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'''六原駅'''(ろくはらえき)は、[[岩手県]][[胆沢郡]][[金ケ崎町]]大字尻丹蔵堰(みかじりたんぞうぜき)<!-- JR東日本の駅情報ページの記載に準拠 --><ref name="StationCd=1692" />にある、[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)・[[日本貨物鉄道]](JR貨物)[[東北本線]]の[[鉄道駅|駅]]である{{R|zeneki23}}。
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== 歴史 ==
== 歴史 ==
* [[1922年]]([[大正]]11年)[[5月20日]]:'''三尻信号場'''(みかじりしんごうじょう)として開設{{R|zeneki23}}<ref name="停車場">{{Cite book|和書|author=石野哲(編)|title=停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ|publisher=[[JTB]]|date=1998-10-01|edition=初版|isbn=978-4-533-02980-6|pages=410-411}}</ref>。
* [[1922年]]([[大正]]11年)[[5月20日]]:'''三尻信号場'''(みかじりしんごうじょう)として開設{{R|zeneki23}}<ref name="停車場">{{Cite book|和書|author=石野哲(編)|title=停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ|publisher=[[JTB]]|date=1998-10-01|edition=初版|isbn=978-4-533-02980-6|pages=410-411}}</ref>。
* [[1937年]]([[昭和]]12年)[[2月1日]]:駅に昇格し、'''六原駅'''が開業{{R|zeneki23}}{{R|停車場}}。旅客営業のみ{{R|停車場}}。
* [[1937年]]([[昭和]]12年)[[2月1日]]:駅に昇格し、'''六原駅'''が開業{{R|zeneki23}}{{R|停車場}}。旅客営業のみ{{R|停車場}}。
* [[1965年]](昭和40年)[[6月1日]]:白河パルプ工業(のちに[[三菱製紙]]から北上ハイテクペーパーに分社、[[2023年]]より再び[[三菱製紙]])北上工場への専用線が竣工。貨物の取扱いを開始{{R|停車場}}。専用線設置にあたり支障となるため駅本屋を改築<ref>{{Cite journal |和書|author=盛局建築課 |title=六原駅本屋 |journal=鉄道建築ニュース |date=1966-07-01 |number=1966年7月号(通巻199) |publisher=鉄道建築協会 |page=25 }}</ref>。
* [[1965年]](昭和40年)[[6月1日]]:白河パルプ工業(のちに[[三菱製紙]]から北上ハイテクペーパーに分社、[[2023年]]より再び[[三菱製紙]])北上工場への専用線が竣工。貨物の取扱いを開始{{R|停車場}}。専用線設置にあたり支障となるため駅本屋を改築<ref>{{Cite journal |和書|author=盛局建築課 |title=六原駅本屋 |journal=鉄道建築ニュース |date=1966-07-01 |number=1966年7月号(通巻199) |publisher=鉄道建築協会 |page=25 }}</ref>。

2024年9月9日 (月) 07:25時点における版

六原駅
駅舎(2023年6月)
ろくはら
Rokuhara
金ケ崎 (3.4 km)
(6.4 km) 北上
地図
岩手県胆沢郡金ケ崎町三ケ尻丹蔵堰11[1]
北緯39度13分40.11秒 東経141度5分51.11秒 / 北緯39.2278083度 東経141.0975306度 / 39.2278083; 141.0975306座標: 北緯39度13分40.11秒 東経141度5分51.11秒 / 北緯39.2278083度 東経141.0975306度 / 39.2278083; 141.0975306
所属事業者
所属路線 東北本線
キロ程 481.1 km(東京起点)
電報略号 ロク
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[2]
乗車人員
-統計年度-
233人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1937年昭和12年)2月1日[2]
備考 無人駅[新聞 1]乗車駅証明書発行機あり)
  1. ^ 貨物列車の発着はなし、オフレールステーションを併設。
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六原駅(ろくはらえき)は、岩手県胆沢郡金ケ崎町三ケ尻丹蔵堰(みかじりたんぞうぜき)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東北本線である[2]

歴史

駅構造

駅舎側から、下り本線(1番線)用の単式ホーム1面1線と、上り本線(3番線)と中線(2番線、予備ホーム)用の島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である[2]

単式ホームは駅舎に面しておらず、駅舎と両ホームは跨線橋で連絡している。これは「貨物取扱・専用線」の項で触れる三菱製紙北上工場の旧専用線が駅舎と単式ホームの間を通っているためである。

駅舎と1番線(単式ホーム)を結ぶ、旧専用線を横断する通路。専用線は左奥の茂みから緩い坂を上り、製紙工場敷地内に達していた。
駅舎改札周辺と跨線橋の位置関係。埒部分に掲げられた乗り場案内の矢印は、1番線(下り盛岡方面・単式ホーム)、3番線(上り一ノ関方面・島式ホーム)とも跨線橋を渡るように案内しているが、1番線利用者は写真手前の埒から、旧専用線の横断通路を通ってホームに行く人がほとんど。専用線運用当時は、貨車が走行・留置する時に埒の扉が閉じ、旅客の通行・立ち入りを制限していた。

駅構内の案内看板は、両ホームとも跨線橋を通って向かうよう誘導している。しかし、単式ホームを発着する下り列車利用客のほとんどは、階段の上り下りを強いられ遠回りになってしまう跨線橋を避け、駅舎と単式ホームの間に設置された駅員・作業員用の専用線横断通路を往来する方法が常態化している。駅員が常駐し、専用線が運用されていた時代も、貨車の通過や留置で通路が塞がれていない場合を除き通路を使って行き来していた。

北上駅管理の無人駅[新聞 1]乗車駅証明書発行機が設置されている。2019年(平成31年)3月16日ダイヤ改正までは業務委託駅JR東日本東北総合サービス委託)であった。

なお、2024年(令和6年)4月より、JR東日本盛岡支社によって、当駅の駅舎を物販や軽飲食を主体とする店舗として利活用することに向けて準備工事が実施されている[報道 2]。工事期間中に、当駅の駅舎内にあった駅事務室部分がJR東日本盛岡支社より地域事業者へ譲渡され、待合室の美化、屋根の防水、店舗スペースの整備などといった工事が実施され、2024年(令和6年)秋ごろに店舗が開業する予定である[報道 2]

駅構内(島式ホーム南端部近く)には、岩手県内の東北本線で唯一の第4種踏切ある花沢踏切がある。上下本線と中線、中線から分岐する保守車両留置線の計4線に、使用していない旧専用線の2線も加えると計6線を横断する。2つのホームの幅の分も加わるため横断距離は40m以上になる[5]

のりば

番線 路線 方向 行先
1 東北本線 下り 北上盛岡方面[6]
2 (予備ホーム)
3 東北本線 上り 水沢一ノ関方面[6]

※2番線は2014年(平成26年)1月時点で、定期旅客列車の使用はない。

貨物取扱・専用線

JR貨物の駅は、専用線発着のコンテナ貨物・専用線発着の車扱貨物の取り扱い駅となっている。

本線西側に沿って北上、旧北上ハイテクペーパー(現・三菱製紙北上工場)へ至る全長0.8キロメートルの専用線がある[2]。この専用線は、製品の発送や、酒田港駅から輸送された液体塩素の搬入などで使用されている。工場の前を通る国道4号からは専用線の末端部分や車止めを見ることができた。

貨物列車は、2012年(平成24年)のダイヤ改正まで、陸前山王駅八戸貨物駅行きの臨時専用貨物列車が停車し、貨車の解放・連結を行っていた。解結を実施する列車は下り1本だけのため当駅を出発し仙台方面へ向かう貨車は一旦盛岡貨物ターミナル駅へ向かい、同駅で上り列車に継走されていた。

2012年(平成24年)3月のダイヤ改正で貨物列車の停車が無くなり、六原オフレールステーション(略称、六原ORS)が開設された。2014年(平成26年)現在は水沢駅との間で2往復のトラック便が運行されている[7]

利用状況

JR東日本によると、2000年度(平成12年度) - 2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     241 [利用客数 1]
2001年(平成13年)     246 [利用客数 2]
2002年(平成14年)     227 [利用客数 3]
2003年(平成15年)     230 [利用客数 4]
2004年(平成16年)     228 [利用客数 5]
2005年(平成17年)     231 [利用客数 6]
2006年(平成18年)     217 [利用客数 7]
2007年(平成19年)     205 [利用客数 8]
2008年(平成20年)     206 [利用客数 9]
2009年(平成21年)     217 [利用客数 10]
2010年(平成22年)     206 [利用客数 11]
2011年(平成23年)     222 [利用客数 12]
2012年(平成24年) 64 158 222 [利用客数 13]
2013年(平成25年) 63 161 225 [利用客数 14]
2014年(平成26年) 62 153 216 [利用客数 15]
2015年(平成27年) 58 165 224 [利用客数 16]
2016年(平成28年) 60 171 232 [利用客数 17]
2017年(平成29年) 56 176 233 [利用客数 18]

駅周辺

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
東北本線
金ケ崎駅 - 六原駅 - 北上駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 鉄道貨物協会『貨物時刻表』において、2012年度版よりオフレールステーションとして記載されている。

出典

  1. ^ a b c 駅の情報(六原駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 23号 盛岡駅・平泉駅・山寺駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年1月20日、22頁。 
  3. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、410-411頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 盛局建築課「六原駅本屋」『鉄道建築ニュース』1966年7月号(通巻199)、鉄道建築協会、1966年7月1日、25頁。 
  5. ^ 第4種踏切一覧・マップ(岩手県)”. 2024年9月8日閲覧。
  6. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(六原駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月28日閲覧。
  7. ^ 『貨物時刻表2014』鉄道貨物協会、2014年、p.144

報道発表資料

  1. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月1日閲覧 
  2. ^ a b 盛岡支社管内において駅舎の利活用を進めています!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2024年5月29日。オリジナルの2024年5月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240529174719/https://www.jreast.co.jp/press/2024/morioka/20240529_mr02.pdf2024年6月4日閲覧 

新聞記事

  1. ^ a b c JR六原駅 3月16日から無人化 町が全員協で明らかに 金ケ崎」『岩手日日新聞』2019年1月22日。オリジナルの2019年2月3日時点におけるアーカイブ。2020年4月11日閲覧。
  2. ^ 「JR、神社へ放火ゲリラ 関東、東北5県 7ヵ所で深夜同時に」『中日新聞中日新聞社、1990年11月23日、1面。
  3. ^ 「時効が成立 JR六原駅放火事件」『朝日新聞朝日新聞社、1997年11月24日、東京地方版/岩手。
  4. ^ 「JR2駅 一部切符扱い中止」『読売新聞読売新聞社、2014年10月17日、朝刊、33面。

利用状況

  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年6月18日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年10月21日閲覧。

関連項目

外部リンク