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マーク・パンサー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MARC PANTHERから転送)
マーク・パンサー
Marc Panther
(2024年8月3日)
基本情報
出生名 フランス名:マルク・ジュール・パンソナ (Marc Jule Pinsonnat)
日本名:酒井 龍一(さかい りゅういち)[1]
別名 MARC
生誕 (1970-02-27) 1970年2月27日(54歳)
フランスの旗 フランスマルセイユ
学歴 リセ・フランコ・ジャポネ・ド・東京中退
職業
担当楽器
活動期間 1986年 - 現在
レーベル avex globecutting edge
事務所 株式会社FRENCH RIVIERA DJ
共同作業者
公式サイト MARC PANTHER OFFICIAL WEBSITE

マーク・パンサー(Marc Panther、1970年2月27日[2] - )は、フランスマルセイユ出身[3]音楽家ソングライターファッションモデル音楽グループglobe245、EDOのメンバーである。公称身長181cm、股下88cm。血液型B型。

人物・来歴

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父親がフランス人で母親が日本人ハーフ日本語フランス語英語トライリンガルで、19歳まではフランスの国籍も有していたが、20歳の時に日本国籍を選択した。

幼少期からモデルとして活動。男性向けファッション誌「MEN'S NON-NO」(集英社) の初代専属モデルや「Checkmate」(講談社)のモデルとして活躍した後に、 「MTVジャパン」 のVJとして活動。

1991年に業界人からの紹介で小室哲哉と知り合い、それ以降小室が主催するイベントにMCとして呼ばれたり、プライベートでも一緒に食事するようになった[4]

1995年に結成されたglobeでは、ラップ作詞を担当。またglobe以外にもMARC名義で作詞家として活動し、安室奈美恵鈴木あみ古内東子など多数のアーティストへ歌詞を提供。

小室は「低音・高音どちらを歌っても声に芯がある。骨格が関係しているかもしれない」[5]「彼のラップはロックバンドのギターソロ以上の存在」[6]と評している。

作詞の手法はジョン・レノンの言葉遊びに近い。また、実父がヒッピーインドに何度も旅行をしていた関係で、実家にあらゆる宗教・スピリチュアル関連の本があり、幼少から暇な時にはその本を読み漁っていたためにそれらからの影響も強く受けている。主にウィリアム・ブレイクカート・コバーンの作品を好んでいる[7]

アーティストの活動以外として京都造形芸術大学音楽論客員教授や、小・中・高生向けのDJ・モデルスクールをプロデュース・監修。私生活では、2002年に結婚すると、その年に産まれた子どもを育てる目的で石垣島フランスに移住した。

2018年に生活の拠点を兵庫県芦屋市へ移すとともに、日本での芸能活動を本格的に再開。バラエティ番組情報番組ラジオ番組に多数出演している。また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのイベントでDJプレイを披露するなど、幅広い世代に向けて音楽活動を展開している。

関東地方で暮らしていた幼少期からの阪神タイガースファンで、かつてはランディ・バースを応援していたという。阪神甲子園球場に隣接する芦屋市へ移住後の2019年には、同球団からの依頼を受けて、「六甲おろし」のリミックスバージョンを制作。シーズンを通じて主催試合5回裏終了後のダンスイベントで流されているほか、自身もこのイベントにゲスト、試合前のセレモニーにDJとして随時出演している[8]2020年からは、球団の主催行事としてシーズン終了後に開催される「ファン感謝デー」にも登場。

その一方で、2019年から大阪芸術大学芸術学部演奏学科の客員教授、2020年から⼀般社団法⼈ミス⽇本酒「Mr SAKE スペシャルアンバサダー」を務めている[9]

2021年現在、神奈川県鎌倉市在住。サーフィンを始めたという[10]

2023年10月、「健康生活研究家マーク」として株式会社IMKとアライアンス締結。YouTube、Instagram、TikTokなどで「健康生活」の送り方を解説している。

略歴

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2歳の時にポスターモデルの仕事を始めたことをきっかけに、幼少期からモデルとして活動。後にリセ・フランコ・ジャポネ・ド・東京へ進学したが、18歳の時に中退した。

1986年、『MEN'S NON-NO』初代専属モデルとして活動。同誌では日本人のモデルを揃える方向で創刊を準備していたため、創刊前に編集部へ出向いて「自分のようなハーフ系のモデルも必要ではないか」と売り込んだところ、専属モデルに採用されたという。

1987年、『Checkmate』のモデルを始める。

1995年8月9日globeラッパーとしてデビュー。

2002年、結婚・長女誕生。

2004年、代官山にベビーセレクトショップ「Crown Heart」をオープン(後に閉店)。

2005年、スポーツブランド「ルコック」(le coq sportif) のイメージキャラクターに就任。

2016年、音楽プロデューサーのダイチ・ヨコタとファッションショーなどの音楽演出を手掛けるクラウディオの3人で、「EDO」(イー・ディー・オー)を結成する[11]

2018年、47都道府県をDJとしてglobeの楽曲を演奏する「GLOBE-GENERATION〜ともしびは消さない〜」を敢行。

2019年大阪芸術大学芸術学部演奏学科の客員教授に就任。

2020年Mr SAKE スペシャルアンバサダー就任。

2021年9月10日、大分県別府市のツーリズム別府大使に就任[12]

2023年10月、健康生活研究家マークとして活動開始。

ディスコグラフィ

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Marc Panther
globe featuring MARC
245
  • Experience(2004年3月17日、cutting edge
  • Tainted Love(2007年2月28日、cutting edge)

主な出演

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テレビ

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ラジオ番組

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映画

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CM

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著書

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  • パパはハーフでマークでカミナリ親父!(2006年7月6日、単行本、しょういん
  • chez Didi(シェディディ)(2007年11月、単行本、しょういん)

脚注

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  1. ^ マーク・パンサー「本名は酒井龍一」有吉弘行にイジられまくる”. テレビドガッチ (2017年6月5日). 2018年8月22日閲覧。
  2. ^ マーク・パンサー MDPオフィシャルサイト
  3. ^ DJ、プロデューサー マーク・パンサー 一般社団法人日本ホームパーティー協会
  4. ^ ダイヤモンド社刊『FM STATION』1996年2月5日号「INTERVIEW→globe シングルを並べると3人のストーリーになってる」29Pより。
  5. ^ ソニー・マガジンズ刊『ギターブック』1996年7月号「globe They are going to be THE GREATEST 3」p.23より。
  6. ^ ソニー・マガジンズ刊「PATi PATi」1996年6月号「globe wait in' globe いつだって待ってる、globeの次の新曲」p.35より。
  7. ^ 株式会社スコラ刊「スコラ」1997年2月13日号「ニューシングル『FACE』発売! Special インタビュー MARCの世界展開 globe 限りなき挑戦」pp.33-36より。
  8. ^ マーク・パンサー×阪神で「六甲おろしリミックス」“猛虎愛”の異色コラボ(『デイリースポーツ2019年3月16日付記事)
  9. ^ 【マーク・パンサー氏(globe)Mr SAKEスペシャルアンバサダー就任】のご案内”. Mr SAKE / ミスターサケ. 2020年1月15日閲覧。
  10. ^ 【前編】「人生折り返し地点、楽しむのはこれから」 マーク・パンサー51歳、海辺の暮らしで見出した新たな人生”. 海の事故ゼロの未来をつくるノート. 2022年11月29日閲覧。
  11. ^ globeマークが3人組新ユニット結成 GACKT音楽プロデューサーら参加”. ORICON STYLE (2016年1月29日). 2016年1月29日閲覧。
  12. ^ 令和4年度(2022)別府市の概要”. 別府市. 2022年11月29日閲覧。
  13. ^ globeマーク、エヴァ主題歌“逆輸入” 英語詞&EDM版を世界配信”. ORICON (2015年8月12日). 2015年8月12日閲覧。
  14. ^ マーク・パンサー公式Twitterアカウント@marcpantherの2018年5月31日のツイート2018年6月3日閲覧。
  15. ^ 『ラブリラン』公式Twitterアカウント@ytvdramaの2018年5月31日のツイート2018年6月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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