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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

漢字

  • 筆順 :
    (日本における筆順)
    (中国における筆順)

字源

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  • 象形。荷物(音符「 /*TONG/」を兼ねる)を背負った人物を象る[字源 1]。「おもい」を意味する漢語{重 /*drongɁ/}を表す字。のち仮借して「かさねる」を意味する漢語{重 /*drong/}にも用いる。
  1. 丁山 『説文闕義箋』 中央研究院歴史語言研究所、1930年、28頁。
    柯昌濟 『韡華閣集古録跋尾』 余園叢刻、1935年。
    張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、2058頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、564頁。

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字音一覧
中古音 現代中国語 日本語 朝鮮語 ベトナム語
三十六字母 中古音の四声 広韻 平水韻 普通話 漢音 呉音 朝鮮漢字音 漢越語
A 澄母 上声 腫韻 zhòng チョウ ヂウ
ヂュウ
trọng
去声 用韻 宋韻
B 平声 錘韻 冬韻 chóng trùng

(呉音を「ヂウ」とする字書も「ヂュウ」とする字書もある。)

意義

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(括弧内は『広韻』、外は『平水韻』に従う。一致する場合括弧は記さず。)

A: 上声腫韻あるいは去声宋(用)韻

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形容詞
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  1. おもい
    • 対義語: 「
  2. おもおもしい
  3. 賓語を伴って)おもんじるとうとぶ。大切にする。
名詞
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  1. おもさ
  2. ベトナム語声調の一つ「重声」。thanh nặngのこと。
  3. 日本漢字音において四声の下位分類。低く始まる声調と推定されている。「重」(全濁字)など声母全濁または次濁である字の漢音に確認される。
    • 「平聲直低、有輕有。」(平聲ひゃうしゃう、へいせいは直低にして、けい有りてちょう有り。)
      平声は平らで低く、があるとともにがある。安然『悉曇藏』)
    • 対義語: 「
    • 関連語: 「

B: 平声冬(錘)韻

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動詞
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  1. かさなるかさねる
副詞
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  1. かさねてふたたび
量詞
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  1. 。どれほどかさなったかを表す。

日本語

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教育漢字 (第3学年)

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名詞

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  1. (ジュウ)重箱。お重。また重箱に入った料理。

接尾辞

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(ジュウ、え)

  1. (ジュウ)音読み基数詞とともに、ものが重なり合っている状況の語を構成する。
  2. (え)「え#接尾辞」を参照のこと。

熟語

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中国語

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形容詞

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zhòng

  1. おもい。
  2. はなはだしい。

名詞

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zhòng

  1. 重量

動詞

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chóng

  1. 重複する。

zhòng

  1. 重視する。

副詞

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  1. (広東語 jung6)まだ
  2. (広東語 jung6)もっと

chóng

  1. ふたたび。

量詞

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chóng

熟語

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朝鮮語

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*

熟語

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ベトナム語

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*

動詞

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  1. おもんじる。

人名

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Trọng

  1. ベトナム人のミドルネームのひとつ。

文字情報

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U+91CD, 重
CJK 統合漢字-91CD

[U+91CC]
CJK統合漢字
[U+91CE]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1001: 0x716C


漢点字 六点漢字
字典掲載
康熙字典 1291ページ, 3文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 40132
新潮日本語漢字辞典 (2008) 13167
角川大字源 (1992) 10482
講談社新大字典 (1993) 17651
大漢語林 (1992) 11883
三星漢韓大辞典 (1988) 1791ページ, 7文字目
漢語大字典 (1986-1989) 6巻, 3680ページ, 2文字目