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SunO2さんの映画レビュー・感想・評価

SunO2

SunO2

映画(981)
ドラマ(7)
アニメ(0)

宝島(2018年製作の映画)

4.0

リゾート(最悪なくても困らない)に来る、恐らく富裕層では無い人々の比較的どうでもよい行動の数々、一見啓蒙も学びも無い。見ながら思い出すのは公園やプールへ家族で遊びに行った記憶だ。出演者の家族たちは映画>>続きを読む

リヴァース・アングル ニューヨークからの手紙(1982年製作の映画)

-

非常に鬱々としたヴェンダース。コッポラが、映画よりメシだとか言い始めてミーティング終わらすと、イラっとしてウインナーなんとかより大事なものがある、と返す。この頃デキてたヴェンガルテンの表情も殺伐として>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0

当時のベルリンの記録としては興味深いのだが、(ニックケイブにピーターフォーク、それに自分の彼女まで!出して)趣味丸出しだし、基本的にハントケ&ヴェンダースがずっと独り言言ってる様な映画。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

アイマスクして時間旅行。空港に立ってる彼女。

シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

-

馬鹿はコレでも見とけみたいな悪意すら感じる元ネタまる無視リメイク。

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

若さはあっという間に消費される。過ぎていく空虚な時間の虚しさよ。線路沿いのアパートメントは映画で久々に見た。乾き切ったロングアイランド。絶対上手く行かないヴェガス婚。アルメニア人のレストランの辺りを転>>続きを読む

その女を殺せ(1952年製作の映画)

4.5

証人護衛サスペンス。格闘のとこで一瞬、靴の裏が写るのは初めて見たかも。名バイプレイヤー達の演技もイイ。ガキ、デブ、ハゲ、ヒゲの殺し屋とか脇役の顔も印象に残る。照明と音響が絶妙。スクリーンプロセスも効果>>続きを読む

ロープ(1948年製作の映画)

3.5

思想=言葉が人を殺す。J.スチュアートが警察を呼ぶとき電話ではなく銃を使うのは何となく「かれら」と同種の人間だと自覚しているからなのだろう。ワンカットで撮るかカットを割るか、いずれにせよ避けられぬ「操>>続きを読む

拳銃魔(1949年製作の映画)

4.5

会話でもあんまり切り返さない。アップはコレでもかというぐらい寄る。例の銀行強盗のシーン、警官が近づくタイミングが完璧。丸腰で会いにくる旧友。霧の中で迎える運命的な最期。全てがサイコー。

ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

3.0

異世界ファンタジーかと思ったらバイオレンスでビックリ。なんか楽し気なあらすじで紹介されてるが、トラウマから昼ドラの世界と現実を混同した主婦とブツを探すチンピラ2人組の追いかけっこ。ネタ的に面白くなりそ>>続きを読む

ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

4.5

馬上の人物は俯瞰。アオリ気味になる時は背景に斜面。故に空が画面にうつらない(皆無では無い)。コイン投げ〜崖の上下での撃ち合いもイイが、家の中にならず者たちがいきなり乱入してくるシーン、ピアノがある酒場>>続きを読む

ゲド戦記(2006年製作の映画)

-

国語的にヤバい台詞の応酬。言ってる内容がまたNHKのドラマみたいな。セリフと顔と声が噛み合わぬ。作品の体を成していない。

夜を楽しく(1959年製作の映画)

3.0

ロック・ハドソンの部屋の仕掛けにドン引き。主婦キャラのドリス・デイ(ドーランが濃い)にキャリアウーマン(死語)を演じさせるというコンセプトらしい。顧客のドラ息子が車内で迫るシーンが生々しい。直接的な描>>続きを読む

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

4.5

感情、起伏、対象との距離は一定、演技、はさせない、転換点以外に音楽は入れない、が故に際立つ演者の目線。主人公の目線が何処と無く虚ろなのに対し、薄幸に耐えるあまりにもブレッソン的なヒロインの眼差しは何処>>続きを読む

パニック・フライト(2005年製作の映画)

4.0

初め10分ぐらい早過ぎてアタマが一杯。飛行機乗る前のヘンな空気のラブコメ?みたいな、早く乗れとおもう。乗ってからも変な空気感。ソレ言うか?みたいなのから豹変して頭突きでワロタ。あの本のくだりが全くどう>>続きを読む

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

5.0

ディランはどこにも居ない。語るより前に歌い歌わない時は煙草を吸う。すべては歌詞に書き留めて只管に沈黙する。「この歌は...何?」に対して「さあね」としか答えないディランの真意は最後まで分からない。歌詞>>続きを読む

イヴの総て(1950年製作の映画)

4.5

怖すぎるサイコパス女。そこまでする?の更に先まで行く。追い討ちをかけるようなダメ押しのエピローグ。

誘拐魔(1947年製作の映画)

3.5

ソーホーで美女連続誘拐殺人!ダンスホールのホステスが潜入捜査!こんなん悪いワケがないだろうと期待。そこそこミステリー、そこそこラブコメでG.サンダースとルーシーのカップルがいま一つ盛り上がらぬ。ミス的>>続きを読む

ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ〜血まみれの天使〜(1974年製作の映画)

4.0

射撃音のエコーとかスローモーションはクスリの影響か〜終盤でやっと気づいたぜ、とか書いた後で尺が足りなくて引き延ばしただけというのを知ってコケた。特訓のシーンはよくある総集編だがコレも妙に長い。音楽の代>>続きを読む

13F(1999年製作の映画)

4.0

『あやつり糸の世界』と同じ原作だがこっちはノワール風味で娯楽作品っぽい落し方もグー。『マトリックス』とかのガキっぽさが抜けた感じの世界観。あくまで主体は人間だし、世界を丸ごとシュミレートしても絶望的な>>続きを読む

ゴールド・ディガース35年(1935年製作の映画)

2.5

ドラマ部分がつまらぬ。牛乳振興会(とは?)の出し物に出資するとかしないとか胡散臭い人物たちがどうでも良い話をしてるだけで、恋する若者やレビューの出演者は脇役扱い。本編のレビューとは全く関係ない練習風景>>続きを読む

ゴールド・ディガース(1933年製作の映画)

4.0

いわゆるプレコード映画。ヘイズコードは既にあったが映画界はこぞってコケにしていた。衣装がキワどかったり、お着替えヌードのシルエットがあったり(+赤ん坊の格好した小人)。あとトーキー初期故か、みんなデカ>>続きを読む

スノータウン(2011年製作の映画)

-

見続ける事が困難なほど彩度が低い。この年代はこんな画面ばっかり。

逃げ去る恋(1978年製作の映画)

-

はじめて見たシリーズが完結編とは!
イイ女がいっぱい出てくる(業が深し)ぐらいの感想で全くノレず。
出直してきます。

裸足の伯爵夫人(1954年製作の映画)

5.0

絢爛豪華そのもの。スペイン〜カンヌそしてイタリアへ。月夜、テラスに出たときの彼女の顔、イイなぁと思ってたら、月光をキーライトにできる君ならば、という台詞が。大体、コチラが思う事はボギーが言ってくれる。>>続きを読む

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エコカー?の中でクラシック、冷め切った表情でDV被害者支援施設(略称教えて〜)を運営してる母ムーアとYoutubeで毎日の様に自作の歌(天才だと思うがクソガキ)を歌ってる息子のギクシャクした親子関係と>>続きを読む

T.V.サルベーション(1987年製作の映画)

3.0

横に"JESUS"、縦に"SAVES"と書いたクロスワード看板がイカす。曰く、ロック、ドラッグ、無神論は悪魔主義なので毒には毒を持って制すとロック布教。1時間20分しか無いのに最後20分ぐらいエンドロ>>続きを読む

フィラデルフィア物語(1940年製作の映画)

4.0

カメラが乗ったテーブルを蹴飛ばすところがサイコー。娘が冷たいから不倫に走ったとかいう親父が最低。元旦那はストーカーだし、コロッと誘惑にのるスチュアートもしょうもないし、妹もオカシイ。さぁ笑って下さい!>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

4.0

ここ半年で一番笑った。バディにしては歳離れすぎなキアヌとジェフ・ダニエルズ。バス爆破の時電話BOXに焔が反映するところ、淀川サンは観ただろうか?それは兎も角デニス・ホッパーが楽しそうで何より。サンドラ>>続きを読む