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呉市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くれし ウィキデータを編集
呉市

正章

略章
市旗 市章
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 広島県
市町村コード 34202-5
法人番号 9000020342025 ウィキデータを編集
面積 352.04km2
総人口 197,908[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 562人/km2
隣接自治体 広島市東広島市江田島市安芸郡坂町熊野町豊田郡大崎上島町
愛媛県松山市今治市
市の木 かし
市の花 つばき
呉市役所
市長 新原芳明
所在地 737-8501
広島県呉市中央4丁目1番6号
北緯34度14分57秒 東経132度33分57秒 / 北緯34.24922度 東経132.56572度 / 34.24922; 132.56572座標: 北緯34度14分57秒 東経132度33分57秒 / 北緯34.24922度 東経132.56572度 / 34.24922; 132.56572
地図
市庁舎位置

外部リンク 呉市

呉市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

呉市(くれし)は、広島県の南西部に位置する瀬戸内海に面しており、中核市に指定されている。

概要

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地形的に天然の良港と言われ、古くは村上水軍の一派が根城にしており、明治時代以降は、帝国海軍海上自衛隊の拠点となっている。

第二次世界大戦中は、呉鎮守府呉海軍工廠が置かれた帝国海軍軍港でもあった。2005年3月20日に周辺の安芸郡音戸町倉橋町蒲刈町豊田郡安浦町豊浜町豊町を編入した。これによって呉市は本州にある地域と下蒲刈島、情島に加え、南の倉橋島、上蒲刈島豊島大崎下島を加えて人口25万人規模の市となった。2016年の中核市指定と同時に保健所政令市に指定された。 今は広中央中学校や広小学校などがある広町が有名

造船鉄鋼パルプ・機械・金属などを中心とした臨海工業都市として発展している。また、大和ミュージアムてつのくじら館など海軍・海上自衛隊に関する博物館がある。

地域おこしとして、京都府舞鶴市と共に大日本帝国海軍肉じゃがの由来とうたい、肉じゃが発祥の街を名乗っている。

市内仁方地区のやすりの生産量は日本一[1]

海軍・海上自衛隊とのかかわり

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呉基地の夜景

明治時代には第二海軍区鎮守府呉鎮守府、通称「呉鎮」)が開庁された。戦前は呉海軍工廠において世界最大の戦艦でもある「大和」などが建造され、東洋一の軍港・日本一の工廠として知られていた。呉海軍工廠は造船技術の卓越は言うまでもなく、早くから出雲安来の和鋼に着目し、特殊鋼として応用するなどの先端的な軍需鉄鋼研究の拠点でもあった。このため、太平洋戦争末期には米軍による呉軍港空襲を受け、大きな損害を受けている。

鉄鋼関係の技術はJFE日新製鋼などの大手鉄鋼メーカに引き継がれ、呉海軍工廠はIHIに引き継がれジャパン マリンユナイテッド呉工場として現役、また軍事拠点の流れとしては護衛艦隊潜水艦隊や練習艦などが所属する海上自衛隊呉基地があり、その敷地内には海上自衛隊呉地方総監部が設置されている。呉で勤務している海上自衛隊員は総員6,600名に達する。旧海軍呉鎮庁舎は呉地方総監部第一庁舎として使用され、日曜日には一般公開されている。呉鎮により建設されたインフラが現役で利用されており、例えば本庄ダム二級ダム宮原浄水場は軍用水道施設として建設されたものを呉市が引き継いでいる。

また大和ミュージアムてつのくじら館に代表されるように、2010年代現在これらの防衛・軍事関連施設は観光資源ともなっている。2016年には「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 ~日本近代化の躍動を体感できるまち~」として日本遺産に認定された。

地理

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地形・地勢

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呉市中心部周辺の空中写真。
2009年4月29日撮影の15枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

広島県の南西部に位置する。山がちで平地が少なく、市内の中央地区と広地区は休山で分断されている。主要な島々は、本州側と橋で繋がっている。

気候

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温暖な瀬戸内海式気候であり、夏は暑さが厳しく、冬は広島市と比べて雪が少ない。 積雪もほとんどないが、市内でも標高の高い一部地域では路面の凍結などがみられるため、注意が必要である[2]

呉特別地域気象観測所(呉市宝町、標高4m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 19.0
(66.2)
21.5
(70.7)
23.8
(74.8)
28.1
(82.6)
30.7
(87.3)
33.7
(92.7)
36.9
(98.4)
37.8
(100)
36.1
(97)
31.1
(88)
26.3
(79.3)
22.7
(72.9)
37.8
(100)
平均最高気温 °C°F 9.5
(49.1)
10.2
(50.4)
13.6
(56.5)
18.7
(65.7)
23.3
(73.9)
26.1
(79)
29.9
(85.8)
31.5
(88.7)
28.1
(82.6)
22.9
(73.2)
17.3
(63.1)
11.9
(53.4)
20.3
(68.5)
日平均気温 °C°F 6.1
(43)
6.5
(43.7)
9.6
(49.3)
14.4
(57.9)
19.0
(66.2)
22.4
(72.3)
26.5
(79.7)
27.9
(82.2)
24.5
(76.1)
19.2
(66.6)
13.6
(56.5)
8.4
(47.1)
16.5
(61.7)
平均最低気温 °C°F 2.8
(37)
3.0
(37.4)
5.7
(42.3)
10.4
(50.7)
15.2
(59.4)
19.4
(66.9)
23.8
(74.8)
25.0
(77)
21.5
(70.7)
15.8
(60.4)
10.0
(50)
5.0
(41)
13.1
(55.6)
最低気温記録 °C°F −5.4
(22.3)
−7.1
(19.2)
−4.9
(23.2)
−0.5
(31.1)
4.7
(40.5)
10.1
(50.2)
14.8
(58.6)
16.4
(61.5)
9.7
(49.5)
4.4
(39.9)
0.0
(32)
−5.5
(22.1)
−7.1
(19.2)
降水量 mm (inch) 41.5
(1.634)
59.3
(2.335)
106.7
(4.201)
126.0
(4.961)
147.2
(5.795)
217.9
(8.579)
251.4
(9.898)
113.2
(4.457)
143.7
(5.657)
97.2
(3.827)
65.1
(2.563)
48.3
(1.902)
1,417.2
(55.795)
平均降水日数 (≥0.5 mm) 5.8 7.6 10.2 9.8 9.5 11.8 10.5 7.6 9.3 7.0 6.5 6.5 102.1
湿度 63 63 63 63 67 75 76 73 70 66 66 65 68
平均月間日照時間 140.7 145.7 181.7 194.8 212.3 155.9 183.9 217.9 166.8 176.0 150.5 141.6 2,067.9
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1894年-現在)[3][4]
呉市蒲刈(2009年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 16.3
(61.3)
19.8
(67.6)
21.3
(70.3)
27.4
(81.3)
30.3
(86.5)
31.5
(88.7)
34.9
(94.8)
36.4
(97.5)
35.6
(96.1)
31.8
(89.2)
25.6
(78.1)
21.4
(70.5)
36.4
(97.5)
平均最高気温 °C°F 9.9
(49.8)
10.2
(50.4)
13.4
(56.1)
17.8
(64)
22.6
(72.7)
25.3
(77.5)
28.9
(84)
31.4
(88.5)
27.9
(82.2)
22.8
(73)
17.5
(63.5)
11.9
(53.4)
20.0
(68)
日平均気温 °C°F 6.6
(43.9)
6.7
(44.1)
9.6
(49.3)
13.7
(56.7)
18.2
(64.8)
21.5
(70.7)
25.2
(77.4)
27.1
(80.8)
24.1
(75.4)
19.3
(66.7)
14.1
(57.4)
8.7
(47.7)
16.2
(61.2)
平均最低気温 °C°F 3.4
(38.1)
3.4
(38.1)
6.0
(42.8)
10.1
(50.2)
14.5
(58.1)
18.6
(65.5)
22.4
(72.3)
24.1
(75.4)
21.3
(70.3)
16.3
(61.3)
11.0
(51.8)
5.6
(42.1)
13.1
(55.6)
最低気温記録 °C°F −3.5
(25.7)
−2.7
(27.1)
−0.4
(31.3)
3.2
(37.8)
6.1
(43)
12.6
(54.7)
17.8
(64)
18.7
(65.7)
15.2
(59.4)
9.0
(48.2)
3.8
(38.8)
−0.6
(30.9)
−3.5
(25.7)
降水量 mm (inch) 48.5
(1.909)
65.7
(2.587)
109.3
(4.303)
118.8
(4.677)
116.2
(4.575)
230.0
(9.055)
265.8
(10.465)
115.8
(4.559)
161.3
(6.35)
131.2
(5.165)
80.1
(3.154)
68.8
(2.709)
1,524.4
(60.016)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 4.6 7.3 8.4 8.3 7.2 10.9 9.3 7.2 8.3 7.4 6.7 6.6 92.9
平均月間日照時間 174.6 157.7 198.5 208.0 236.3 164.7 189.4 242.2 174.5 183.9 165.7 157.5 2,253.5
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[5]

隣接している自治体・行政区

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地区と町

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呉市は市域を18の地区に分けている[6][7][8]市制後に編入された市域は、編入前の各町村が地区となっており、旧町村名から「~町」または「~村」を除いた地区名になっている(「~地区」は公式には付けないことが多い)。

地区 読み 旧町村 主な島嶼 人口[9] 面積/km2 編入年 大字
中央 ちゅうおう 053489 020.07 (1902) 朝日町・吾妻・内神町・畝原町・江原町・海岸・上内神町・上長迫町・上二河町・上畑町・上平原町・上山田町・北塩屋町・郷町・幸町・三条・三和町・清水・下山田町・昭和町・新宮町・宝町・中央・築地町・寺本町・中通・長迫町・長ノ木町・二河町・二河峡町・西愛宕町・西片山町・西川原石町・西塩屋町・西鹿田・西惣付町・西辰川・西谷町・西中央・西畑町・西三津田町・光町・東愛宕町・東片山町・東川原石町・東塩屋町・東鹿田町・東惣付町・東辰川町・東中央・東畑・東三津田町・平原町・伏原・望地町・本町・本通・溝路町・南辰川町・八幡町・山手・両城・和庄・和庄登町・和庄本町
宮原 みやはら 008192 003.95 (1902) 宮原・坪ノ内町・船見町・青山町・室瀬町・神原町
警固屋 けごや 警固屋町 005523 004.20 1928 警固屋・警固屋町・的場・見晴
吉浦 よしうら 吉浦町 011220 008.12 1928 晴海町・若葉町・吉浦池ノ浦町・吉浦潭鼓町・吉浦新町・吉浦東町・吉浦神賀町・吉浦新出町・吉浦東本町・吉浦中町・吉浦本町・吉浦松葉町・吉浦上城町・吉浦岩神町・吉浦西城町・吉浦宮花町・狩留賀町・梅木町・汐見町・大山町・弥生町・長谷町・瀬戸見町・吉浦町
阿賀 あが 阿賀町 016434 014.56 1928 阿賀北・阿賀中央・阿賀南・阿賀町
仁方 にがた 仁方町 007151 010.51 1941 仁方本町・仁方大歳町・仁方桟橋通・仁方中筋町・仁方宮上町・仁方宮上町・仁方西神町・仁方錦町・仁方皆実町・仁方町
ひろ 広村 046121 032.73 1941 広横路・広大広・広石内・広弁天橋町・広三芦・広中迫町・広塩焼・広町田・広徳丸町・広古新開・広文化町・広多賀谷・広末広・広本町・広中新開・広杭本町・広吉松・広中町・広駅前・広大新開・広両谷・広白石・広白岳・広名田・広津久茂町・広長浜・広黄幡町・広小坪・広町
天応 てんのう 天応町 004423 003.94 1956 天応福浦町・天応伝十原町・天応西条・天応大浜・天応東久保・天応南町・天応宮町・天応塩谷町
昭和 しょうわ 昭和村 035415 027.76 1956 焼山ひばりヶ丘町・焼山此原町・焼山松ヶ丘・焼山桜ヶ丘・焼山政畝・焼山西・焼山中央・焼山東・焼山南・神山・焼山三ツ石町・焼山宮ヶ迫・焼山北・焼山本庄・焼山泉ヶ丘・押込・押込西平町・焼山町・苗代町・栃原町・押込町
郷原 ごうはら 郷原村 004954 003.95 1956 郷原学びの丘・郷原野路の里・郷原町
下蒲刈 しもかまがり 下蒲刈町 下蒲刈島 001809 008.72 2003 下蒲刈町下島・下蒲刈町三之瀬
川尻 かわじり 川尻町 009380 016.85 2004 川尻町岩戸・川尻町柳迫・川尻町才野谷・川尻町後懸・川尻町板休・川尻町要垣内・川尻町大原・川尻町小畑・川尻町真光地・川尻町小用・川尻町小仁方・川尻町東・川尻町西・川尻町森・川尻町小用・川尻町久俊・川尻町久筋・川尻町原山
音戸 おんど 音戸町 倉橋島 013164 018.75 2005 音戸町坪井・音戸町引地・音戸町鰯浜・音戸町北隠渡・音戸町南隠渡・音戸町高須・音戸町波多見・音戸町畑・音戸町有清・音戸町先奥・音戸町藤脇・音戸町早瀬・音戸町田原・音戸町渡子・音戸町大字音戸・音戸町大字渡子
倉橋 くらはし 倉橋町 倉橋島 006439 054.46 2005 倉橋町
蒲刈 かまがり 蒲刈町 上蒲刈島 002198 018.90 2005 蒲刈町大浦・蒲刈町田戸・蒲刈町宮盛・蒲刈町向
安浦 やすうら 安浦町 011894 063.54 2005 安浦町大字赤向坂・安浦町大字安登・安浦町大字内海・安浦町大字内平・安浦町大字女子畑・安浦町大字下垣内・安浦町大字中切・安浦町大字中畑・安浦町大字原畑・安浦町大字三津口・安浦町安登西・安浦町安登東・安浦町中央ハイツ・安浦町中央北・安浦町水尻・安浦町三津口・安浦町内海北・安浦町内海南
豊浜 とよはま 豊浜町 豊島
大崎下島
001764 011.68 2005 豊浜町大字豊島・豊浜町大字大浜・豊浜町大字斎島
ゆたか 豊町 大崎下島 002338 014.08 2005 豊町御手洗・豊町大長・豊町久比・豊町沖友
241908 353.76

歴史

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市名の由来

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いくつかの説がある[10]

  • 呉一帯を囲む連峰を「九嶺(きゅうれい)」と呼び、それが訛って「くれ」になったという説。なお、市章はこれにあやかり、カタカナの「レ」9つで星形をかたどったものである[11]
  • 灰ヶ峰から伐採したくれ(榑、板材の意)が特産品として有名になったことに由来する。
  • 昔、古代からこの地方の周辺に住んでいた古代朝鮮半島出身の人々を「くれ人」(漢字なし)と呼んでいて、それが時代を経て中世ごろ、呉(くれ)と呼ぶようになったという説。

沿革

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1924年都市計画図
1924年都市計画図
1945年戦災概況図
1945年戦災概況図

行政

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市長

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  • 市長:新原芳明 - 2017年11月19日就任(2期目)[26]
  • 副市長:江田頼宜(前・国土交通省大臣官房付)
  • 副市長:阿原亨(2023年1月1日 - )前・福山市役所総務部長[27]
  • 教育長:寺本有伸(2018年4月 - 、2021年再任、2024年再任、任期3年)[28]

歴代市長[29]

市長名 任期 任期数
官選
佐久間義一郎 1903年(明治36年)2月4日 - 1903年(明治36年)6月8日 1
2 - 3 荒尾金吾 1903年(明治36年)8月27日 - 1911年(明治44年)8月28日 2
4 - 5 沢原俊雄[30] 1911年(明治44年)11月28日 - 1917年(大正6年)7月6日 2
6 天野健太郎[30] 1917年(大正6年)8月17日 - 1921年(大正10年)8月16日 1
7 春藤嘉平 1922年(大正11年)2月2日 - 1925年(大正14年)1月16日 1
8 橋本正治 1925年(大正14年)4月24日 - 1927年(昭和2年)3月11日 1
9 勝田登一[30] 1927年(昭和2年)6月13日 - 1930年(昭和5年)11月25日 1
10 佐々木英雄 1930年(昭和5年)11月25日 - 1932年(昭和7年)12月21日 1
11 渡辺伍 1932年(昭和7年)12月26日 - 1935年(昭和10年)5月12日 1
12 松本勝太郎 1935年(昭和10年)6月13日 - 1936年(昭和11年)9月1日 1
13 - 14 水野甚次郎[31] 1937年(昭和12年)5月4日 - 1941年(昭和16年)12月13日 2
15 鈴木登 1942年(昭和17年)1月11日 - 1946年(昭和21年)1月10日 1
16 水野甚次郎[31] 1946年(昭和21年)1月14日 - 1946年(昭和21年)11月15日 1
公選
17 - 18 鈴木術 1947年(昭和22年)4月5日 - 1954年(昭和29年)3月21日 2
19 - 20 松本賢一 1954年(昭和29年)4月18日 - 1961年(昭和36年)10月31日 2
21 - 24 奥原義人 1961年(昭和36年)11月19日 - 1977年(昭和52年)11月18日 4
25 - 28 佐々木有 1977年(昭和52年)11月19日 - 1993年(平成5年)11月18日 4
29 - 31 小笠原臣也 1993年(平成5年)11月19日 - 2005年(平成17年)11月18日 3
32 - 34 小村和年 2005年(平成17年)11月19日 - 2017年(平成29年)11月18日 3
35 - 36 新原芳明 2017年(平成29年)11月19日 - 現職 2

市のシンボル

[編集]
いずれも1972年(昭和47年)10月1日に市制70周年を記念して選定。
  • 市の日 - 10月1日(呉市記念日)
  • 市歌
1928年(昭和3年)に呉日日新聞社から寄贈された「呉市歌」(作詞:松本清、作曲:藤井清水)および、1952年(昭和27年)に市制50周年を記念して選定された「呉市歌」(作詞:重園贇雄、作曲:宮原禎次)の同名2曲が存在するが、現在は例規集に掲載されている1928年版のみが市の行事で演奏される。

議会

[編集]

呉市議会

[編集]

広島県議会

[編集]
  • 選挙区:呉市選挙区
  • 定数:5人
  • 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:189,034人
  • 投票率:48.06%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数 備考
奥原信也 76 自由民主党 15,731票 2022年3月15日に辞職[33]
坪川竜大 48 自由民主党 13,730票
下西幸雄 64 公明党 13,700票
城戸常太 73 自由民主党 11,614票
犬童英徳 74 無所属 11,488票
弘中礼二郎 51 無所属 11,324票
宮政利 60 無所属 9,984票
福田泰崇 46 無所属 2,004票

衆議院

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当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
寺田稔 63 自由民主党 74,362票
野村功次郎 51 立憲民主党 41,788票

公共施設

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官公庁

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文化施設

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呉市海事歴史科学館
呉市中央図書館

水道施設

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  • 呉市上下水道局

主要な医療機関

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商業施設

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れんがどおり

大型商業施設

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呉駅前に市内唯一の百貨店そごう呉店があったが、2013年1月に閉店した。

商店街

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メディア

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1949年まで呉新聞が存在した。

・月刊くれえばん(呉のタウン誌)1987年創刊

経済

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産業

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戦後は旧軍港市転換法により、呉海軍工廠跡を中心とした造船、機械、鉄鋼、金属などの製造業が発達した。

姉妹都市・友好都市

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人口

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呉市と全国の年齢別人口分布(2005年) 呉市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 呉市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
呉市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 306,222人
1975年(昭和50年) 311,786人
1980年(昭和55年) 302,766人
1985年(昭和60年) 293,584人
1990年(平成2年) 280,429人
1995年(平成7年) 270,179人
2000年(平成12年) 259,224人
2005年(平成17年) 251,003人
2010年(平成22年) 239,973人
2015年(平成27年) 228,552人
2020年(令和2年) 214,592人
総務省統計局 国勢調査より

当時の市域における過去および現在の呉市の人口、広島県に対する人口比は次の通りである[35]。なお、呉市は2003年から2005年の間に下蒲刈町川尻町音戸町倉橋町蒲刈町安浦町豊浜町豊町を編入した[36]

「東洋一の軍港」として栄え、戦後は造船鉄鋼など重厚長大型産業とともに発展した呉市であった[37] が、人口の減少が著しく、2020年10月1日時点の国勢調査の確定値では過去5年間で13,960人減少し、中国地方の全市町村で最大の減少数となった[38]日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の閉鎖によって更に人口減少が加速する懸念もある[38]

教育

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大学・高等専門学校

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高等学校

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中学校

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小学校

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義務教育学校

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幼稚園 

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特別支援学校

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学校教育以外の施設

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交通

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鉄道

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
市電(廃止)

バス

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呉市生活バスの車両
(川尻地区生活バス、野呂山タクシー
コミュニティ交通
路線バス
公営バス(廃止)

船舶

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道路

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江能倉橋と、とびしま海道

地域

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健康

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平均年齢
50.47歳(男性:48.14歳、女性:52.62歳)
呉市モデル
呉市が2005年度より開始した保健事業。市民の健康増進や重症化予防をめざし、レセプトや特定健診の各種データを分析し、その抽出結果に応じて施策を実行した。結果的に医療費の適正化につながったとされる。2014年には、厚生労働省が「データヘルス計画」を先取りする事例として取り上げた[45]

市外局番

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郵便番号

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  • 呉郵便局  :737-00xx、737-08xx、737-09xx、737-85xx、737-86xx、737-87xx
  • 音戸郵便局 :737-12xx
  • 倉橋郵便局 :737-13xx
  • 広郵便局  :737-01xx
  • 蒲刈郵便局 :737-04xx、737-03xx[注釈 2]
  • 川尻郵便局 :737-26xx、737-25xx[注釈 3]
  • 御手洗郵便局:734-03xx、734-01xx[注釈 4]

名所・旧跡・観光スポット

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灰ヶ峰から見た呉市中心部

祭事・催事

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出身者

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政治

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行政、司法

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学者

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実業家

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マスコミ

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音楽

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芸能関係

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文学・漫画

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美術

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スポーツ

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野球

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バスケットボール

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競馬

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その他スポーツ

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その他

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ゆかりのある人物

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特産物・名物

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メロンパン

呉市を舞台にした作品

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2005年6月に呉市へ譲渡、その後「グリーンピアせとうち」へ名称変更。
  2. ^ 「737-03xx」地域は元・下蒲刈郵便局管轄。2021年に下蒲刈郵便局の無集配局化に伴って蒲刈郵便局へ移管。
  3. ^ 「737-25xx」地域は元・安浦郵便局管轄。2021年に安浦郵便局の無集配局化に伴って川尻郵便局へ移管。
  4. ^ 「734-01xx」地域は元・豊島郵便局管轄。2006年に豊島郵便局の無集配局化に伴って御手洗郵便局へ移管。

出典

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  1. ^ 株式会社 広島鑢製造所(広島県) テレビ新広島 2024年9月6日閲覧。
  2. ^ 広島国道事務所からのお知らせ
  3. ^ 平年値ダウンロード”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
  4. ^ 観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
  5. ^ 呉市蒲刈 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月22日閲覧。
  6. ^ 町丁別人口(住民基本台帳)
  7. ^ A-1 市域の変せん A-2 位置と面積 A-3 有租地面積 - 呉市(面積)
  8. ^ 市内の公共施設(『市民暮らしのガイド』より) - 呉市(地図あり)
  9. ^ 住民基本台帳登録人口 平成23年3月31日現在
  10. ^ Re: 呉市の名前の由来を 教えてください”. くれナビ なんでも質問箱. 呉市産業部観光振興課 (2009年1月27日). 2013年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月28日閲覧。
  11. ^ 呉市章”. 市の概要. 呉市. 2017年2月11日閲覧。
  12. ^ a b 呉市の歴史 | 呉市
  13. ^ 5 市町村の廃置分合、境界変更及び名称変更[リンク切れ] 広島県総務局統計課
  14. ^ 明治35年9月1日内務省告示第63号[リンク切れ]「明治21年法律第1号市制第126条ニ依リ広島県安芸郡呉町ヲ市制施行地ニ指定シ明治35年10月1日ヨリ市制ヲ施行ス」
  15. ^ 呉東ロータリークラブ”. kure-east-rc.org. 2022年3月2日閲覧。
  16. ^ 年表『江田島町史』p545、江田島町史編さん審議会編、2001年10月1日、全国書誌番号:20196683
  17. ^ 『江田島町史』p546
  18. ^ 安浦町史編さん委員会編『安浦町史 通史編』巻末資料 p.1073 2004年3月31日発行
  19. ^ 『江田島町史』p549
  20. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、100頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  21. ^ 「17名生埋め 呉の土砂崩れ」『朝日新聞』昭和26年7月16日 3面
  22. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、88頁。ISBN 9784816922749 
  23. ^ “50여년前 66인의 北送저지 공작대를 아십니까”. 朝鮮日報. (2011年4月30日). http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/04/30/2011043000063.html 2011年4月30日閲覧。 
  24. ^ 「駐在所など流出 約20人生埋め」『朝日新聞』昭和42年7月10日朝刊、12版、15面
  25. ^ 『安浦町史 通史編』p1085
  26. ^ 『全国市町村要覧 令和01年版』(第一法規) p.337
  27. ^ 呉市副市長に阿原総務部長を起用へ”. 中国新聞デジタル (2022年12月15日). 2024年3月23日閲覧。
  28. ^ 呉市教育長に寺本氏再任 市議会が任命案同意”. 中国新聞デジタル (2024年3月22日). 2024年3月23日閲覧。
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  30. ^ a b c d e 『広島県紳士名鑑』呉市之部1 - 24頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年1月19日閲覧。
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  32. ^ 市長・市議会議員の任期満了日など”. 呉市ホームページ (2023年5月1日). 2023年10月29日閲覧。
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  35. ^ a b c d 国勢調査 - 広島県ホームページ
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  51. ^ 広島県呉市 - 国生さゆりオフィシャルブログ 2016年11月16日
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  53. ^ TIM 神様の宿題

参考文献

[編集]
  • 『広島県紳士名鑑』国民教育普及社、1917年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第31版』交詢社、1927年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
  • 帝国自治協会『全国市長銘鑑 自治制実施五十周年記念』帝国自治協会、1938年。

外部リンク

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