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レトーポ試験さんの映画レビュー・感想・評価

レトーポ試験

レトーポ試験

ミッキー17(2024年製作の映画)

4.1

映像のルックとか世界観が抜群に良くて、18が出てきてからはバディものとしてラジカルに面白かった。そこまで派手に盛り上がるとかではないし、コメディとして笑えるかって言われると別にそんなこともないんだけど>>続きを読む

エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.5

そう言えばミュージカル映画だったと観初めてから気づいた。ただ、ん〜、ミュージカルである必要性が最後までよく分からなかった。どこかでその大義名分が示されるじゃないかと思ったけど、そんなことはなく。セリフ>>続きを読む

BETTER MAN/ベター・マン(2024年製作の映画)

3.9

その人の半生をどのくらい描くかは映画によりけりで、ダイジェスト的になぞるものもあれば、一定期間に絞って描くものもあり。伝記映画についてまわる時間経過、割り切って年代ごとに役者を変えたり、メイクアップで>>続きを読む

白雪姫(2025年製作の映画)

3.4

ジョナサンがキスをして、目覚めた白雪姫がキスをし返す。意識がない白雪姫にジョナサンが一方的にキスして終わりでは女性側の性的同意が取れてないので、白雪姫はあなたのキスを受け入れますよっていう同意の意思を>>続きを読む

悪い夏(2025年製作の映画)

3.8

北村匠海の闇堕ち公務員最高。
スイッチ入った毒舌モード素晴らしい。

劇場版モノノ怪 第二章 火鼠(2025年製作の映画)

3.8

前回同様、何となく観に行って、イイもの観たなぁで帰る。編集も音も秩序あるぐちゃぐちゃ。ちゃんと映画館で観るべき作品。今話題の鼠、薬売りの出番やなぁ。

少年と犬(2025年製作の映画)

3.6

良くも悪くも瀬々監督。と言うかこれは良くも悪くも林民夫、と言ったところなのかな。瀬々監督の直近『春に散る』、林民夫の直近『ディア・ファミリー』はプログラムピクチャーとしても、個人的にもかなり良かったん>>続きを読む

ネムルバカ(2025年製作の映画)

3.9

意外とどんな話だったか思い出せないけど、それでいいのか。ゆるくても切実な日常が急に変化して大変。個人的には、全く嫌な意味じゃなくキャスト120%の映画だった。完璧な推し久保史緒里、唯一観てたオオカミち>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.1

王道で太くて熱くて最高
で、大好きな宇宙開発もの

ロングレッグス(2024年製作の映画)

-

意外とロジックがなくてふんわり。
パンチ力控えめだったな〜。

知らないカノジョ(2025年製作の映画)

3.8

とても上からの物言いで大変恐縮なのですが、端々から映画を撮るの上手さを感じちゃう。しかも自分との相性も良い気がしてた。普通に楽しく見れたし、大学生milet レベチのビジュアルだし、ケンティー面白いし>>続きを読む

ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.2

観終わって時間が経つほど良かったなぁ〜が大きくなっていくし、サントラ聴いてるせいでまた観に行きたくなってる、やばい。
ちなみに東の悪い魔女おで

(If only because dust is wh
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Away(2019年製作の映画)

4.0

超綺麗。もう目ん玉飛び出るくらい。めちゃくちゃ綺麗なのになんで綺麗なのか、これだ!って答えが浮かばない、、。鳥が群れで飛ぶシーンは全部最高。最後の雪崩回避はデッドレコニングのトムクルーズ過ぎる。トムク>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の絵世界物語(2025年製作の映画)

4.1

めちゃ良かった!とりあえず観てみるか、で大当たり引いた気分。

キリが無さそうなので箇条書き。
・記録にないが故に現代ではその存在自体がないことにされた文明なんていくらでもあるんだろうけど、でもちゃん
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Playground/校庭(2021年製作の映画)

3.9

ノラ視点といか、ノラに接近してそれ以外がほとんどぼやけて映らないので、見る側もその窮屈で息苦しい視点から逃げられない。こうゆう経験のあるなしに関係なく、とりあえずこちら側を無理やり閉じ込めて刺してくる>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.2

夏休み、大人に縛られることなく自由に生きる、遊ぶは大変そうで楽しそう、ちと羨ましい。団地住みの小学生のくせにサバイバル能力だけは一丁前。ワーワー騒ぎながらも一応理性保って生き延びる努力してるのは偉い。>>続きを読む

好きでも嫌いなあまのじゃく(2024年製作の映画)

3.6

アニメに癖がなくて普通にキレイ。少年と鬼少女の逃避行もの。物事がうまく運びすぎだけど逆にストレスなくみれる。終盤結構ファンタジー。ツムギのお父さん、ベネカンの声や〜。柊と父親の軋轢はよくあるよね〜なも>>続きを読む

ニッケル・ボーイズ(2024年製作の映画)

3.9

単に好みってところもあるけど撮影がめちゃくちゃいい。ほぼPOVに振り切った語り口が、ここまで「見る・見られる」に強烈な印象を与えるんだなと。正直見ずらさはある。油断してたので結末やそこに至るまでの過程>>続きを読む

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

4.0

本来の劇伴の役割を歌唱が担ってシーンに纏まりを持たせる。澱みなくて退屈しないのは巨匠の手腕ですかね。経緯は分からないけど、ティモシーがあのレベルの歌が歌えるからこそ歌唱シーンを出し惜しみせずに使えたの>>続きを読む

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.1

作品賞めでたい!(主演女優、監督、脚本、編集も!)
『ブルータリスト』『名もなき者』『アノーラ』『ニッケル・ボーイズ』のなかで個人的に1番好みだったのがアノーラなのでなんか嬉しい。と言うかシンプルに面
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

4.0

全体として、ま、まあまあ良いよね、くらいの感想なんだけど、個別で観ると「巨大樹に大量の店が張り巡らされてて上下に立体的な猫島の世界観がドンピシャ最高」「猫になって好きな人に会いに行くピュアなお話」「夏>>続きを読む

Demon City 鬼ゴロシ(2025年製作の映画)

3.2

さすがにう〜ん。
アクションがもたついてるし、場数も少ないし、カットの切り替わりが明確すぎてアクションのウソがバレめるし、全部のテンポが悪い〜。画的に目を張るところも、キャラの魅力も薄い、。まじで良か
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聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

4.0

マフサ・アミニの事件を契機に国全体に広まった苛烈な抗議運動と理不尽な弾圧を、国のあり方に反抗する娘と体制側の一部として機能する父(と擁護する母)という国家の最小単位である家族に置き換えて物語りしてるの>>続きを読む

キャドー湖の失踪(2024年製作の映画)

3.7

普通に面白かった。それぞれ動いてる2視点はなんとなく繋がってるんだろうなと想像できるし、徐々に交錯していく過程も無理がなくて、仕掛けもシンプルで良かった。ただ気を抜くと置いてかれそうになるくらいにはち>>続きを読む

ブルータリスト(2024年製作の映画)

4.1

ファシズムから逃れ、念願叶っての自由の国アメリカで今度は資本主義に飲まれていく。建築家として腕のあるトートが従兄弟やハリソンに雇われて自由に建築することは、決して自由なんかではなく、自由だと思い込んで>>続きを読む

陸軍(1944年製作の映画)

3.5

作品の背景を軽くさらったくらいで詳しくは知らないけど、プロパガンダを作ってくださいって言われてこれを完成させちゃう木下恵介なかなか皮肉だなと。鈍感なのか純粋なのか何か強い想いがあるのかは分からない。三>>続きを読む

愛を耕すひと(2023年製作の映画)

3.7

穏やかな田舎映画かと思いきや結構そんなことなかった。デ・シンケル酷いやつです。もっと書くべきことあるんだけど観てから日が経ちすぎて浮かばない、、。

セプテンバー5(2024年製作の映画)

3.8

放送、スタジオ、サブという点で直前に観た『SHOWTIME 7』と大かぶり。ここまで違うのかとか言うのも野暮だし狙いも志もまるで違うので、これは何一つ被らない全く違う映画。ポスプロにいる身としては当時>>続きを読む

ファンタスティック・フォー [超能力ユニット](2005年製作の映画)

3.6

なかなかボス戦が始まらないし、なんならこのまま終わっちゃうんじゃないかとさえ思った。逆に言えばキャラ作り、設定固めに多くの時間を費やしてからの2作目なんだから、さぞ面白いんだろうな。

ショウタイムセブン(2025年製作の映画)

3.4

リアリティとか全然求めてないから「こんなん放送事故とか言うレベルちゃうな〜」で観てられる。それよりもあの状況の終盤でしっかりカメラ回してた端っこの若者(多分)が偉いので褒めたい。あとはめるるが腹から声>>続きを読む

誰よりもつよく抱きしめて(2025年製作の映画)

3.4

絵本店のバイトと無職の絵描きの二人が暮らす部屋にしては広すぎる。どこからそんなお金が出てるんだよぉ、。何をしてきた人たちなのか、これからどう生きていこうとしてる人たちなのかがみえなかった。まぁそれは別>>続きを読む

ブリキの太鼓 ディレクターズカット版(1979年製作の映画)

3.9

多くを口にしないオスカルの拒否や嫌悪などの感情を可視化する奇声とそれによるガラスなどの粉砕。成長を拒否することでの自己防衛を身につけ、大声で奇声を上げて近くのものを砕くことで他者に抵抗していく。太鼓と>>続きを読む

脱獄の掟(1948年製作の映画)

3.6

中尺でさっと観れる脱獄映画。邦題に脱獄とついてるけど、脱獄は前半のも数分で済ませてあとは女男女の逃避行。正直、女男女の関係のもつれがメインの軸になっていて期待してた感じとは違ったけど、ラストがなかなか>>続きを読む