Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

コンテンツにスキップ

ビトー・ヒベイロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビトー・"シャオリン"・ヒベイロ
基本情報
本名 ヴィトール・ジ・ソウザ・ヒベイル
(Vítor de Souza Ribeiro)
通称 シャオリン (Shaolin)
柔術皇帝
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1978-11-02) 1978年11月2日(46歳)
出身地 リオデジャネイロ州リオデジャネイロ
所属 アリアンシ柔術
ノヴァウニオン
身長 173cm
体重 70kg
階級 ライト級
バックボーン ブラジリアン柔術
テーマ曲 Tropa De Elite
(Tijuana)
テンプレートを表示
獲得メダル
ブラジルの旗 ブラジル
男子 グラップリング
アブダビコンバット
2003 サンパウロ 77kg級

ビトー・"シャオリン"・ヒベイロVítor "Shaolin" Ribeiro1978年11月2日 - )は、ブラジル男性柔術家総合格闘家リオデジャネイロ州リオデジャネイロ出身。ノヴァウニオン所属。ブラジリアン柔術四段。元Cage Rage世界ライト級王者。元修斗世界ライト級王者[1]

ブラジリアン柔術の強豪でもあり、その実績から「柔術皇帝」の異名を持つ。レオナルド・サントスマーシオ・フェイトーザレオナルド・ヴィエイラと並び、黄金のレーヴィ級四天王の1人と呼ばれていた。アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラをはじめ、多くの柔術家がベストの柔術家として名前をあげるほどの技術を持っている。

来歴

[編集]

1999年12月11日、VALE TUDO JAPAN '99に、シークレットマッチ(ブラジリアン柔術ルール)として組まれた中井祐樹戦を行うために初来日。10-0でポイント勝ち。

2002年12月14日、修斗川尻達也と対戦し、判定勝ち。

2003年5月、アブダビコンバット77kg未満級に出場。準決勝でマルセロ・ガッシアにバックからのチョークスリーパーで失神させられ一本負け。

2003年12月14日、修斗世界ウェルター級(-70kg)チャンピオンシップでヨアキム・ハンセンと対戦し、肩固めで一本勝ちを収め王座獲得に成功した。

2004年7月9日、修斗で石田光洋と対戦し、判定勝ち。

2004年12月14日、修斗世界ウェルター級チャンピオンシップで川尻達也と再戦し、パウンドでTKO負けを喫し王座陥落した。

Cage Rage

[編集]

2005年9月10日、Cage Rage初参戦となったCage Rage 13の世界ライト級タイトルマッチでジーン・シウバと対戦し、肩固めで一本勝ちを収め王座獲得に成功した。

2006年2月4日、初参戦となったMARS光岡映二と対戦し、判定勝ち。

2006年9月30日、Cage Rage 18の世界ライト級タイトルマッチで英国王者アブドゥル・モハメッドと対戦し、チキンウィングアームロックで一本勝ちを収め初防衛に成功した。

2006年12月9日、Cage Rage 19の世界ライト級タイトルマッチで中村大介と対戦し、ストレートアームバーで一本勝ちを収め2度目の防衛に成功した。

HERO'S

[編集]

2007年3月12日、初参戦となったHERO'S上山龍紀と対戦し、腕ひしぎ三角固め(腕ひしぎ裏三角固め、HERO'Sの公式記録は腕ひしぎ十字固め)で一本勝ち。

2007年7月16日、HERO'S ミドル級(-70kg)王者決定トーナメント1回戦で宮田和幸と対戦し、肩固めで一本勝ち。

2007年9月17日、HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント準決勝でJ.Z.カルバンと対戦し、パウンドでTKO負けを喫した。

DREAM

[編集]

2008年DREAMライト級グランプリに出場予定であったが[2]、カルバン戦での目の負傷により出場できなかった。

2009年4月5日、1年7か月ぶりの復帰戦となったDREAM.8永田克彦と対戦し、グラウンドの膝蹴りで永田の右こめこみをカットさせドクターストップでTKO勝ちを収めた。

2009年7月20日、DREAM.10青木真也と対戦。スタンドでの攻防で劣勢となり、判定負け。試合後、判定基準への不満と、青木の戦法への不満を漏らした。

Strikeforce

[編集]

2010年5月15日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: Heavy Artilleryライル・ビアボームと対戦し、1-2の判定負け。試合後には結果に納得がいかずミズーリ州アスレチック・コミッションを提訴したが裁定は覆らなかった。

2010年11月19日、Strikeforce Challengers 12でジャスティン・ウィルコックスと対戦し、0-3の判定負けを喫した[3]

2013年8月9日、総合格闘技からの引退を表明。引退後はニュージャージー州アスレチック・コントロール・ボードでレフェリーのライセンスを取得した[4]

人物・エピソード

[編集]
  • 背中に「ヴィトー・ヒベイルー」とカタカナで刺青を彫っている。カタカナとしては「ヒベイロ」と書くべきなのだが、彫師のミスでこうなった。これを指摘されて、シャオリンはがっかりしたという。
  • 数年前、ノヴァウニオンJAPANよりポルトガル語の発音では「ヒベイル」となるのでそのように表記してほしいとマスコミ各社に通達があったが、ノヴァウニオンJAPANのサイトでは「ヒベイロ」となっている。

戦績

[編集]

総合格闘技

[編集]
総合格闘技 戦績
25 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
20 2 12 6 0 0 0
5 2 0 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ジャスティン・ウィルコックス 5分3R終了 判定0-3 Strikeforce Challengers 12 2010年11月19日
× ライル・ビアボーム 5分3R終了 判定1-2 Strikeforce: Heavy Artillery 2010年5月15日
× 青木真也 2R(10分/5分)終了 判定0-3 DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009 決勝戦 2009年7月20日
永田克彦 1R 7:58 TKO(ドクターストップ) DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦 2009年4月5日
× J.Z.カルバン 1R 0:35 TKO(パウンド) HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント決勝戦
【ミドル級トーナメント 準決勝】
2007年9月17日
宮田和幸 2R 1:54 肩固め HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦
【ミドル級トーナメント 1回戦】
2007年7月16日
上山龍紀 1R 1:48 腕ひしぎ三角固め HERO'S 2007 開幕戦 〜名古屋初上陸〜 2007年3月12日
中村大介 1R 3:55 ストレートアームバー Cage Rage 19: Fearless
【Cage Rage世界ライト級タイトルマッチ】
2006年12月9日
アブドゥル・モハメッド 1R 4:27 チキンウィングアームロック Cage Rage 18: Battleground
【Cage Rage世界ライト級タイトルマッチ】
2006年9月30日
クリス・ブレナン 2R 3:25 ギブアップ(目の負傷) Gracie FC: Team Gracie vs. Team Hammer House 2006年3月3日
光岡映二 5分3R終了 判定3-0 MARS in 有明 2006年2月4日
ジーン・シウバ 2R 4:18 肩固め Cage Rage 13: No Fear
【Cage Rage世界ライト級タイトルマッチ】
2005年9月10日
ジェラルド・ストレベント 1R 1:13 フロントチョーク Cage Rage 12: The Real Deal 2005年7月2日
加藤鉄史 3R 2:32 肩固め Rumble on the Rock 7 2005年5月7日
× 川尻達也 2R 3:11 TKO(パウンド) 修斗 15th Anniversary
【修斗世界ウェルター級チャンピオンシップ】
2004年12月14日
石田光洋 5分3R終了 判定3-0 Shooto Hawaii: Soljah Fight Night 2004年7月9日
ヨアキム・ハンセン 2R 2:27 肩固め 修斗
【修斗世界ウェルター級チャンピオンシップ】
2003年12月14日
アイヴァン・メンジバー 5分3R終了 判定3-0 Absolute Fighting Championships 4 2003年7月9日
雷暗暴 5分3R終了 判定3-0 修斗 2003年5月4日
川尻達也 5分3R終了 判定3-0 修斗 2002年12月14日
エディ・ヤギン 2R 2:23 肩固め WFA 3: Level 3 2002年11月23日
鶴屋浩 5分3R終了 判定3-0 修斗 TREASURE HUNT 10 2002年9月16日
ジョー・ハーリー 2R 1:19 肩固め WFA 2: Level 2 2002年7月5日
中山巧 2R 0:51 肩固め HOOKnSHOOT: Relentless 2002年5月25日
チャーリー・コーラー 1R 3:50 TKO(ドクターストップ) World Fighting Alliance 1 2001年11月3日

グラップリング

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
クリス・ブラウン 判定 ADCC 2003
【77kg未満級 3位決定戦】
2003年5月17日
× マルセロ・ガッシア チョークスリーパー ADCC 2003
【77kg未満級 準決勝】
2003年5月17日
中井祐樹 10分終了 ポイント0-10 VALE TUDO JAPAN '99
【ブラジリアン柔術ルール】
1999年12月11日

獲得タイトル

[編集]

総合格闘技

[編集]

ブラジリアン柔術

[編集]
  • 世界柔術選手権 黒帯ペナ級(-67kg) 準優勝(1997年)
  • 世界柔術選手権 黒帯レーヴィ級(-73kg) 優勝(1999年)
  • 世界柔術選手権 黒帯レーヴィ級 優勝(2000年)
  • 世界柔術選手権 黒帯メジオ級(-79kg) 優勝(2001年)
  • ブラジル柔術選手権 黒帯ペナ級 優勝(1998年)
  • ブラジル柔術選手権 黒帯レーヴィ級 準優勝(1999年)
  • パンアメリカン柔術選手権 黒帯レーヴィ級 準優勝(1998年)

その他

[編集]
  • リオデジャネイロレスリング選手権 フリースタイル70kg級 優勝(2000年)
  • 第5回アブダビコンバット 77kg未満級 3位(2003年)

脚注

[編集]
  1. ^ 当時はウェルター級(-70kg)王座
  2. ^ 宇野・メレンデス欠場。マッハ×門馬決定 BoutReview 2008年3月7日
  3. ^ 【Challengers】シャオリン、成す術なく落日の判定負け MMAPLANET 2010年11月20日
  4. ^ MMA veteran Vitor Ribeiro to referee two UFC Fight Night 45 bouts MMA Fighting 2014年7月8日

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
前王者
ヨアキム・ハンセン
第7代修斗世界ライト級王者

2003年12月14日 - 2004年12月14日

次王者
川尻達也
前王者
ジーン・シウバ
第3代Cage Rage世界ライト級王者

2005年9月10日 - 2008年10月20日

次王者
王座廃止