
編集ガリレオの血統(サドラーズウェルズ系 / Native Dancer4×5=9.38%) | (血統表の出典) | |||
父 Sadler's Wells 1981 鹿毛 |
父の父 Northern Dancer1961 鹿毛 |
Nearctic | Nearco | |
Lady Angela | ||||
Natalma | Native Dancer | |||
Almahmoud | ||||
父の母 Fairy Bridge1975 鹿毛 |
Bold Reason | Hail to Reason | ||
Lalun | ||||
Special | Forli | |||
Thong | ||||
母 Urban Sea 1989 栗毛 |
Miswaki 1978 栗毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
Hopespringseternal | Buckpasser | |||
Rose Bower | ||||
母の母 Allegretta1978 栗毛 |
Lombard | Agio | ||
Promised Lady | ||||
Anatevka | Espresso | |||
Almyra F-No.9-h |
全弟にはジョッキークラブ大賞、タタソールズゴールドカップとG1を2勝したBlack Sam Bellamy、半弟には2000ギニー、ダービー、エクリプスステークス、インターナショナルステークス、アイリッシュチャンピオンステークス、凱旋門賞の勝ち馬Sea The Stars(父Cape Cross)等がいる。母Urban Seaは凱旋門賞を勝った名競走馬であるが、繁殖牝馬としても優秀であり、その産駒には重賞勝ち馬が多数揃っている。牝系も広がっており、3代でのダービー制覇を達成した本馬の孫MasarはUrban Seaを4代母に持つ。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
脚注
編集- ^ a b c “Galileo”. Racing post. 2024年10月4日閲覧。
- ^ “【2020年欧州リーディング】ガリレオが11年連続トップ! | サラブレッドマーケット”. thoroughbred-market.com. 2021年4月28日閲覧。
- ^ “2016年ランキング【英・愛サイアーランキング】”. 競馬ブック. 2024年8月26日閲覧。
- ^ “Galileo Breaks World Record in G1 Irish Thousand Guineas”. breednet (2020年6月13日). 2020年9月5日閲覧。
- ^ “【英ダービー2020結果】サーペンタインが逃げ切り勝ち! 父ガリレオは5勝目 | サラブレッドマーケット”. thoroughbred-market.com. 2024年8月26日閲覧。
- ^ “Dawn Approach defeat could still benefit Bolger”. racingpost.com (2013年5月27日). 2013年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月10日閲覧。
- ^ “GALILEO 1998 - 2021” (英語). Coolmore. 2021年7月10日閲覧。
- ^ “The world’s top 12 most expensive sires for 2021”. Thoroughbred Racing Commentary. 2023年12月28日閲覧。
- ^ “ガリレオが新たな金字塔、100頭目のG1勝ち馬を輩出 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年8月26日閲覧。