石井満
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石井 満(いしい みつる、1891年2月9日 - 1977年11月13日)は、日本の作家、出版人、教育学者。
経歴
[編集]千葉県生まれ。第一高等学校在学時代は芥川龍之介らと同期であった。 東京帝国大学法科大学卒業。 大学院で交通政策を学ぶ[1]。 新渡戸稲造に師事。鉄道院事務官、東京市電気局総務課長を経て、1946年日本出版協会会長。
GHQの指導で戦争責任を問われた出版社の粛清を行い、夏目漱石の著作権問題の処理に当たった。学校法人精華学園理事長などを務めた。
著書
[編集]- 『旅から旅へ』(佐藤出版部) 1919
- 『鉄道と社会』(鉄道青年会本部) 1920
- 『婦人に味方して』(三田書房) 1921
- 『愛と女性を中心として』(新生社) 1922
- 『金と女の国のうらおもて』(丙午出版社) 1924
- 『鉄道読本』(日本交通学会) 1926
- 『婦人参政の話』(アルス) 1930
- 『女人極楽郷』(日本評論社) 1931
- 『悩みに答へる』(平凡社) 1934
- 『新渡戸稲造伝』(関谷書店) 1934
- 『家庭読本』(関谷書店) 1935
- 『熱血児ムッソリニの全貌』(ヤシマ書房) 1935
- 『石井満随筆集 第1集 人生と交通』(春秋社) 1936
- 『社会の新歩道 講話集』(春秋社) 1936
- 『長尾半平伝』(教文館) 1937
- 『鉄道精神読本』(春秋社) 1938
- 『日本の孝道』(春秋社) 1938
- 『千石興太郎伝』(産業組合新聞社等) 1939
- 『逞しき建設』(教文館) 1940
- 『鉄道生活訓』(鉄道研究社) 1941
- 『新女性訓』(時代社、婦人文化叢書) 1942
- 『中村雄次郎伝』(中村雄次郎伝記刊行会) 1943.2
- 『日本鉄道創設史話』(法政大学出版局) 1952
- 『すぐに役立つ新討論の実例 その理論と要領』(信友社) 1954
- 『アメリカ文学遊覧 ホイットマン詩集「草の葉」百年記念』(精華学園出版部) 1955
- 『人は話す力をもっている 話し方の基本』(精華学園出版部・法政大学出版局) 1956.11
- 『読書は力である』(精華学園出版部) 1957
- 『リンカン 奴隷解放の先駆者』 (旺文社文庫) 1965
翻訳
[編集]- 『濫費の悲劇』(スチュアート・チェース、松柏館書店) 1934
脚注
[編集]- ^ 上田正昭, 津田秀夫, 永原慶二, 藤井松一, 藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 91頁。