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ゾさんの映画レビュー・感想・評価

ゾ

青い山/本当らしくない本当の話(1983年製作の映画)

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時間を使って観る映画の喜び!
夢遊病患者たちみたい、眠っているかのようにお互いがお互いを見ていない登場人物 成立するようでしない会話、進まない手続き
自分でも何を言っているのかわかっていない
何かに追
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ブラックバード、ブラックベリー、私は私。/ブラックバード、ブラックバード、ブラックベリー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

にこやかでない女、素直でない女を見るとざわざわする わたしも女を抑圧する社会の一部として生きている
でもざわざわするのよりずっと憧れていて、そうあれる強さが欲しい

ブラックベリーのジャムをスプーンを
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台風クラブ(1985年製作の映画)

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人が多くて多くて余るぐらいの時代の鬱屈と狂気 いまの自分には少し遠いものに感じる
これも寝かせすぎて感想が揮発してしまった
音楽が良い 相米慎二の他の作品も観てみたいと思った 雨の中びしょびしょになる
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大きな家(2024年製作の映画)

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こどもの言葉ってこちらがうっとりしてしまう何かを持っていて、それにうっとりしてしまう大人として自分がいた 危うい 
すぐに感想をつける気持ちになれず考えたことがほとんど揮発してしまった ものすごく好き
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あみこ(2017年製作の映画)

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観ていて恥ずかしくなってしまって、それがよかった 恋のダサさとか生々しさ、気持ち悪さ それが神聖化されないギリギリの、不愉快さをそのままにしておけるのがすごい

わたしを特別な女の子にしてほしい!(あ
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ずっと永遠にしあわせでいられる、叶わないからこそこんなにうれしい言葉なのか

熱海とカップヌードルの販促映画かと思うくらいふたつに心惹かれる自分がいておもしろかった フランス映画の夏みたいにさらさらし
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ガタカ(1997年製作の映画)

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面白かったけどなんか観ていてやだなーって感じもすごくして、よくわかんないからまとまったら書く

死を甘く切ないもののように描くことに対する怒りがあるね 自ら死を選ぶことは誰にも肯定されてほしくない、そ
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

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何かが舞台にやってきて、それによって狂気が起こる 地獄のSEとかテオレマと同じ
世界の秩序を回復するというのでは黒沢清のカリスマぽくもある、などなど考えながら観ていた
ほんとうにずっとロングショットが
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私生活 4Kレストア版(1962年製作の映画)

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みんなが好きだったり欲しがったりしているものに惹きつけられる気持ちって不思議 そのものが持つ魅力を遥かに超えてみんなが欲しがっていること、のほうがメインになって、そのものがむしろ不在になる
ボーヴォワ
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

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遠く昔の思い出や夢の持つ光で満たされていて、朧げで儚いはずのものをこんなにくっきりと見てしまったとおもう、だからこんなに綺麗に作れるんだと思うし、それがすごく良かった 見たいものだけを見ても良い 
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

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泣いているお客さんがいてびっくりした、泣くのもわかる気もした、何に泣くんだろう、泣けるって優しいのか残酷なのかわかんないなーとかいろんな感情が湧き出してきた 泣くという行為について思いを馳せてしまった>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

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荒川良々、最高 鍵泥棒のメソッド見返したくなった
黒沢清には謎めいた美青年に人生をめちゃくちゃにされたいという願望があるのか 観客の願望を移しとってるだけ? そしてたぶん女に興味がない ように見える
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

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最後の少女の目がよかった 心がここにない虚さ きれいなアイシャドウとアイラインに包まれて
あの生々しさを映画にすることに成功しているのすごい 少女が性的に映しとられているので違う気持ち悪さがあって疎ま
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

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汗と砂まみれの砂漠の男たちと、きれいにお化粧をしてきらびやかな衣装に包まれた少し狂っている妹 幻想みたいな女だ 目ばかりが抵抗のようにじろじろと世界を写し込んでいる
旅人は死んだのかもしれない、無事山
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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ぬるっと観てしまった もっと真摯に向き合えば違う感想が出たかもと思う
音楽本気でやったことあるひとになって観てみたい 水槽の外から中の世界を見ているみたいだった 綺麗で遠い

鹿の国(2025年製作の映画)

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ビジュアルと予告編がめちゃくちゃかっこよかったので見た!
生き神の少年たちについての掘り下げが意外となかったのが残念かも
自然の撮り方が綺麗でそれを見ていて楽しかった 

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

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ユマサーマンの花嫁姿がきれい

ビルとキドーの関係、恋人のようで親子のよう 誰にも規定し得ない

面白かった!

7月の物語(2017年製作の映画)

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フェンシングたのしそう

革命記念日のこと全然知らなかった、こんな盛大に祝われてるのか

ギヨームブラック、言いたいことがたくさんあるよー!みたいな感じにはならず、しかしなんかいいものを観たなという印
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

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観られたギヨームブラックの中では一番好きかもしれない!やさしく染み込んでくる 夢みたい こういう群像劇好きだー!!

ビジュアルになってる3人の話がいちばん好きかも おおかみこどもの雨と雪のTシャツ着
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勇者たちの休息(2016年製作の映画)

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自転車の旅、いいかもしれない
昏睡くらい寝てしまって悔しい

やさしい人(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なぜこの邦題になったのかきになる!
原題は町の名前

父親が不貞について「あの3ヶ月を後悔したことはない。誰にも奪えない」と言っていたのがよかった 行動の善悪とかではなく、人から審判され得ないでいるこ
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リンダとイリナ(2023年製作の映画)

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ドキュメンタリーとは言うものの彼女たちのカメラに対する意識のなさがすごくてフィクションみたいだった 撮られてないかのように撮られている不思議 構図も映画っぽいところが多いし ビジュアルにもなってる海の>>続きを読む

女っ気なし(2011年製作の映画)

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いちごにクリームをたっぷり、さらに砂糖もかけちゃう おいしそうだけどなんかさみしい 足りなさ
こういうさみしさを恋愛で埋めようとするのは荷が重い気がする

海のシーンよかったね、すべて
フランスの夏っ
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遭難者(2009年製作の映画)

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さみしさで目が曇ると人との適切な距離が測れなくなるのどうしようもなさすぎて苦しかった

シルヴァンは素敵だと思うけど、少ない身の回りのひとのうちだれも自分を愛してくれないので世界で誰からも愛されないく
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

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ずっと気になってはいたけど観られてなかった作品!
トンチキ日本がいっぱい出てきてよかった
ハットリハンゾウが千葉真一だったのびっくりした、全然気づかず 

サディズムとマゾヒズムは表裏一体、お互いにお
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デビルクイーン(1974年製作の映画)

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ポップな色彩、賑やかなパーティー、人が死ぬ、死ぬ、死ぬ
猫撫で声の優しさ、怖さ
拷問のシーンとかちょっとフェティッシュ、そこまで露骨ではないけど性的な匂いがする
生きている人間も半分死んでるみたいな虚
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

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ほとんど笑わないヒロイン 話さないし表情にも乏しいけど、衣装は賑やかに変わっていく、靴下が個性的でかわいいのとか、観ていて嬉しかった

奥行きのある撮り方がいいな 表情がギリギリわからないくらい遠くか
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3-4x10月(1990年製作の映画)

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新文芸坐のオールナイト瞬殺で行けなかったときからずっと観たかったので観られて嬉しい

なんなんだこの映画、と思って観はじめ、なんだったんだこの映画、となりながらおわった バット使って暴力はやらないのか
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

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angって不安とか怒りとか、嫌なものにつくな、でもangelもangだ…とかぼんやり考えて見ていた

労働者同士のラブストーリーで、構図とかの端々からカウリスマキの感じあるなーと思ってたらやはり影響を
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リリー・マルレーン 4K デジタルリマスター版(1980年製作の映画)

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会計士役の人がまた出ていてうれしい!良いコンビだ

きらびやかな舞台と戦争のカットバック、夢みたいにきれいなヴィリー

もう一度会いたい、リリー・マルレーン

きれいでうっとりしちゃって、でもそのきれ
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

爆発に始まり爆発に終わる!

ハンナ・シグラの微笑みにうっとりしてしまう、歯茎が左右非対称に見える感じすら優雅だ 低い笑い声も素敵

ひとりの人しか愛さないのが真実の愛で、幸せなのか?

人を無分別に
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

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動物たちが暮らしている世界の中で、ロボットはどう位置づけられているんだろう?

おもしろいなーって思って観てた、一方で、この映画をすごく好き!っていう人はどこに魅力を見出しているのか聞いてみたい気持ち
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ちょっと置くかーと思ったら2024年終わっちゃった、2024年ラスト映画

主人公がもちもちしてておしゃれでかわいいね〜って思って(もちろん、言動の危うさにヒヤヒヤはしつつ)観てたんだけど、バイト先の
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カンフーマスター! デジタルレストア版(1988年製作の映画)

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ゲームっぽい演出が入ってる映画もれなく全部大好きになってしまう 冒頭のジュリアンがゲームぽい動きで街を歩くシーン、動きの再現性が高いのもあって最高だった

メイ・ディセンバーを最近観たばかりなのでなん
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アニエス V. によるジェーン B. デジタルレストア版(1988年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ルール1 忍耐 ルール2 勇気 良い失業者の掟
真の肖像はデスマスクかもしれない

蝿がたかる裸のマハ
いろんな女に変化していくジェーン・バーキン 探検隊みたいな彼女のわくわくぶりがかわいくてたまらな
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地獄のSE(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

地獄のSEのSEってなんだ!と思って見たが、わからず サウンドエフェクト?

恋、熱、狂気
早坂さんもゴーストワールドのイーニドのように街を出て行ってしまった 追放ではなくて、解放とか脱出であって欲し
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