「機動戦士ガンダム」は雑誌「スターログ」の小さなコラムの紹介で知り、初回からテレビの前で待っていた。最終回放送終了後に盛り上がり、映画版が公開されることに。次に富野喜幸(由悠季)が放ったテレビアニメが>>続きを読む
「接触編」より続く。補給で立ち寄った地球の植民地星で、敵を連れて来たと非難されるも親密になったキッチンの首が、コスモのバイザーを横切るのがオープニング。やはり操縦士であるモエラと恋仲である看護師ラポー>>続きを読む
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始まりは、蒸気船の上で新生モーゼと自称して禁酒を啓蒙する伝道師と怪しげなホカポンタスの栄養ドリンクを売るドク(ウィルロジャース)…どういう話?船室の上手にドク、下手から甥のデューク(ジョンマクガィア)>>続きを読む
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カメラが左にパンすると小さな駅舎の庇の奥から蒸気機関車がやって来て停車する。この小さな町「ニューウィントン」宛の郵便袋が投げ落とされ、郵便局と電話局が一緒になった事務所へ。交換手の若い女性がドクターブ>>続きを読む
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松山ケンイチ、東出昌大、柄本時生が素晴らしい。祝賀会の後、人気のない夜道で不意に「ずっと負ければいいと思ってた」「わかってたよ」。横顔の瓜田(松山)と小川(東出)の交わらない視線。タイトル防衛戦を控え>>続きを読む
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シテク(チェミンシク)が街の路上に立ち、拡声器で口上を述べる姿を、手持ちカメラでローリング。息子の小学校で語る彼の話が支離滅裂になる様を細かいジャンプカットと先生や生徒の冷たい視線が追う。うわーこれは>>続きを読む
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最初の焼け跡はミニチュアセットっぽいが成田亨(ウルトラマン!)の仕事か。坊や哲(真田広之24才若い!)と上州虎(名古屋章)が訪れたチンチロリンの賭博。オカマのおりん役内藤陳、天本英世、篠原勝之などの濃>>続きを読む
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曇天の下、雑居ビルの屋上で目高組の纏(まとい、火消しのアイテム)を炎を上げるドラム缶に放り込む、点みたいな泉(薬師丸ひろ子)と佐久間(渡瀬恒彦)の姿に、隣から聞こえるようにその会話が被る。校門手前の道>>続きを読む
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「ひゃら~り、ひゃらりろ、ひゃり~こ、ひゃられろ、だ~れが吹くのか不思議な笛だ…」この主題歌は何故か知ってる!冒頭の合戦シーンは百人程が荒野に集い土煙を上げて画面いっぱいに迫ってくる。馬とカメラが駆け>>続きを読む
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大人気ラジオドラマを映画化して(メディアミックスの先駆けか)、苦境に喘いでいた新興の東映を救ったというシリーズの二作目。妖術使いの霧の小次郎(大友柳太郎)「お前はわしの妹か?」「違います」「ええい、笛>>続きを読む
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シリーズ三作目。どうやってか逃げ出した萩丸(東千代之助)は髑髏の面が外れず「主を騙る化け物め」と伴の侍に襲われて谷底へ。妖術仕込みの技で崖を駆け上がり駆け下りる胡蝶尼。でも、技はここだけ。助けられた少>>続きを読む
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ニュースで流動型犯罪、特殊詐欺や児童虐待などに接する度に思い出す作品。受刑者本人の語りに合わせて、かたちを変えていく砂絵。冒頭に描かれるのはある受刑者が創作したという嘘つき少年の物語の前半で、確か後半>>続きを読む
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終盤、年度末に子供たちを含めた選挙で大人スタッフのメンバー交代が起こる。それこそ、登場場面の多かったスタッフに馴染んでいたので、中盤からよく顔を見るようになった補助スタッフが選ばれたことに驚いた。自分>>続きを読む
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「やあ久しぶり元気?」「何しに来たの?帰ってよ」元嫁のレクシー(ブリーエルロッド)との噛み合わない会話にめげない主人公マイキー。ブラインド越しに覗くレクシー母。中盤でマイキーに感謝するとこは良かったな>>続きを読む
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昔のユニバーサルロゴ!と薄いブルーの米国の映倫的?な画面にフィルム映写のノイズが入る。なんという凝った作り。宇多丸お勧めの吹き替え版にて。1970の字幕、雪景色に古風な佇まいの校舎、後ろに流れるのはダ>>続きを読む
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「アンブレイカブル」の続編ということで吹き替え版を見る。デイヴィッドの息子(スペンサートリートクラーク)が大人に!しかも、サイドキックとなっていることに感動。手首を繋がれた女性たちは前作にもいたが、廃>>続きを読む
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全く予備知識無しで鑑賞。オープニングの出産シーン。大きな鏡に映る心配と好奇の混じったような表情で見守る人々、赤子を抱き驚く医師。列車内のデヴィッド(ブルースウィリス)を座席越しに覗き見る。指輪外して話>>続きを読む
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整くん(菅田将暉)が口にしたように「犬神家」風な作品なんだが…序盤で大事件が起きないのでふわっとしたまま進行してしまう。早々に犯人の見当が付いてしまうのも残念。恐ろしいことが起きているのかも?起るのか>>続きを読む
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「アシスタントですから」の佐野くん(奥平大兼)!きみだったのか!無茶苦茶に怪しい曇り空の中を走る車。うわああ、とんでもないところまで来てしまった…。まぼろしの電子健康器具はともかく、アップのフルフェィ>>続きを読む
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「ストップメイキングセンス」、「サムシングワイルド」と80年代後半の勢いそのままにジョナサンデミ監督が放ったのが今作。これ以降の景色を変えた感がある。なんといってもハンニバルレクター(アンソニーホプキ>>続きを読む
鶏の祖先って恐竜だよな。てなことをラジカセを置いて全く手付かずのステージでひとりアコギを掻き鳴らして「サイコキラー」を歌い踊る?(リズムブレイクに合わせてよろける!)デビッドバーンのオープニングを見て>>続きを読む
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84年の大ヒット曲アーハの「テイクオンミー」がこの映画に結び付いて特別なものになる。それこそもとのMVを思わせるラフなタッチのモノクロのアニメーションが描くのは…逃げ惑う人々、そしてウォークマンととも>>続きを読む
「インドシナ最後の狩猟採取民族」という副題とジャケット写真のほぼ裸体の後ろ姿からの想像は、開始早々に裏切られる。タイ奥地の山間にトタン屋根の小さな建物が寄り集まっており、住民らは古着らしきTシャツとパ>>続きを読む
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銃弾飛び交う中、ヘルメット無しでうろちょろするって、気になるわあ。大統領の演説、若いカメラマン志望ジェシー(ケイリースピニーが子供のような幼い印象)を庇うリースミス(キルスティンダンスト)で始まり、同>>続きを読む
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昔、テレビ放映で見て印象的だった作品。監督はオルドリッチだったのか。最初の将校襲撃「事故のようです、車止めますか?」「鎖骨が折れたようだ手を貸してくれ」…制圧後に囮役が銃を撃ち「軍曹は嫌いだ」。弾道ミ>>続きを読む
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冒頭、暗闇に語られる言葉が響き、座る男に王冠が宿り炎に包まれる。一転、ヤギに突っかかるアヒルらがうろつく農家風の家。その背後の集落から炎が上がり、繋がれていた馬に騎士が跨がり、その妻らしき女性とともに>>続きを読む
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見ていて何度声を上げたことか…。胡散臭い肥ったカウンセラーはまだいいが、なぜ刺青男が走って追いかけてくるのか?ここは自分のアパートだよね?数々の疑問を吹き飛ばす異常事態の連鎖。母親からの電話、マリア像>>続きを読む
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ザ70年代の音楽とともに短いカットが次々に繰り出され一瞬は戸惑うが、対になるカットが後々現れてくるので、なる程そういうことかと納得する。このリズムに慣れてくると中盤のアクション前後の部屋を見下ろすショ>>続きを読む
戦間期のフランス政財界を揺るがす偽造債権事件を題材にしたジャンポールベルモンド主演作。最初にトロツキーの亡命が描かれ、劇場のオーディションに現れたユダヤ人(差別は欧州全域に存在した)女優が、その後に彼>>続きを読む
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くたびれた赤いキャップと青いボトルキャップ、見詰める鷹。薄汚れたスーツに髭面で荒野を歩く男トラヴィス(ハリーディーンスタントン)とライクーダーのスライドギター。話さず、隙あらば歩き出し、同じレンタカー>>続きを読む
1991年の公開時に通常版を劇場で見たはずなのだが、全く内容を覚えていなかった。でもああ、これは…忘れるわな。通常版でも三時間弱、今作では五時間弱という長尺。ヘリの窓越しに見えるマックスフォンシドーの>>続きを読む
面白くするために色んな要素を詰め込むのが韓国映画の良さではあるのだが…。パクソンギルとチョンヘイン(ドラマ「DP」主演!)の危なっかしい青春ドラマにプラスして、ピンク色のトレーナーにおかっぱ頭の料理人>>続きを読む
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強力班の仲間や班長、さらには元イス組長まで出てくる。制作年度を見ると5年ぶりの続編で海外(ベトナム)ロケまであり、悪役同士の抗争も激しいし、マドンソクが活躍する場面も多い。しかし、リアリティラインがか>>続きを読む
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実話ベースということに驚くが、そこから次々と実に面白い作品を作り出す韓国映画すげえ。広い肩幅から伸びるぶっとい腕と丸っこい頭の後ろ姿。刃物を持ち出して揉めてる男達の間に電話しながら割って入りあれよあれ>>続きを読む
タイトルからは予想し辛い犯罪×復讐×悲恋もの。小舟を連ねて歌いながら岸辺に着ける男女。偉そうに指示する連れの気障男を後に足早に歩く娼婦マリー(シモーネシニョレ)。野外ダンスホールで眉を顰める客の間をは>>続きを読む
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グッピー家という田舎の大家族。食堂を営む夫婦を中心に老いた父親、叔父、叔母、その息子や娘がともに暮らす。そこに子どもの頃に生き別れてパリで暮らす息子が呼び戻され帰ってくるのだが…。駅を出ると暗闇から「>>続きを読む