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牛原陽一&姫田真佐久で、このコンビのときは姫田真佐久っぽさはあまり出ないと思う。
この作品の見どころは、熊井啓脚本のスケールの大きなストーリーかも(構成は起承転結)。同じ熊井啓の「七人の挑戦者」に似>>続きを読む
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元ボクサー、現ドラマーのアキラが友人のために契約しようとしたアパートは浅丘ルリ子と母親のものだったが、安部徹が工事を進めず…
舛田利雄&姫田真佐久の良作。姫田真佐久が撮影すると、いかにも姫田真佐久と>>続きを読む
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この前後の加藤泰はキレキレ過ぎてヤバい。画面手前に人物を置いてフレームを作って、奥が動くという長回しを全体で繰り返している。実にかっこいい。
戦後、安藤昇が戦死した部下の遺族のためにマーケットを作ろ>>続きを読む
タヌキの若尾文子は父親と偶然タヌキの御殿に迷い込んだが、ちょうど姫(若尾文子・2役)は市川雷蔵とお見合いする予定で…
「狸御殿」は木村恵吾監督のシリーズらしい。知らなかった! この作品は大映らしい重>>続きを読む
「刑事物語」シリーズの第1作で、この作品では益田喜頓の息子は持田京介が演じていてびっくりした。本当の息子役・青山恭二は、この作品では別の役で出演している。
東映の「警視庁物語」シリーズと似た雰囲気の>>続きを読む
くず屋の小沢昭一が活躍する心温まる話で良作。原作は源氏鶏太。
吉永小百合は小沢昭一の娘、浜田光夫は小百合のクラスメート役で新人クレジット。
前半はよくある日活ノワールっぽいのに、後半1/3でパニックものみたいなとんだ超大作になる(もうちょっと後の時代の作品みたい)。熊井啓のオリジナル脚本らしい。すごいな。
50年代後半っぽいマットな感じ>>続きを読む
東映の時代劇だけど、これはチャンバラではなく、画家を描いたドラマ。原作小説あり。文部省選定にしては、内容が娯楽的
監督・キャストがいつもの東映時代劇のメンバーだけど、シリアスもできることに関心。監督>>続きを読む
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橋蔵が若殿と船頭と2役演じる、東映娯楽時代劇(時代劇スターは2役をよくやります)。
一番の見どころは、クライマックスの殺陣で、橋蔵の2つのキャラクターが画面に交互に出てきて、橋蔵は殺陣もキャラクター>>続きを読む
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橋蔵の金さん(役名は金さんではなく文吉)で、ミステリー時代劇。
橋蔵が目明かしを巻くために、逃げるシーンのコミカルで軽やかなアクションが圧巻。何度でも見たくなる。
お白州のシーンは千恵蔵なんかの「>>続きを読む
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有吉佐和子原作の文芸もの。芦川いづみさんが尼さんの役で、サムネイルからふざけた話なのかと思ったけど、いづみさんは真面目に尼さんで、良作だった。
撮影が姫田真佐久。自然がたっぷり出てきて、ストーリーは>>続きを読む
裕次郎の初期作品というわけでもないのに、50年代のクラシックな雰囲気で、かつコミカルでセンスも良くて、すごく好きな作品。裕次郎が手紙読んでるシーンの演出。当時の自由が丘、丸の内
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時代劇というよりは、アドベンチャーもの。橋蔵は信長みたいな感じか。
沢島監督らしい、とても迫力のある横移動・縦移動、八幡船が帰る海岸の様子も素晴らしい。一方で、モブの扱いなどちょっと雑とでもいうのか>>続きを読む
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マカロニウェスタンの影響か、クライマックスは鶴田浩二が着流しでマシンガンをぶっ放し、白い服の男が血まみれで死ぬ。舞台はマカオで、鶴田浩二が着流しでマカオを歩く、シュールなシーンも。で>>続きを読む
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里見浩太朗が学生運動家、平幹二朗はノンポリの新左翼の話、または第二次大戦中のレジスタンスのような話。
きれいに動くのではなく、めちゃくちゃに刀を振り回す殺陣は、里見浩太朗が似合うのかも。
豪華キャストのお正月映画。監督は「警視庁物語」の最初期を担当した小沢茂弘(キャリアが長く続いたようでうれしい)。
カルト映画や、マカロニのようなケレン味と、着流し任侠らしいしっとり感。見せ場が続き(>>続きを読む
シリーズ第5作。意外性のある展開、クライマックスの対決、ラストの余韻と、これは面白いと思ったら、日活のサイトでも「シリーズ最高傑作と呼び声高い」と。そうだよね。
居酒屋で白木マリが帰り、佐々木孝丸が>>続きを読む
日活の「事件記者」シリーズでちゃっかり者の記者・ガンさん役の山田吾一が、対照的な好青年を演じた、サラリーマンコメディ。劇中で、映画を見るなら「事件記者」というセリフがあって楽しい(日活は楽屋落ちが多い>>続きを読む
太陽族映画ではなく、明朗な青春もの。「坊っちゃん」を参考にしてるのかな? 脚本は「抜き打ちの竜」シリーズなどでおなじみの松浦武郎。この当時は既に学生運動がはやっていたのかな?
第二東映のマーク、初めて見た。
女性がバカっぽく描かれ過ぎていたり、笑える要素が古くさく感じるけど、最終的に大団円で、いかにも東映娯楽時代劇で楽しい。
里見浩太朗は怖がる場面など、バカっぽく見える>>続きを読む
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ハーベイ・ワインスタインの性暴力問題を報道したニューヨーク・タイムズの女性記者の話。
サスペンスフルかつ、ショッキングな内容(性暴力シーンはなし)で、ストーリーは先が気になりよくできてるけど、あくま>>続きを読む
ヒット曲「若いお巡りさん」を基にした歌謡映画で、久松静児の「警察日記」の舞台を上野の交番に移したような作品。
当時の生活の様子(子どもが売り子をしてるとか、行商人がいるとか)など興味深くて、飽きない>>続きを読む
千代之介や橋蔵の方が似合いそうな、水もしたたるいい男の役を錦之助がやるのは珍しいかも。バッチリそう見えるのがすごい。
ラストの美之助の気持ちの変化は、普通ならあり得ない感じがしそうだけど、錦之助は細>>続きを読む
岩出山藩(仙台藩・伊達家の分家)は戊辰戦争に参加したため、禄高を大幅に減らされ、生きるために北海道の開拓に挑戦する。
なんとなく独立プロ作品っぽいと思ったら、原作者の本庄睦男は共産党員だったようだ。>>続きを読む
前半はいかにもこの監督らしくてうまいけど、起承転結のバランスが悪く感じた(話を削ってるんだろうか)。ベタベタの関西弁なので、大阪の南の話かと思ったら、舞台は神戸。
橋蔵の出演した作品で、時代劇ではな>>続きを読む
小高雄二を助けに来たアキラが、部屋にいたヤクザを次々と殴るシーンがワンカットで、いかにもアキラらしくアクションがうまい。地味だけどいいシーン。
内容は「カサブランカ」の翻案で、あの作品にあったレジス>>続きを読む
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56年の日活映画「地底の歌」と同じ原作を再映画化。話はラスト近くの花子の現れ方などが違っているだけで、大体同じ。56年作ではダイヤモンド冬に裕次郎。鉄を演じた高品格は今作で警官役
主に演劇のようなセ>>続きを読む
同名の歌を基にした歌謡映画で、アクションではなくメロドラマ。主演2人の誠実な人柄や演技にジーンとする。
撮影は姫田真佐久。主演の2人が橋で会うシーン、高橋英樹を慰めて3人で繁華街を歩くシーンの長回し>>続きを読む
前半に、人物を上から撮っているワンカットのシーンが何度か出てくるけど、クレーンで撮影しているのか、不思議な動き。よくできていると思う。もうちょっと後の時代の東映時代劇では、こういうのは出てこない。>>続きを読む