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ごんすさんの映画レビュー・感想・評価

ごんす

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ケナは韓国が嫌いで/韓国が嫌いで(2024年製作の映画)

4.1

自分はかなり競争が苦手なのでケナの言うことに共感しつつ、ケナほど自分の人生に主体性を持てていないのでケナが語る「韓国の男子は外国で独り立ちできない」という台詞に勝手に日本の30代後半男性である自分も奥>>続きを読む

Playground/校庭(2021年製作の映画)

4.6

劇伴がなく聞こえてくるのは騒がしい子供達の声。
説明的に感じるような部分が一切なくその全てを観るものに委ねる。
何が起きてどうなったかだけを話すと数行で終わってしまう話なので映画の世界に放り込まれ体験
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

4.1

子供から大人まで幅広く楽しめる本作を観てからR18指定の『アノーラ』を観るという素敵な休日を過ごしました。

クリス・サンダース監督は『ヒックとドラゴン』しか観ていないけれど本作とかなり通ずる所があっ
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不都合な記憶(2024年製作の映画)

2.9

1000回観たことがある筈の話を超絶技巧により100回くらい観たことあるなという印象にさせられた。
ワーナー、東宝、松竹で今回はアマプラの配信映画と石川慶監督のチャレンジングな姿勢はめちゃくちゃカッコ
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Demon City 鬼ゴロシ(2025年製作の映画)

2.9

3000回ぐらい聞いたことがあるお話なので血飛沫撒き散らすだけでなくもっと印象に残るようなアクションがほしい。
Netflix映画そう感じる作品多い。

生田斗真は好きだけど自分がハマらなかった主演の
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

お金がかかっていて飽きさせない様な画作りがされている。
杉咲花が自転車を漕ぐシーンが豊かに撮られており良い映画なのではと思った…のに。
説明的すぎる台詞や絶叫、突然始まる演技合戦により悪目立ちしてしま
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

-

特別篇の方を超偏愛レビューしてますが、なんとフィルマークス様が4月にリバイバル上映してくれるようです。
皆で観ましょう。
公開当時のニュースをYouTubeで見て今から思いを馳せるのも良いですね。
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.6

そこに存在しているのに映されてこなかった人間を映し続けてきたショーン・ベイカー監督の集大成のような作品。
彼はいつも物語の中で登場人物を無責任に救済したりはしない。
作品によっては状況が変わらないどこ
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.2

「やられたらやりかえすでいいのか?」という普遍的な対話は大人達こそ必要な気がする。
ネットで受けたいじめ体験を聞いた時の校長先生の顔が印象的だった。

どうせ話しても聞いてもらえない、否定されると思い
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Broken Rage(2024年製作の映画)

3.0

『みんな~やってるか!』を彷彿とさせるくだらなさだった。
『竜三』の時も思ったけどチーンっていう効果音だけはやっぱり映画で聞くと超つまらないからやめてと思うけどトータル結構笑わせてもらった。
くだらね
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クソすばらしいこの世界(2013年製作の映画)

3.0

登場人物は『息もできない』のキム・コッピ演じるアジュン以外全員バカ留学生。
この手の映画によく出てくる全ての台詞の後に(俺達これから殺されるんだけどね)が似合う人達。
そういえば『ムカデ人間』のあの人
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メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

4.2

思った以上に変な映画だった。
メロドラマのような劇伴が流れるタイミングが面白すぎる。

印象的だったのは当時13歳と36歳の二人が情事を行ったとされるバイト先の倉庫に行き一人役作り?に励むシーン。
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ココでのはなし(2023年製作の映画)

2.8

運良く監督と山本柰衣瑠さんの上映後トークショー付きの回を観れた。
二人ともチャーミングで仲の良さが伝わってくるトークが面白かった。
終了後に山本さんはパンフレットサイン会もやってらして人を元気づける素
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

5.0

決して分かることのない他者の極めて個人的な痛みと刻みこまれた歴史の痛みは遠ざけがちだがどちらもとても自分の近くにある。
それを映すショットが凄く良かった。
屋上でハッパ吸ってるだけなんだけど映画を観て
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ショウタイムセブン(2025年製作の映画)

1.8

予告編の印象や宣伝の為にバラエティ番組に駆り出されまくる俳優達などからも察しがつくように最低品質邦画であった。

劇場内は吉田鋼太郎が「ヤメロー!」と叫ぶのを観てニヤニヤする貴族の遊びのような変態空間
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ドント・ストップ(2020年製作の映画)

3.0

爆弾映画特集にて(自宅で一人開催)
開始数分で生徒達が沢山撃ち殺される。
『ホテル・ムンバイ』的なテロ疑似体験型ムービーが始まったと緊張感が走るも
自爆テロによって校舎も爆発。
救急隊員が到着し負傷し
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.5

爆弾映画特集にて(自宅で一人開催)
数々の爆弾映画に影響を与えたようだがやたらと説明的で長い。
しかし何故か観れてしまう。
昨今の駄作と言われている邦画の説明くささとはまた違う気がする。
破綻を怖れて
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タイムリミット 見知らぬ影(2018年製作の映画)

3.0

爆弾映画特集にて(家で一人で開催)
爆弾映画のジャンルの中でも密室モノで更に細分化すると○○に爆弾をしかけた!○○すると爆発するぞ!モノ。

本作はパパの車に爆弾が仕掛けられ娘、息子が同乗しております
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

4.6

Netflix映画『クレイジークルーズ』はことごとく台詞が決まっておらず少し不安になったけど本作は坂元裕二作品の台詞の面白さが完全復活していて良かった。

時の経過を感じる映画は元々好きで物語としてタ
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セブン 4K版(1995年製作の映画)

5.0

凄惨な殺人事件の現場や最悪と言われるエンディングのイメージが強いが改めて観て一番陰鬱な気持ちになったのはベテラン刑事サマセットにブラピ演じる若きミルズ刑事の妻トレーシーが相談する所だった。
当時のニュ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

「魂に触れてくるのが親友だ」というショーンの言葉の通りこの映画も自分にとって親友のような映画。

賛否が別れるような作品を積極的に摂取して価値観を揺さぶられたいような時期があり映画好きの人に限らず幅広
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.0

『ドラゴンボール』かと思うような吹っ飛び方だったり『寄生獣』後藤並に強いやつとの闘いだったり幸せな時間でした。
致命傷の基準がよく分からないのが面白い。
あ、死んだなと思う攻撃をくらいまくっていた。
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E.T.(1982年製作の映画)

5.0

映画館で初めて観れた『E.T.』
こんなに良かったっけ?と思い泣き死んだ。
座席は高校生カッポー、ワイ、子供連れのお母さんという並び。
上映前に高校生カッポーがIMAXのスクリーンの大きさに喜んでいた
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.5

他人の脳に入り込み暗殺するお仕事を描いた面白SFノワール。

まず主人公の設定が凄く良い。
会社内では代えが効かない存在だと思われるが肉体的、精神的には全盛期は過ぎていてキャリア晩年に差し掛かっていそ
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箱男(2024年製作の映画)

4.0

まずは箱男のビジュアル、特に走り出す箱男や闘う箱男の姿に笑い感動。
音楽がぶつ切りになる演出も癖になる。

物事の解像度はともかくどこまでも匿名であろうとする所がネット社会、特にSNS社会を安易に想起
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Welcome Back(2024年製作の映画)

5.0

早起きして『敵』を観て移動してから午後鑑賞だったので眠気を心配したが2分経たないぐらいでもう面白かった。
曲含めてオープニングクレジットがカッコ良すぎると100回ぐらい言いたい。

ボクシング映画もロ
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(2025年製作の映画)

5.0

『PERFECT DAYS』ばりに名優のモーニングルーティンが観れる前半(個人的に別バースの平山という超妄想解釈もしっくりくる)
モノクロで映し出される飯が全部美味そうでフードコーディネーターの方を讃
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愛に乱暴(2024年製作の映画)

3.9

おぎやはぎが昔ラジオで「男って食べてる時ティッシュで口拭きながら食べるよな!食べ終わってないのに拭くよなー」みたいな話をしていてわからんでもないと思ったので夫にティッシュを渡してあげる描写が面白かった>>続きを読む

マイ・オールド・アス ~2人のワタシ~(2024年製作の映画)

4.0

18歳の誕生日にキノコでトリップしたエリオットが39歳の自分と出会う。

短い尺ながらちゃんと人間が生きることや生きて時間が流れることを感じられる良作だった。
現在、未来、過去全てどれも欠けてはならぬ
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私がモテてどうすんだ(2020年製作の映画)

3.0

ちゃんと詰め込もうとした形跡は感じるし、これよりキモい映画も沢山あるので悪い作品とは思わなかった。
普通に笑わせられた所もあった。
しかしBLオタクの話とルッキズムの話をラブコメでサンドイッチして具は
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型破りな教室(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

道に死体があるようなことも珍しくないぐらい治安も悪く生まれた環境で教育を受けれるか否かが決まってしまっていることがとても残酷だと思った。

物語を引っ張っていくフアレス先生のキャラクターだけでなく相棒
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

4.0

ほとんどスタジオ内で話は進行しハ・ジョンウがフル稼働しているが彼の演技力に依存するだけでなく緊張感を持続させる工夫を随所に感じる(無駄な顔面アップや叫びに頼らないのが良い)
100分足らずに収めている
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阿修羅のごとく(2003年製作の映画)

4.0

生卵の演出が達人。
所々Jホラーを観ているかのような怖い演出があったような。
中村獅童の声がかなり高い。
彼を主人公にした話でも面白そう。

そしてこの深田恭子は良いと思った。
さすがに演技が上手いと
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フィクショナル(2024年製作の映画)

4.2

またまた黒沢清を連想する映画だと思いワクワクドキドキしたが『Chime』は酒井善三監督の過去作『カウンセラー』から影響を受けているそうな(観れていない)
それでいて本作は『Cloud クラウド』とやた
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STRANGERS(2023年製作の映画)

4.5

冒頭から好きな映画だと確信。
日常で絶対に見たくないがいつ起こってもおかしくないような光景をスクリーンで観た時に怖くて嫌すぎてポイントが高くなってしまう。

現代的なテーマで起こる事件も現実にありまく
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バグダッド・カフェ 4Kレストア(1987年製作の映画)

2.8

自分の感性が全然追い付かず面白くなかった。
名曲『Calling you』の良さと砂漠の美しさやブーメランの美しさ以外乗れなかった。

ブレンダは前半から余裕がなくイラついている間は人間味があったのだ
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