約20年ぶりぐらいの鑑賞。ヴィム・ヴェンダース監督作品として有名だが、初回鑑賞時は僕自身に映画の経験も少なく、あまり記憶が残っていない。
4年間失踪していた男がテキサスの荒野で発見される。彼の名前は>>続きを読む
幕末の戊辰戦争を白石和彌がディフォルメを加えてフィクション化したエンタメ時代劇。19世紀の史実を改変する手法といい、身分制度や権力と対峙する癖の強い連中の姿といい、日本版「ジャンゴ 繋がれざる者」みた>>続きを読む
Netflixで配信が始まったジム・ジャームッシュの初期作品。その3本目は、公開当初も大好きだった「ダウン・バイ・ロー」。
これまでの2作品に出ていたジョン・ルーリーに続いて、本作では同じくミュージ>>続きを読む
Netflixで配信が始まったジム・ジャームッシュの初期監督作品。2本目は「ストレンジャー・ザン・パラダイス」。ちなみに日本での公開は「パーマネント・バケーション」よりもこっちが先である。
当時のア>>続きを読む
アカデミー授賞式ギリギリ直前の鑑賞。
そもそも、この健全ロマコメ風のポスターを見た時点で、これが既にカンヌでパルムドール?と不思議に思っていたのだが、いざ鑑賞してみて納得。
ストリップダンサー、と>>続きを読む
ジム・ジャームッシュの初期監督作品がNetflixで配信開始(日本側で告知が遅れているのは勿体ない!) まずは公開当時未鑑賞だったデビュー作「パーマネント・バケーション」から。
アメリカ本国での公開>>続きを読む
ホロコーストを生き延びてアメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トートの戦後を3時間半の長尺で描く大作。主演は「戦場のピアニスト」の主演で知られ、自身もユダヤ人のルーツを持つエイドリア>>続きを読む
アメリカ合衆国建国の父の一人アレクサンダー・ハミルトンの生涯を題材にしたブロードウェイ・ミュージカルをDisney+が映像作品として配信したもの。
脚本、作曲、作詞、主演を、「イン・ザ・ハイツ」で知>>続きを読む
「家映画にハズレ無し」という持論があって、リノベーションを題材にしたNetflix新作映画の本作をチョイス。
アメリカ人の若い女性がイタリアのトスカーナ州の空き家を購入してリノベーション→居住を試み>>続きを読む
魔法が消えかけた世界で暮らす兄弟と母親の物語。電化製品などが発達したおかげで、魔法使いが面倒な魔法を使わなくなるという自虐的な設定が、いかにもピクサーらしい。
で、弟の方が魔法の杖を使って、自分が生>>続きを読む
「トイ・ストーリー4」で登場する新キャラクター「フォーキー」を主人公にした教育ビデオ風のショートフィルムの6作目。
今回のテーマは「コンピューター」で、先生役はトリクシー。コンピューター・グラフィッ>>続きを読む
「トイ・ストーリー4」で登場する新キャラクター「フォーキー」を主人公にした教育ビデオ風のショートフィルムの5作目。
今回のテーマは「愛」。「トイストリー」本編のどこで出ていたのか思い出せない4つのお>>続きを読む
「トイ・ストーリー4」で登場する新キャラクター「フォーキー」を主人公にした教育ビデオ風のショートフィルムの4作目。
今回のテーマは「時間」。先生役はレックス。恐竜時代からの長い時間の流れに思いをはせ>>続きを読む
AIが実用化された今の時代だからこそ生まれた、現代版「アイアン・ジャイアント」といった趣きの作品。
主人公のロズは人間の手助けをする為に作られたAI搭載のロボット。ロズが雁のひなキラリを育てる事で母>>続きを読む
評価の高さは知っていたけど、2時間半の大作という事で躊躇していた作品をようやく鑑賞。とんでもなく素晴らしい!
1920~1930年代に活躍した実在のボクサー、ジム・ブラドックの挫折と復活を描いた作品>>続きを読む
先日アップした「違国日記」のレビューでも書いた通り、映画って究極的には、人と人が出会う事によって訪れる変化を捉えるものだと僕は思っている。本作もその認識を改めて確認できる良作だ。
1970年、全寮制>>続きを読む
夜中に異音を感じたり、奇行に走ったり、、、、夫の夢遊病から始まるホラーとしても楽しめるのだが、本作の面白味はそれだけに収まらない。
監督はポン・ジュノの弟子という経歴を持つユ・ジェソンという事で、中>>続きを読む
バーのカウンターにアジア系女性を挟む形で2人の男が並ぶ。この構図が本作のすべてと言って良い。登場人物も基本的にはこの3人のみである。
韓国出身の女性監督セリーヌ・ソンによる作品で公開当初は限られた劇>>続きを読む
この10年間で数多く作られている韓国の民主化時代を描いた作品。本作は「タクシー運転手」で描かれた光州事件より数か月前に起こった12.12軍事反乱をベースに、フィクションを加えて映画化している。
軍内>>続きを読む
1996年の前作は劇場で観たもののほぼ記憶無し。所謂ディザスター・ムービーだったと思うのだが、本作は少し毛色が違う。竜巻が沢山出てくるものの、あくまでも主役はそれを追いかける人間なのだ。竜巻から逃げ回>>続きを読む
第97回アカデミー短編実写賞ノミネート作品。Filmarksではアメリカ製作という事になっているけど、インドの児童人権支援団体の協力で作られたそうで、ロケ地も出演者もインドと思われる。
劣悪な縫製工>>続きを読む
「梨泰院クラス」や「ベイビー・ブローカー」に出ていたイ・ジュヨンが主演。その上司役でムン・ソリ、彼氏役でク・ギョファンが出ていて、低予算っぽい作りながら何故か豪華なキャスティング。
韓国の国家人権委>>続きを読む
俳優としても活躍するジェシー・アイゼンバーグが、主演の他に監督、脚本としても携わる作品。ニューヨークに住むユダヤ人の従兄弟2人が、亡くなった祖母の故郷を目指す道中で、ポーランドのホロコーストに関連する>>続きを読む
タイトルからは想像が付かないけど、これも一種のゴーストもの。死神が地上に降りて、ブラッド・ピットが演じるイケメンの肉体を借りて人間の世界を見聞するというストーリー。
或いはアンソニー・ホプキンス扮す>>続きを読む
日本では恐らく劇場未公開と思われるアメリカのクライム・スリラー映画。
ローンの返済に追われる主人公は、食材配達のバイトだけでは生活が苦しく、友人に紹介されたクレジットカード詐欺の闇バイトに手を出して>>続きを読む
原作の漫画は未読。交通事故で両親を亡くした女子中学生と、彼女と同居する事を決意した叔母の生活を描く。
叔母役の新垣結衣は「正欲」に続いてマイペースで笑わない人物を好演。彼女が結婚後にフリーランスにな>>続きを読む
3時間の長尺という事もあって、鑑賞中に色んな感情が入り混じる。
岩井俊二監督作品としては「ラストレター」に続いて自身の表現手法を再利用したような古臭さが否めない。4つの時代を行き来する構成は挑戦的で>>続きを読む
ポスターのイメージからホラーっぽい内容を想像していたのだが、予想外に正統派な時代劇サスペンスで驚いた。朝鮮王朝時代の史実として残っている世子(王位継承者)怪死を題材に、盲目の鍼師の視点で謎を追求するフ>>続きを読む
1980年のニューヨーク。ユダヤ系アメリカ人の家庭に生まれた画家志望の少年ポールの視点で描かれる家族の物語。家族に起こる出来事を経て、主人公と家族が成長していくという、僕が大好きなタイプの映画で、地味>>続きを読む
大学教授の職を離れ、穏やかに暮らす77歳の男を描く作品。監督は「桐島、部活やめるってよ」や「美しい星」で知られる吉田大八。文学的な作風を持つ監督というイメージがあったが、本作もその例に漏れない。
前>>続きを読む
数々の社会派ドキュメンタリーを手掛けてきた森達也監督による初の劇映画。大正時代の関東大震災直後に発生した朝鮮人虐殺を背景に、その差別意識が最も歪んだ形で表出した千葉県の福田村事件を題材にしている。>>続きを読む
「君は誰?」
「ジャニス・ジョプリン」
オリジナルとなる中国版も強烈なインパクトを持つ作品だったが、この韓国版リメイクも負けていない。家父長制的な家族制度を背景に描かれた中国版は、登場する2人の女性>>続きを読む
英題も、アイルランド語の原題も「無口な少女」を意味する言葉。内気で感情を表に出さない9歳の少女コットが、夏休みの間に親戚の家に預けられる話。
少女にまるで関心のない両親のふるまいを見て、コットが不憫>>続きを読む
アメリカのテレビドラマが原作で、アクション映画のスタントマンにスポットを当てた作品。
撮影中の事故で休業していた主人公(ライアン・ゴズリング)が復帰。スタントマンとして鍛えた運動神経を使って、ハリウ>>続きを読む
「あぁ、美少年をキャスティングしたLGBTQ映画ね」と邪推した自分が恥ずかしくなる。もっと根源的な友情と、ローティーンならではの純粋さ、自分が認知する世界が巨大化していく事への戸惑いを描く作品だった。>>続きを読む
ここ数年は日本で観られる中国映画をかなりの確率で観ていて、最初に流れる「中国电影股份有限公司」のロゴを何度見てきた事か。本作「黙する者が生きし場所」は「共謀家族」の監督サム・クワーによる新作。日本では>>続きを読む