公開当時、ジェフ・ブリッジスは僕の中で、過去のスターだった。『天国の門』とか『タッカー』とか。
公開当時は、だいぶ太って、大作映画の脇役に出てるイメージだった。
そんなジェフ・ブリッジスの久し振り>>続きを読む
映画としては、ここまでベタでわかりやすいのは久しぶりで、驚くほどだった。
でもなあ、鶴瓶なんだよね。
中学生の頃から、深夜放送のヤンタンを聴いて、「ぬかるみの世界」を聴いて、「突然ガバチョ!」「パペ>>続きを読む
正直、スティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマンが、でっかいスクリーンに映ってるだけで、ため息が出る。
で、どう見たって、生きてるワニを素手で捕まえようとしてるシーンに声が出る。
そう言えば、>>続きを読む
イタリア映画らしいコメディ映画。そして、コメディなのに、死生観が漂う深さ。
ベテラン映画監督(ご本人が自分で演じている)が、初めて、主人公が最後に自殺する映画を撮っている。ずっと一緒に映画を作ってき>>続きを読む
最近、特にこういう人の不穏な日常を強調する作品についていけなくなってきたなあ。歳なのかもしれない。
もしかしたら、今見ると『時計じかけのオレンジ』にもついていけないのかなあ。40代くらいまでは、キュ>>続きを読む
実話だとしても、なかったとしても、ずっと先の読める展開なので、特に緊張するとこなく、最後まで同じテンションで見れてしまう。
出演者全員が歌い始めるとこだけ、奇妙にテンションが上がる。
江角マキコの大阪弁がもうちょっとうまくて、江角マキコにもうちょっと色気があったら、この映画はマスターピースになったかもなあ、と悔やまれる。顔立ちとか、立ち姿はとてもいいんだけどなあ。
宮本輝は一番好>>続きを読む
ペドロ・コスタはすごいなあ。
長回しのワンカットに見入っていると、時々自分がなにを見ているのかわからなくなってくる。けれど、面白い。
まるで詩のような手紙の内容がリフレインされ、スラム街の片隅で人々>>続きを読む
たぶん、この監督の作った映画は、もう見ないと思う。
なぜ、監督自身の一人称である「私は」というナレーションが東出昌大の声なのか?
なぜ、危険な地域に行くかどうかで意見の割れた撮影クルーのやり取りが>>続きを読む
『リアル・ペイン』がジェシー・アイゼンバーグの2作目だと知り、それならとデビュー作を配信で見つける。
傷つきやすくて、何をすればいいのかわからないハイティーンの男の子と、これまた傷つきやすくて、自分>>続きを読む
久しぶりに、見たかった映画に出会えた感じ。今の時代を描いていて、普通の奴らが主人公で、白黒はっきりさせず、でも逃げないでしっかり向き合っていく。いつもそんな映画に出会いたいと思っているんだけど、なかな>>続きを読む
Bastardenという現代は、いわゆる私生児を意味するらしい。
18世紀のデンマークで、退役軍人のケーレンは貧困にあえいでいた。なんとか人生を仕切り直そうと、荒野開拓を始める。しかし、地元の有力者>>続きを読む
たけしって、昔から、突然こういうのをやりたがるよね。
前半がシリアスバージョンで、後半がコメディバージョン。同じストーリーで少し違う、というと、あれか?これは、世界の映画祭を巡ってる間に「おれも、そ>>続きを読む
ペドロ・アモドバル監督の新作は、自身初の英語劇で、主演はティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアが共演という、なかなかに刺激的な顔つき。しかも、死が間近に迫ったティルダが尊厳死を決意し、ジュリアンが>>続きを読む
みなみらんぼうって、若い頃に聴いてたなあ、となんだか急に思い出して、ネット検索。すると、みなみらんぼうが、映画『いのちの停車場』の公開時に劇場挨拶に登壇しているという動画を見つけて、クリックしてみた。>>続きを読む
飽きずに見れる。というか、飽きずに見れる工夫がいっぱい。で、面白いかと言われると、リキ入れの2時間ドラマを見たかのような印象。なぜだろう。なんか、映画として浅いからかなあ。結局、善悪がちゃんとあって、>>続きを読む
改めて、ゴダールを見始める。
ゴダールなら、全部レビューは★5つというのもなんだから、自分の中での密かな優劣で遊びながら★4.7。
この映画は僕の中では少し他のゴダール映画とは違う。映画が硬い。と>>続きを読む
映画としては、いろいろ古くて残念だけれど、こんな人がいたんだということを伝えるためには大切な一作。
数年前に荒川区に引っ越してから、荒川出身の作家・吉村昭の作品を少しずつ読んでいる。コロナ禍で再び注>>続きを読む
嫌なときに、嫌なもんを見たなあ。
僕は鶴瓶師匠が好きなんです。
中学生の頃からヤンタン聞いてたし、ゆかるみの世界を聞いてたし、突然ガバチョ!も、パペボも見てた。
いや、真相は知らんけど、バーベキューに>>続きを読む
円谷英二の特撮ものは、手作り感にとても惹かれる。
妖星ゴラスが周囲の星を飲み込みながら大きくなり、太陽系に突入。このままでは地球が危ない。世界各国の首脳たちは知恵を絞り、南極に大規模なジェット噴射を>>続きを読む
リストア版を映画館で。
なんなんだろう、この映画は。そんな気持ちで見ていて、途中からニヤニヤが止まらない、というのは公開時から同じ。でも、今回は主人公が「歌えるなら俺だって歌うよ!」というセリフで、「>>続きを読む
テオ・アンゲロプロスの作品はどれも素晴らしいけれど、中でも大好きなのが『永遠と一日』。
主人公は、重い病を患う詩人。しかし彼は、もう自作の詩を書かず、19世紀の詩人の研究を続けている。妻は亡くなり、>>続きを読む
阪神大震災から20年。主人公の灯が成人式を迎える。灯の家族は在日コリアン。震災の年に生まれた灯は大手鉄鋼会社で働き始めるのだが、両親の離婚などもあり、鬱のような症状を患い、仕事を辞めて転職する。父は震>>続きを読む
面白い。吉田八大監督の『桐島』以来の傑作。
長塚京三扮する主人公は元大学教授。フランス文学研究の大家だったらしく、いまだに連載コラムがあったり、講演会の依頼がある。色香漂う卒業生も訪ねてきてくれるし>>続きを読む
映画としては、点数はなくてもいいんじゃないかと。
でも、伝えたがっていることは、同意する点も多くてね。家族を大切にね。兄弟は助け合うんだよ。そんな当たり前のことを映画の中から言われるだけで泣きそうに>>続きを読む
自閉症のジェイソンは、自分なりのルールを自らに課さないと日常生活もままならない。バス停の待合のベンチの位置が一つずれたくらいなんともない、ということは彼にもわかっているのだろう。でも、その席でないとダ>>続きを読む
よくできた政治がらみのちょい暴力的なサスペンスドラマ。かつては日本でもこういうドラマが得意な監督はたくさんいたと思うんだけど、最近は本当に少なくなった。
でもまあ、ものすごく好みの映画と言われると、>>続きを読む
ここしばらく、映画を見ることが日常になっていて、仕事が忙しくなると映画が見られなくてストレスを感じるほど。
今日もめちゃくちゃ忙しいのに、映画が見たくて仕方がない、というわけで、朝イチで『海底軍艦』>>続きを読む
IMAXで『ジョーズ』っていうのも、お正月らしくていいかなあ、と見にいく。やっぱりIMAXって、迫力があっていいね。
と、それはさておき作品のこと。公開時に神戸の新聞開館かどこかに父親と一緒に見にい>>続きを読む
クロアチアのヴェリコ・ヴィダク監督の初長編ドキュメンタリーなんだけど、もはやアキ・カウリスマキが演出したのかと思うほどのテンポとトーン。
まあ、1年間もフィンランドのカルッキラに家族と共に滞在して、>>続きを読む
決して元気になったり勇気づけられたりするわけではないのだけれど、とことん不幸に魅入られたような人生にも、ほんの少しの光が差したりする。この映画は、その一瞬を丁寧に描いていて、どうしようもない気持ちの時>>続きを読む
追記
そう言えば、2、3日前に『ゴットファーザー最終章』を見直してたんだけど、マイケルの息子、アンソニーがオペラ歌手になりますよね。で、そう言えば、アメリカに渡ってくるまで、少年時代のビトーはぜんぜん>>続きを読む
歌舞伎は好きなのだけれど、チケットも高いし、見たい演目はなかなか取れないし、ということで、最近、シネマ歌舞伎にちょっとハマっていて、ツキイチの企画を毎月見るようになった。
2025年の映画館での映画>>続きを読む
エミリオ・エステベスは、『ヤングガン』で、キラキラしてたなあ、なんてことを思い出していた。マーティン・シーンの息子として、チャーリー・シーンの兄として、なんかまあ、いろいろあったんだろうなあ、なんてこ>>続きを読む
映画としてのレビューというよりも、歌手・中島みゆきのコンサートの記録として。
10代の頃、中島みゆきがデビューした頃は、キュートなフォークシンガーというイメージだった。深夜放送で流れてくる『時代』を>>続きを読む