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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[1917年]]創業。当初は[[ビスケー湾]]に面しフランス国境に接する[[スペイン]][[バスク州]][[サン・セバスティアン]]に本店を構えたが、 |
[[1917年]]創業。当初は[[ビスケー湾]]に面しフランス国境に接する[[スペイン]][[バスク州]][[サン・セバスティアン]]に本店を構えたが、[[1937年]]に[[スペイン内戦]]の影響でフランスのパリ8区ジョルジュ・サンクに本店を移転し、それ以来パリを本拠地としている。20世紀前半の[[モード]]界では「クチュール界の建築家<!--マスターないし主人や主では?-->」と評され、[[1950年代]]には[[ディオール]]と肩を並べる名門に成長した。1970年代に一度倒産の危機を迎えるが、その後復活。[[1998年]]から[[グッチ]]グループに属し、[[フランス]]を本拠地とする流通会社[[ケリング|PPR]](元Pinault-Printemps-Redoute)、[[2013年]]以降はケリンググループの所有となっている。 |
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婦人服を中心に、靴・バッグなどのレザーグッズ、宝飾品・時計、香水・ボディローションなどの商品を展開している。非対称な5角形の断面をもつ香水ボトルや、スタッズ装飾のあるバッグ・財布などがブランドアイコンとされる。 |
婦人服を中心に、靴・バッグなどのレザーグッズ、宝飾品・時計、香水・ボディローションなどの商品を展開している。非対称な5角形の断面をもつ香水ボトルや、スタッズ装飾のあるバッグ・財布などがブランドアイコンとされる。[[5番街 (マンハッタン)|5番街]]、[[16区 (パリ)|パリ16区]]、[[サン=ルイ島|サン=ルイ島]]、[[カプリ島]]等を股にかけた[[ソーシャライト]]の{{仮リンク|モナ・フォン・ビスマルク|en|Mona von Bismarck}}が上顧客で知られ、現在のデザインにもインスピレーションを与えている<ref>[http://fashionpost.jp/fashion/fashion-collection/65645 Mona von Bismarck(モナ・フォン・ビスマルク)に想いを馳せて、Balenciaga(バレンシア)2016年秋冬メンズコレクションが公開] FASHION POST</ref>。[[シャネル]]や[[クロエ (ブランド)|クロエ]]などと並び、[[ハリウッド]]女優のスナップ写真でよく見かけられる[[ブランド]]のひとつである。 |
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[[5番街 (マンハッタン)|5番街]]、[[16区 (パリ)|パリ16区]]、[[サン=ルイ島]]、[[カプリ島]]等を股にかけた[[ソーシャライト]]の{{仮リンク|モナ・フォン・ビスマルク|en|Mona von Bismarck}}が上顧客で知られ、現在のデザインにもインスピレーションを与えている<ref>[http://fashionpost.jp/fashion/fashion-collection/65645 Mona von Bismarck (モナ・フォン・ビスマルク) に想いを馳せて、Balenciaga (バレンシアガ) 2016年秋冬メンズコレクションが公開] FASHION POST</ref>。[[シャネル]]や[[クロエ_(ブランド)|クロエ]]などと並び、[[ハリウッド]]女優のスナップ写真でよく見かけられる[[ブランド]]のひとつである。 |
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=== 歴史 === |
=== 歴史 === |
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* [[1968年]] - クリストバル死去。 |
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* [[1998年]] - [[グッチ|グッチ・グループ]]に買収される。ニコラ・ゲスキエールがチーフデザイナーに就任。 |
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* 1968年 - クリストバル死去。 |
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* [[2011年]] - グッチ・グループが解散し、PPRラグジュアリー・グループの保有会社となる。 |
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;2000年代以降 |
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* [[2015年]] - [[デムナ・ヴァザリア]]が新任アーティスティックディレクターに就任<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.vogue.co.jp/fashion/interview/2016-09/08/balenciaga/16aw-tr|title=新生バレンシアガを率いる異色のクリエイティブ頭脳とは。デムナ・ヴァザリア インタビュー。|website=VOGUE JAPAN|date=2016-09-08|accessdate=2023-02-05}}</ref>。 |
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* 2011年 - グッチ・グループが解散し、PPRラグジュアリー・グループの保有会社となる。 |
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*2015年 - [[デムナ・ヴァザリア]]が新任アーティスティックディレクターに就任。 |
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== 日本での展開 == |
== 日本での展開 == |
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日本法人であるバレンシアガ・ジャパンは2006年設立。それまで本ブランド製品の輸入販売を主に担ってきたリステアグループと、グッチグループの出資によって設立され、2008年以降全株式をグッチグループ、のちにPPRへの統合を経て、2013年6月の企業組織改編後はケリングジャパンが保有している。 |
日本法人であるバレンシアガ・ジャパンは2006年設立。それまで本ブランド製品の輸入販売を主に担ってきたリステアグループと、グッチグループの出資によって設立され、2008年以降全株式をグッチグループ、のちにPPRへの統合を経て、2013年6月の企業組織改編後はケリングジャパンが保有している。 |
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ファッションアイテム(服・バッグ・小物・宝飾品など)のほとんどを日本法人が取り扱っているが、 |
ファッションアイテム(服・バッグ・小物・宝飾品など)のほとんどを日本法人が取り扱っているが、サングラス・メガネフレーム類はヴィジョナイズ、香水・コスメなどの商品は[[ブルーベル]]・ジャパンおよび[[コティ]]・プレステージ・ジャパンが取り扱っている。[[セレクトショップ]]へ流通している商品も数多い。 |
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長らく一部のデパートのみの出店で路面店はなかったが、2014年に日本初の路面店・旗艦店として青山店がオープンしている。2019年には有楽町阪急メンズ(リニューアル)や新宿伊勢丹などに大規模な売り場ができ店舗は増 |
長らく一部の[[デパート]]のみの出店で[[路面店]]はなかったが、2014年に日本初の路面店・[[旗艦店]]として[[青山 (東京都港区)|青山]]店([[南青山 (東京都港区)|南青山]]5丁目)がオープンしている。2019年には[[有楽町]]の[[阪急百貨店#阪急メンズ東京|阪急メンズ東京]](有楽町阪急がリニューアル)や[[伊勢丹#新宿店|新宿伊勢丹]]などに大規模な売り場ができ、店舗は増加している。 |
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日本では、中央部にジッパーポケットを配置し、その下と下側の2角にベルトをスタッズで固定したルックスのバッグ・財布などが有名で、20 |
日本では、中央部にジッパーポケットを配置し、その下と下側の2角にベルトを[[スタッズ]]で固定したルックスのバッグ・財布などが有名で、20〜30代の女性を中心に人気を集めている。 |
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また、『[[フォートナイト (ゲーム)|フォートナイト]]』(Fortnite)では、ゲーム内のアイテムショップ内にバレンシアガとのコラボアイテムが登場している。 |
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* [https://www.balenciaga.com/ja-jp バレンシアガ] |
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*[http://www.balenciaga.com/ Balenciagaブランド公式ウェブサイト(英語)] |
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*[http://www.fundacionbalenciaga.com/ Balenciaga財団公式ウェブサイト(スペイン語、バスク語、英語、フランス語)] |
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*[http://sirchive.com/balenciaga/#i-5 バレンシアガ 歴代デザイナー] |
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[[Category:フランスのファッションブランド]] |
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[[Category:パリの企業]] |
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[[Category:1914年設立の企業]] |
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[[Category:パリ8区]] |
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2024年9月15日 (日) 08:50時点における最新版
バレンシアガのドレス(イタリア・フィレンツェにて) | |
代表者 | クリストバル・バレンシアガ |
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バレンシアガ(Balenciaga)は、バスク系スペイン人のクリストバル・バレンシアガによって1917年に設立されたファッションブランド。本店はフランス・パリ8区のジョルジュ・サンク大通り(ジョージ5世通り)10番地にある。現在はケリングに属する。
概要
[編集]1917年創業。当初はビスケー湾に面しフランス国境に接するスペインバスク州サン・セバスティアンに本店を構えたが、1937年にスペイン内戦の影響でフランスのパリ8区ジョルジュ・サンクに本店を移転し、それ以来パリを本拠地としている。20世紀前半のモード界では「クチュール界の建築家」と評され、1950年代にはディオールと肩を並べる名門に成長した。1970年代に一度倒産の危機を迎えるが、その後復活。1998年からグッチグループに属し、フランスを本拠地とする流通会社PPR(元Pinault-Printemps-Redoute)、2013年以降はケリンググループの所有となっている。
婦人服を中心に、靴・バッグなどのレザーグッズ、宝飾品・時計、香水・ボディローションなどの商品を展開している。非対称な5角形の断面をもつ香水ボトルや、スタッズ装飾のあるバッグ・財布などがブランドアイコンとされる。5番街、パリ16区、サン=ルイ島、カプリ島等を股にかけたソーシャライトのモナ・フォン・ビスマルクが上顧客で知られ、現在のデザインにもインスピレーションを与えている[1]。シャネルやクロエなどと並び、ハリウッド女優のスナップ写真でよく見かけられるブランドのひとつである。
現在のデザイナーはデムナ・ヴァザリア。アレキサンダー・ワンの後任として2015年秋冬コレクションからクリエイティブチームの指揮を執っている。
歴史
[編集]- 1917年 - クリストバル・バレンシアガの手により、クチュールハウスとしてスペインに創業。
- 1930年代 - パリに移転。
- 1968年 - クリストバル死去。
- 1998年 - グッチ・グループに買収される。ニコラ・ゲスキエールがチーフデザイナーに就任。
- 2010年 - ニコラ就任後初めて香水シリーズの新作が登場。香水シリーズの新作は、これ以降、年に1回のペースで発表されている。
- 2011年 - グッチ・グループが解散し、PPRラグジュアリー・グループの保有会社となる。
- 2013年 - 新たなデザイナーにアレキサンダー・ワンが就任。また、ケリンググループ傘下企業となる。
- 2015年 - デムナ・ヴァザリアが新任アーティスティックディレクターに就任[2]。
日本での展開
[編集]日本法人であるバレンシアガ・ジャパンは2006年設立。それまで本ブランド製品の輸入販売を主に担ってきたリステアグループと、グッチグループの出資によって設立され、2008年以降全株式をグッチグループ、のちにPPRへの統合を経て、2013年6月の企業組織改編後はケリングジャパンが保有している。
ファッションアイテム(服・バッグ・小物・宝飾品など)のほとんどを日本法人が取り扱っているが、サングラス・メガネフレーム類はヴィジョナイズ、香水・コスメなどの商品はブルーベル・ジャパンおよびコティ・プレステージ・ジャパンが取り扱っている。セレクトショップへ流通している商品も数多い。
長らく一部のデパートのみの出店で路面店はなかったが、2014年に日本初の路面店・旗艦店として青山店(南青山5丁目)がオープンしている。2019年には有楽町の阪急メンズ東京(有楽町阪急がリニューアル)や新宿伊勢丹などに大規模な売り場ができ、店舗は増加している。
日本では、中央部にジッパーポケットを配置し、その下と下側の2角にベルトをスタッズで固定したルックスのバッグ・財布などが有名で、20〜30代の女性を中心に人気を集めている。
また、『フォートナイト』(Fortnite)では、ゲーム内のアイテムショップ内にバレンシアガとのコラボアイテムが登場している。
脚注
[編集]- ^ Mona von Bismarck(モナ・フォン・ビスマルク)に想いを馳せて、Balenciaga(バレンシア)2016年秋冬メンズコレクションが公開 FASHION POST
- ^ “新生バレンシアガを率いる異色のクリエイティブ頭脳とは。デムナ・ヴァザリア インタビュー。”. VOGUE JAPAN (2016年9月8日). 2023年2月5日閲覧。