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katojjjさんの映画レビュー・感想・評価

katojjj

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カウントダウン(2024年製作の映画)

3.6

アンディ・ラウ主演の火災パニック映画というと、派手で荒唐無稽な『バーニング・ダウン』や『ショックウェイブ』を連想するが、こちらはリアリティとドラマ性を重視したオトナな映画。

しかし大仰な設定の割には
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導火線 FLASH POINT(2007年製作の映画)

3.7

悪辣な犯罪者どもは徹底的にブチのめす!
ドニー阿哥のスーパー俺様映画。
重傷を負いながらも修羅場に舞い戻るルイス・クーにすら活躍の場を与えないという徹底ぶりだ。

ハードで強烈なアクションの数々は見も
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秘顔-ひがん-(2024年製作の映画)

3.4

オリジナルは未見。

何を書いてもネタバレに繋がりそうなので感想を書きにくい作品だが、結局一番の見せ場はベッドシーンとなってしまい、物語としての強烈さはそれ程のものではなかった。

なお、パラサイト女
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岸辺露伴は動かない 懺悔室(2025年製作の映画)

3.5

ヴェネツィアロケを活かした豪華絢爛な雰囲気作りは見事だが、前半のクライマックスである生死を賭けたポップコーン対決が強烈すぎて、それ以外の印象がとても薄くなってしまった。

とはいえ、ポップコーン対決を
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政党大会 陰謀のタイムループ/政党ラリー(2021年製作の映画)

3.6

なぜタイムループするかの回答を出しているのが先行する有名タイムリープ映画とは一線を画するように見えるが、主人公とは別の人物のタイムループ理由などは置き去りにしているため、けっこう雑な話になってしまった>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

アート風な映像で決して派手な映画ではないが、悲しみと苦しみと切なさと可笑しさが混然となった狂気にどっぷりと引き込まれていく。

ミア・ゴスの演技とタイ・ウェストの演出は前作より冴え渡っている。

見える子ちゃん(2025年製作の映画)

4.8

ある日突然幽霊が見えるようになった女子高生を主人公にしたゆるい雰囲気の学園ドラマ風の展開が、よもやよもやのサプライズ展開が待ち受けて、まさかまさかのホラー映画史上に残る大傑作に!

青春映画、ホラー映
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囚人ディリ(2019年製作の映画)

4.5

今となっては『ヴィクラム』のその後の物語。

大量の麻薬を押収されブチ切れた犯罪組織が警察に報復を開始。
それに巻き込まれる形となった釈放寸前の囚人ディリは娘に会うことを楽しみにしていたが、よもやな状
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ヴィクラム(2022年製作の映画)

3.8

連続爆弾殺人事件の犯人を追う特殊工作員アマルは麻薬王サンダナムと事件の被害者であるカルナンに目をつける。

髭面の男くさい男たちが繰り広げるアクション合戦と奮い立つカッコ良い劇伴で一気に楽しめる。
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ガール・ウィズ・ニードル(2024年製作の映画)

4.3

有力者の子を宿すも身分の違いから結ばれず途方に暮れる貧しいお針子が出会ったのは、赤子の売買を生業とする女性だった。
その女性と共にすることになったお針子だが、やがて悍ましい事実を知ることになる。

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ネムルバカ(2025年製作の映画)

4.8

先輩・後輩女子のダラダラした会話と脱力ムード、痛くて気色悪いバイト先の男性上司、最強殺し屋国岡など阪元裕吾監督ワールド全開。

そしてアクションなくとも胸熱なクライマックス。

今年(2025年)公開
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.8

これは『ドリアン・グレイの肖像』がネタ元かな? 19世紀の小説が21世紀になっても生き続けているって浪漫があるな〜

それはともかく、阿鼻叫喚のラストを悲しむか、驚くか、笑っちゃうか、呆れるかでその人
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ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男(2024年製作の映画)

3.8

妻に不倫をなじられるゲッベルスの凡人ぶり。稀代の宣伝マンもプライヴェートはこんなもの。そしてこんなものでも人類史に永遠に刻まれる残虐・苛酷な世界を作り上げたりできるから恐ろしい。

史実を描いているか
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土曜日の男(2024年製作の映画)

4.8

最愛の母との誓いを守り土曜日だけ暴力に訴える激しやすい男が、無辜の市民に容赦ない暴力を振るう悪徳警察署長と対決することになる。

役者もアクションも濃いけど3時間弱の長尺をもたれることなく楽しめた。
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

4.6

関西大学を舞台にした等身大の学生の等身大の青春話が特に面白味もなく進行するが、ある人物の長い長い告白が始まってから世界は一変する。

恋愛映画史上最も衝撃的な作品といって過言ではない本作。
個人的には
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異端者の家(2024年製作の映画)

3.6

モルモン教のシスターコンビが勧誘で訪れた家の主は人あたりの良い男性だったが、話を進めているうちにやたらと宗教マウントを取りにくる男性に対しやがて二人は違和感を抱くようになる。

ただのジワジワくる恐怖
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ゴーストキラー(2024年製作の映画)

4.1

園村健介監督による強烈なアクションの数々はもちろんだが、幽霊に取り憑かれるというより幽霊が体内に入り込むという設定が独特な味をだしている。
その幽霊=三元雅芸と彼に憑かれる女子大生=髙石あかりの掛け合
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レンフィールド(2023年製作の映画)

3.8

腕ヌンチャクのシーンは一生忘れないだろう。あれだけでも観る価値有りのコメディ・ホラー活劇。

日本未公開はもったいないよね?

サイレントナイト(2023年製作の映画)

4.7

ギャング同士の抗争の流れ弾で息子を失い、自身も喉を撃たれて声を失った男が復讐を開始。

台詞をほとんど拝した実験的、もしくは映画の原点回帰を狙ったかもしれない作品だが、音楽に銃声に爆音にと普通の映画よ
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

5.0

ホラーにファンタジーにアクションにサスペンスにラヴロマンスにミュージカルにワンちゃん、そして日本の有名ホラー映画のキャラクターまで登場してBABYMETALの曲が流れる。
『エブエブ』も真っ青のごった
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柔道龍虎房 4K(2004年製作の映画)

5.0

特に説明のないまま変な演出てんこ盛りで話が進んでいくジョニー・トーらしさ満載の作品。これにハマる人には堪らないが、ハマらない人にはただの変な映画かも。

賭場から札束奪って逃走するチェリー・インとそれ
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.6

カトリックの最高指導者=ローマ教皇が急死。
新たな教皇を選ぶ選挙(コンクラーベ)が始まる。

「戦争」という言葉を平気で使う「神に仕える者ども」の醜く滑稽な権力闘争を荘厳に描く。
そしてビックリ・ラス
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ミッキー17(2024年製作の映画)

4.3

権力者への嫌悪と弱者への偏愛。
それがポン・ジュノの力の源泉。

賛否両論まっぷたつだけど、程よい加減の胸熱ぶりと実写版ナウシカみたいでとても楽しめたよ♪

主演のロバート・パティンソンはじめ役者陣も
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勇敢な市民(2023年製作の映画)

3.8

ある高校に非正規教員として勤務することになった元ボクシングチャンピオンのソ・シミン。
だがそこはセレブ息子スガンが牛耳る、凄惨なイジメが横行する地獄の高校だった。

陰惨なシーンも多いが全体的にゆるふ
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ロングレッグス(2024年製作の映画)

3.5

オカルト風味のミステリー作品だが「この10年で一番怖い映画」という宣伝文句に期待して観ると、別に怖くはないのでズッコケてしまうだろう。

タイトル通りの足長おじさんの物語でもあったが、一般受けはしない
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悪い夏(2025年製作の映画)

3.8

貧困ビジネスをテーマにした犯罪劇ということで胸クソを予想していたが、意外にも主人公とそれを罠に嵌めようと行動しながらも主人公に惹かれていく女性の恋愛劇にもなっており、ナチュラルに楽しめる作品に仕上がっ>>続きを読む

デビルズ・ゲーム(2023年製作の映画)

3.8

殺人鬼のジニョクと彼を追うジェファン刑事。激しい追跡劇の末に山中で行方不明になる二人だが、新たに二人が姿を現したとき、なぜか二人の体は入れ替わっていた。

「俺がアイツでアイツが俺で」の物語はコメディ
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ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

4.4

アクロバティックで超人的でそれでいて人間臭い格闘アクションの数々にシビれる、熱血犯罪物語。

複雑かつ緻密ながらも途中でそれらをご都合主義でぶっ飛ばしていくストーリー展開が香港映画らしいメチャクチャさ
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プロジェクト・サイレンス(2024年製作の映画)

3.8

さよならイ・ソンギュン

官僚のジョンウォンとその娘のギョンミンはなんだかあまり上手くいっていない感じの父娘。
濃霧に覆われた空港大橋を車で走行中に多重衝突事故に巻き込まれた二人は他の生存者達と橋の上
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コメント部隊(2024年製作の映画)

4.2

スクープ記事を発表するも誤報であると認定され停職処分となった社会部記者の前に、ネットで世論操作を行なっているという「コメント部隊」の人物が現れる。

陰謀論か都市伝説か真実か?
冒頭で実話ベースとのテ
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ザ・キラー/ジョン・ウー 暗殺者の挽歌(2024年製作の映画)

3.8

ジョン・ウー監督の『狼/男たちの挽歌・最終章』のセルフリメイク作だが、日本では未公開のまま円盤スルーとなってしまった。

ストーリーに少し捻りを効かせたり、教会の蝋燭に火をつけることに意味を持たせたり
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奇麗な、悪(2024年製作の映画)

4.0

中村文則の原作小説は一気に読める独白モノだったが、こちらも瀧内公美の見事な一人芝居で一気に見せる。
口笛のメロディが流れるミステリアスな雰囲気も良く、ハマる人にはハマる作品だ。

死に損なった男(2024年製作の映画)

4.4

内気で冴えない若き構成作家・関谷一平と彼にとり憑いたオジサン幽霊。

ホラーでもコメディでもなく、よもやよもやの感動のヒューマン&ゴースト・ドラマ。

お笑い界の裏側をちらりと見せるイヤーな感じから幕
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野獣たちの挽歌(1986年製作の映画)

2.6

短尺の割にはテンポがそれほどよろしくなかったりなどあまり褒められないような作品ではあるが、香港ならではの危険なスタントを盛り込んだラストの派手な銃撃戦は見もの。

主要キャラたちが容赦なく悲惨な目に遭
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愛を耕すひと(2023年製作の映画)

4.8

18世紀のデンマークを舞台にした大河ドラマかと思いきや、耐えに耐えた主人公がしまいにはブチ切れる仕返しヴァイオレンス。

というわけでマッツファンはもちろんだが任侠ファンにも観てほしい逸品。

セプテンバー5(2024年製作の映画)

3.9

ミュンヘン五輪のさ中に発生したテロ事件。
現場近くにいたのは報道班ではなくスポーツ班のTVクルー。
全世界に向けてテロ事件を報道することになった彼らだが、事件を報道することはテロリストたちを利っするこ
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