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* [[2023年]]([[令和]]5年)4月1日、組織改正に伴い[[生活安全部]]にある通信指令課を[[生活安全部]]地域課へ移し名称が通信指令室に、[[生活安全部]]生活安全捜査課にある[[サイバー犯罪対策室]]を格上げし生活安全部に新たに[[サイバー犯罪対策室|サイバー犯罪対策課]]として設置され改められた。また[[甲斐警察署]]管内に設置されている敷島北警察官駐在所を敷島交番へと格上げし、敷島北警察官駐在所と敷島南警察官駐在所は廃止された。 |
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== 本部組織 == |
== 本部組織 == |
2024年2月3日 (土) 17:16時点における版
山梨県警察 | |
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山梨県警察本部が入居する山梨県庁舎防災新館 | |
役職 | |
本部長 | 小柳津明(警視長) |
警務部長 | 梶原田鶴(警視正) |
組織 | |
上部組織 | 山梨県公安委員会 |
内部組織 |
総務室 警務部 生活安全部 刑事部 交通部 警備部 警察学校 警察署 |
概要 | |
所在地 | 山梨県甲府市丸の内1丁目6-1 |
ウェブサイト | |
山梨県警察 |
山梨県警察(やまなしけんけいさつ)は、山梨県が設置した警察組織。山梨県公安委員会の管理の下、山梨県内を管轄し、山梨県警と略称する。給与支払者は山梨県知事である。関東管区警察局管内。本部所在地は甲府市丸の内1丁目6-1。
沿革
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 警察法施行により山梨県警察発足。
- 2007年(平成19年)4月、警察署管轄の変更および統合を実施。
- 2013年(平成25年)11月、本部機能を新たに竣工した「防災新館」に移転。
- 2023年(令和5年)4月1日、組織改正に伴い生活安全部にある通信指令課を生活安全部地域課へ移し名称が通信指令室に、生活安全部生活安全捜査課にあるサイバー犯罪対策室を格上げし生活安全部に新たにサイバー犯罪対策課として設置され改められた。また甲斐警察署管内に設置されている敷島北警察官駐在所を敷島交番へと格上げし、敷島北警察官駐在所と敷島南警察官駐在所は廃止された。
本部組織
データ
警察署
2022年(令和4年)1月現在、12の警察署がある。また、分庁舎が3箇所、交番が23箇所、駐在所が117箇所ある。警察車両ナンバー地名は富士山北麓地域(富士吉田市と南都留郡)が「富士山」(静岡県富士山南麓地域と共通)、それ以外の地域が「山梨」となる。
※ | 地方 | 警察署名称 | 所在地 | 管轄区域 |
---|---|---|---|---|
山梨 | 国中 | 甲府警察署 | 甲府市中央1丁目10-1 | 甲府市の北部 |
南甲府警察署 | 甲府市中小河原町 404-1 |
甲府市の南部、中央市、中巨摩郡昭和町 | ||
南アルプス警察署 | 南アルプス市十五所 795-2 |
南アルプス市 | ||
甲斐警察署 | 山梨県甲斐市志田670 | 韮崎市、甲斐市 | ||
北杜警察署 | 北杜市長坂町長坂上条 2575-79 |
北杜市 | ||
鰍沢警察署 | 富士川町最勝寺1306 | 南巨摩郡富士川町、西八代郡市川三郷町 | ||
南部警察署 | 南部町南部9335-1 | 南巨摩郡南部町・早川町・身延町(本栖湖区域を除く) | ||
笛吹警察署 | 笛吹市石和町市部555 | 笛吹市 | ||
日下部警察署 | 山梨市北261 | 山梨市、甲州市 | ||
富士吉田警察署 | 富士吉田市旭1丁目5-1 | 南巨摩郡身延町(本栖湖区域) | ||
富士山 | 郡内 | 富士吉田市、南都留郡富士河口湖町・鳴沢村・忍野村・山中湖村 | ||
大月警察署 | 大月市大月町真木 197-3 |
南都留郡西桂町・道志村 | ||
山梨 | 大月市、都留市 | |||
上野原警察署 | 上野原市上野原3819 | 上野原市、北都留郡丹波山村・小菅村 |
警察署の再編
管内で発生した主な事件・事故
- 1969年(昭和44年)11月5日 - 大菩薩峠事件:塩山市(現:甲州市)の山小屋『福ちゃん荘』において、警視庁と合同の警察部隊が突入、潜伏中の共産主義者同盟赤軍派(赤軍派)53名のメンバーを凶器準備集合で逮捕、武器なども押収した。
- 1980年(昭和55年)
- 1993年(平成5年)8月10日 - 甲府信金OL誘拐殺人事件:甲府市で発生した身代金目的の誘拐殺人事件。
- 1995年(平成7年)3月22日 - 西八代郡上九一色村(現:南都留郡富士河口湖町)のオウム真理教関連施設を警視庁と合同で強制捜査。
- 2012年(平成24年)12月2日 - 笹子トンネル天井板落下事故:大月市笹子町の中央自動車道上り線笹子トンネルで天井板のコンクリート板が落下し、走行中の車複数台が巻き込まれて9人が死亡した事故。
冤罪事件
山梨県警が管轄した事件で、無罪が確定した冤罪事件を掲載する。
機動隊部隊マーク
不祥事
- 2007年7月 - 甲府警察署地域課の巡査長の私物PCがファイル交換ソフト「Winny」を介してウイルスに感染し、犯罪被害者ら約610人分の個人情報を含む捜査資料がインターネット上に流出した[2]。
- 2012年2月 - 甲府地方検察庁は20日、備品(廃棄した制帽や帽子の徽章、階級章など7種の支給品)を盗み、インターネットオークションで売却していたとして、窃盗の疑いで逮捕された刑事部捜査第一課の男性警部補(44歳)(懲戒免職処分)を「社会的制裁を受けている」などとして起訴猶予処分とした。元男性警部補は2008年3月~2010年12月に76回にわたりオークションに出品したと説明。このほかパトカーのランプなども業者から入手して出品、落札総額は約123万円に達するとのこと[3]。
- 2017年7月 - 日下部警察署刑事課の男性警部補(47歳)が14日午後11時10分ごろ、甲府市和戸町の飲食店の駐車場で酒気を帯びて乗用車を運転。バックさせた際に別の乗用車に衝突、110番通報で駆け付けた警察官が調べたところ、男性警部補の呼気から基準値を超えるアルコールが検出された。県警は15日、男性警部補を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した[4]。
- 2019年7月 - 鰍沢警察署の男性巡査長(28歳)が2018年12月28日ごろ、勤務していた南甲府警察署で、担当していた刑事事件の捜査書類4点をシュレッダーにかけたり、保管倉庫から証拠品1点を持ち出したりして廃棄したとして7月18日に公文書毀棄と証拠隠滅の疑いで書類送検された。また、県警は停職1ヵ月の懲戒処分とし、男性巡査長は同日付で依願退職[5]。
- 2019年7月 - 28日に県警生活安全捜査課の男性警部補(52歳)が他人の住宅の敷地内に立ち入ったとして住居侵入の現行犯で逮捕された。男性警部補は知人との飲み会に参加した後で、酩酊状態であった[6]。
- 2019年10月 - 猟銃所持者から許可更新の申請がされた際に、更新が認められない「欠格事由」があることに気付いたにもかかわらず、虚偽の書類を作成し、許可した。2021年10月15日、虚偽有印公文書作成・同行使の容疑で、県警本部に所属する一般職員3人と、元職員1人の計4人が書類送検された。元職員が主導し、「不更新の手続きをする方が煩雑になってしまうと思った」と話しているという[7]。
- 2020年6月20日 - タクシーに無賃乗車したとして逮捕され、甲府警察署で取り調べを受けていた男(45歳)が3階の部屋で昼食を食べていた際、監視していた署員の隙を見て逃走。警察は、緊急配備を敷いて行方を捜し、約20分後に100メートルほど離れた甲府市役所1階の男子トイレで男を発見し、確保した。県警は、監視していた男性巡査長(20代)が、居眠りをしていた可能性があるとみて調べてる。また県警は、監視役が当直勤務明けの署員だったことから勤務状況などを踏まえた人員配置など再発防止の徹底を6月25日までに各警察署へ指示した[8]。
- 2020年10月上旬 - 生活安全部の50歳代の男性警視が、通勤途上に身延線の電車内で、10代女性のスカート内を小型カメラで盗撮したとして、県警が事情聴取。県警はこの警視を書類送検する方針で、懲戒処分も検討している[9]。
- 2021年8月、東京パラリンピック警備のため、山梨県警から緊急事態宣言下の東京に派遣されていた「特別派遣部隊」の複数の男性隊員が内規に反して宿舎で飲酒し、深夜に外出して風俗店へ行き、市民とトラブルを起こし110番通報されていたことが同月30日、警察関係者への取材で分かったと報じられた。一般人にけがはなし。これを受け、山梨県警から派遣された約40人全員が警備から外れ、帰任させられた[10][11]。
この節の加筆が望まれています。 |
その他
県内に富士山、南アルプス、八ヶ岳といった山岳地域があることから、ウェブサイト上で山岳情報を提供する。シンボルマスコットは「ふじ君」。
関連項目
脚注
出典
- ^ 『朝日新聞』1980年8月16日東京朝刊第13版第一総合面1頁「山梨 保育園児誘かい 殺害 身代金要求男 13日ぶり逮捕 山中で絞殺 埋める 借金苦からの犯行自供 初動捜査遅れ 四日まで生存」(朝日新聞東京本社) - 『朝日新聞』縮刷版 1980年(昭和55年)8月号497頁
- ^ “山梨県警、犯罪被害者など610人の情報含む捜査資料がWinnyで流出”. INTERNET Watch 2007/02/27 12:41. 2020年7月21日閲覧。
- ^ “警部補を起訴猶予 山梨県警備品窃盗で検察”. 日本経済新聞 2012/4/20付. 2020年7月29日閲覧。
- ^ “酒気帯び運転容疑で警察官逮捕 駐車場で衝突事故 山梨”. 朝日新聞 2017年7月15日 11時00分. 2020年7月21日閲覧。
- ^ “捜査資料廃棄した疑い 巡査長を書類送検、山梨”. 産経新聞 2019.7.18 23:20. 2020年7月21日閲覧。
- ^ “住居侵入の疑いで警部補逮捕 山梨県警、酩酊状態で”. 産経新聞 2019.7.28 08:24. 2020年7月21日閲覧。
- ^ “山梨県警で猟銃許可不正 虚偽文書疑い4人書類送検”. 産経新聞 (2021年10月15日). 2021年10月16日閲覧。
- ^ “警察署から男が一時逃走 大窪県警本部長が陳謝「あってはならないこと」”. UTYテレビ山梨 2020.06.25 19:30. 2020年7月29日閲覧。
- ^ 取締りする側が… 山梨県警の警視が盗撮の疑い 書類送検の方針 NHKニュース 2020年10月30日
- ^ “パラ警備の山梨県警警察官、飲酒後トラブルで全員帰任”. 朝日新聞DIGITAL. (2021年8月30日) 2021年8月30日閲覧。
- ^ “パラ警備担当が飲酒、トラブル 山梨県警から派遣、全員帰任”. JIJI.COM (2021年8月31日). 2021年8月31日閲覧。
外部リンク
- 山梨県警察
- 山梨県警察 (@YamanashiPolice) - X(旧Twitter)