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MakikoSatoさんの映画レビュー・感想・評価

MakikoSato

MakikoSato

映画(1013)
ドラマ(5)
アニメ(0)

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.5

すごく良くできていて、新しくて面白い映画だったけど、私向けではなかったかな。

2020年代の新しいファムファタル映画のようで、ブロマンス。全てを操っているようで操られているようで、テニスの試合のよう
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教皇選挙(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今年のナンバーワンかもしれないくらい、面白かった!上質なミステリーであり、全てのカットが美しく、音楽が緊張感と好奇心を盛り上げる。渋いイケおじばかりのキャラクターも個性的で、あっという間の2時間。地味>>続きを読む

Flow(2024年製作の映画)

4.0

水や空、草木の表現が素晴らしく美しい。洪水シーンや主人公の猫が水にのまれるシーンは迫力があり過ぎて少し怖い。動物の絵はゲームキャラっぽいけれど、動きはかなりリアル。当方、猫飼い、猫溺愛なので、映画開始>>続きを読む

ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.5

筋書きは割とシンプルだと思う。ディテールを描き込んだりリアリティを追求するより、演技と歌で複雑な感情やキャラクターの奥行きを表現してくれる。正反対の二人が友情を築いてゆく過程にはどうしたって共感してし>>続きを読む

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

3.0

Dolby cinemaにて。
ライトな印象。テレビシリーズの拡大版みたいな。予習については、ドラマは追ってなくともこれまでのマーベル映画を全部観てれば大丈夫。新キャプテンアメリカのキャラクターが好き
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レ・ミゼラブル デジタルリマスター/リミックス(2012年製作の映画)

5.0

ドルビーシネマで鑑賞。とにかく楽曲が素晴らしいので、音も映像もグレードアップでもう一度観られて良かった。

公開が12年前ということにも驚愕。月日が経つのは早い。自分も、社会も変わり、公開当時に劇場で
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大きな家(2024年製作の映画)

5.0

劇場公開以外の形式では公開しないという。なんとか観る時間が取れて本当に良かった。度々思い出しては考えたくなる大好きな映画の一つになった。全く異なるジャンルだけれども「どうすればよかったか?」を観た後に>>続きを読む

型破りな教室(2023年製作の映画)

3.5

実話を元にした感動ストーリー。熱血教師と子供たちの心の交流。どうにもならない外部環境があっても、子供たち一人一人は力強く成長していく。30代前半くらいまでに観ていたならば、未熟さ全開の私は御涙頂戴のご>>続きを読む

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

5.0

凄いものを見てしまったという感想。かなりきつい状況にあったと推測される監督が、カメラを回すという形で家族と向き合い続けたことを尊敬する。私は自分の心とその後の人生を守るために距離を置いた派なので。>>続きを読む

陪審員2番(2024年製作の映画)

3.5

とても面白かった!監督が94歳という点にも本当に敬意を抱く。正義とは?倫理とは?揺れ動く主人公らの表情は素晴らしく、脇を固める陪審員たちのキャラにも引き込まれる。陪審員2番の疑惑が真実かどうかが曖昧と>>続きを読む

モアナと伝説の海2(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

Dolby cinemaにて鑑賞。

一作目から変わらず、わかりやすい直球の成長物語で清々しい。伸びやかな歌声も心地よい。
前作で祖母に導かれて自分の進む道を選び取り使命を果たしたモアナが逞しく成長し
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

5.0

二人の幸せな日々、ほんわか楽しくてこちらもにっこり。離れ離れになってからもどこかのんびりムードだし。
前評判が高過ぎて2/3くらいまでは、泣けない、まだ泣けないなぁーという感じでジリジリしながら観てい
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

4.5

コミカルで尺も短めで、他のマーベルヒーローシリーズの壮大さやメッセージ性とはまた違った風合いのヴェノムシリーズが好きでした。

バディものとして納得いく幕切れ。あれこれ種蒔きされた伏線は全て回収されて
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

人間らしいとは何か。生きている意味とは何か。人権とは何のため?

ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

4.5

東京国際映画祭にて。

病に自分のアイデンティティを乗っ取られたくない。逝き方は自分の理想の通りに。病と闘えと世間は言うが、結果的に乗り越えなければ闘い方が足りないと負け犬扱いの身勝手。戦い方は自分が
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭にて。

リアルな日常の中にあるそれぞれの痛み。生き抜くために目を逸らし続ければ自分を見失いかねない。真剣に見つめ続ける感性の鋭さは自分を壊しかねない。

花嫁はどこへ?(2024年製作の映画)

3.5

昔はド派手な踊りと歌、勧善懲悪のマッチョストーリーばかりと思い込んでいたインド映画。そういうのもエンタメとして嫌いではないけど、本作は対極にある社会派ドラマ。社会派とは言っても、リアリティ薄めで登場人>>続きを読む

ジョイランド わたしの願い(2022年製作の映画)

3.5

静かで、美しくて、絶望的な映画。

主人公夫婦が思いやり合う素敵なカップルであること、嫁二人の義理姉妹も助け合う仲良しさんであることが、とんでもなく切ない。イエ制度や家父長制に縛られてさえいなければ、
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.0

セス役の彼は最近、アメリカのティーンドラマでよく見る。アジア系男子がHOTとして扱われるのって今どきっぽくて嬉しい。顔は福くんみたいなのにね。

HOTなセス君と言えば。少女がフェミニズムに目覚めるス
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.0

前評判が悪過ぎて身構えたけれど、私は面白かった。一作目への反響や賞賛に対する監督なりのアンサーなのかな。熱狂的なファンに冷や水ぶっかけたり、肩透かしを喰らわせる感じ?

悪役ジョーカーの物語なのかと問
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.5

リアル過ぎて辛い「もしもアメリカが内戦になったら」。

あらゆる映画で観てきたリアルな内戦シーンも、アメリカとなるとショックの大きさが違う。架空の国だったり、アフリカ大陸だったり、中東だったりが幾度も
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スワンソング(2021年製作の映画)

5.0

WOWOWで録画しておいたものを、ぽっかり空いた隙間時間にようやく鑑賞。今、観ておいて良かった。期待以上の良作。

ああ、この映画は良さそうだな、観たいな、と思っていながら、日々の忙しさに流されて、い
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

感情をキャラクターにし、脳の構造を子供も大人も楽しめるアニメーションにするなんて、あまりにも新し過ぎてびっくりした一作目。今回は思春期に振り回されるイタい感情を新たなキャラクターと共に感動ストーリーに>>続きを読む

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

3.0

安定の悪ふざけ。真面目になったら負け。血みどろアクション。下ネタばっかり。山ほど散りばめられたマーベル小ネタ、流石に全部はわかんなかったなぁ。復習してまた観よう。映画館で集中して観るより、ビールとか飲>>続きを読む

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.5

古き良き、オーソドックスなハリウッド映画。美男美女が喧嘩しながらも、惹かれ合い、最後は結ばれる。悪い敵役がいて、個性的な脇役もいるけど、本当に嫌な奴は出てこなくて、みんなどこかいい人。力を合わせて困難>>続きを読む

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.5

WOWOWの録画で鑑賞。なんかオシャレに客を置いてきぼりにするする雰囲気、急に抽象ポエムになる感じ。40代としては懐かしい印象の映画。ただ、音楽は全部、めちゃくちゃかっこいい!ピアノ自分で弾いたのは凄>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ハイティーンから二十歳前後の若者が成長する過程で、人生にとって重要な関わり方をしてくれる大人と出会い、一時、人間同士の深い交流を持つ。そういう物語に弱いのだ。大人同士のバディストーリーとはまた異なる。>>続きを読む

違国日記(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原作コミックは多くの要素が盛り込まれ、大人チーム、高校生チーム入り乱れた長い群像劇のようでもあったが、映画版は大幅に刈り込んで、ひとつの主題に集中させていた。人生を模索し始めた高校生たちの様々な悩みや>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

素晴らしかったけど、やはり一作目を観た時の度肝を抜かれたような衝撃は無かったかも。最後に前作のおさらい映像も入れてきて、とても良くできたスピンオフの印象。これを観れば、一作目をもう一度観たくなるし、も>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.5

アウシュビッツの塀の中を音だけで想像させる。観ているこちらは想像せざるを得ないのに、なぜか隣に住む一家の生活は優雅で幸せで、誰も音を気にしていないかのよう。不自然で不穏で、不快。アカデミー賞、納得。>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

子供の日に鑑賞。八つ墓村と妖怪アクションの融合。ストーリーも絵も結構グロいので、子供向けでは全然なかった。

殺人事件、薬品M、怪奇現象、ゲゲ郎の妻、折り重なる幾つもの謎はさして主人公達の知恵や努力と
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地に足着いた大人のお伽噺。

すごくロマンチックな話のようにも見えるが、40年近く生きていれば誰にでも一つや二つありそうな、まさに"ご縁"の話。(現実には自分を好いてくれる相手が、あそこまでイケメンマ
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アリ・ウォンの魔性の女になりたくて(2022年製作の映画)

4.0

個人的な趣味で言うなら、ちょっと乗り切れないくらい激しい下ネタの連続だが、それでも涙流して大笑いできる部分の方が多い。とにかく下品にブレーキをかけない。迷いがない。振り抜く。やり切る。
ちんマンうんこ
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