Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

シャスイさんの映画レビュー・感想・評価

シャスイ

シャスイ

劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-(2010年製作の映画)

4.0

TVシリーズの番外編ではなく続編として見られる作品だった。地球外生命体の正体が判明するまでのホラーじみた演出がおもしろかった。音楽を川井憲次が担当しているから雰囲気が出る。ELSは終始何の意思も読み取>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.0

見せ場の連続で、これがクライマックスかと思いきや、まだ先があることに驚かされることが何度も続いた。最初は農場という平凡な場面から始まるところを鑑みれば、なんと壮大な内容への転換だろうか。かと思いきや、>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.0

「ある秘密」には序盤で気付いてしまった。具体例は思いつかないが、同じような展開の物語に触れてきた経験が作用しているのだろう。それらが本作に影響を受けたものかはわからないが、公開当時に鑑賞していれば、お>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

三田紀房の漫画『アルキメデスの大戦』の実写映画。原作の内、戦艦大和の話だけで完結しており、良くまとまっている。但し、いくつかの登場人物に至っては性格が大きく変更されており、原作とは異なる様相が窺える。>>続きを読む

L change the WorLd(2008年製作の映画)

1.0

どの登場人物も掘り下げておらず、内容に意味を見いだせない。子どもと L を掛け合わせたのは何のためだったのか。意外にもワタリの存在を強く示唆した内容だったが、その割に彼と L との関係性について特に語>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

4.0

独特の結末を迎えるが、自然な流れで良い。月と L の物語であれば、この結末が適当であるかもしれない。

前編からそうであったが、月の動機づけをより強めており、終盤でもその原点を振り返る場面があるのが良
>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

5.0

冒頭から漫画とは異なる展開に期待が持てた。月の動機づけにより説得力を持たせており、キラの思想に共感できる要素を取り入れている。

新たなヒロインを取り入れているが、物語の終盤で重要な役割を担っており、
>>続きを読む

関ヶ原(2017年製作の映画)

3.0

歴史は中学校か高校レベルの知識しかなく、ほとんど内容の展開は理解できなかったが、それでも楽しめた。早口で非常にレスポンスが早いのは非現実的だが、それらのおかげで終始テンポが早く一定で、内容を理解できな>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.0

ソフィーが若返ったり、老けたりする原因は何だろう、と物語の展開を見ながらも考える機会が多々あって退屈しない。また、王国の情勢の変化も着目すると、さまざまな変化が見られて楽しい。岡田斗司夫の解説を見ると>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.0

 水爆の影響を受けたゴジラが、戦後復興を遂げた日本を破壊していく場面は印象に残った。この出来事に対して真摯に向き合ったのは、2人の博士であり、彼らによって人類が取るべき選択が示された。尾形と恵美子は、>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.0

 多種多様なイェーガーの容姿や機能が格好良かった。頭部を装着する際、ネギのように回転させる機構や、怪獣を殴る際に関節を固定させるなど、機械らしさを感じさせる場面があり、イェーガーがどんな動きを見せてく>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

戦後復興期の日本と、都会の喧騒とは無縁なひとつの村を照らし合わせ、それらに共通する闇を描いている。一見、鬼太郎が誕生する経緯とは結びつかないように思えるが、そうした闇を必然的に生み出してしまう人間の業>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

5.0

〈DEATH (TRUE)2〉
 TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の総集編。放送時の進行順序から抽出した構成ではなく、登場人物を主軸とした構成であるため、物語の時系列が頻繁に前後する。どのように物
>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

5.0

闇から這い上がる。ゴッサムを救うために立ち向かう人々が見所であり、そんな街を救うべく再び現れるバットマンが圧巻だ。より壮大なスケールで話が展開されるが、見かけ倒しではない内容で十分に楽しめる。伏線回収>>続きを読む

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

5.0

ジョーカーが完成する。続編というよりも、これでワンセットという感覚。もはや偶像化したジョーカーは、あらゆる神話がそうであるように、最後には人間を超越することで初めて受け入れられるのだろう。

ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

秩序を覆す混沌との戦い。ジョーカーによって人々の希望は失われ信念は様変わりし、バットマンは大きな決断を迫られる。ダークヒーローに相応しい内容だ。

本作はジョーカーが非常に魅力的に描かれる。起句ではマ
>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

4.0

二つの家族に起こる出来事を中心に、1963年の日本の暮らしを振り返る作品だ。話は細かく分けられていて、それぞれに主人公となる人物がいる。概ね二つの家族における出来事を同時並行で進めていて、家族の裕福度>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

不揃いな歯や余分な動作をしない上体が、ゴジラをより不気味にしていた。また、リアリティを持たせた閣僚の動きは、これを現実的な災害であることを強く認識させられた。その様相は日本政府の、ひいては民主主義の問>>続きを読む

永遠の0(2013年製作の映画)

4.0

一人の特攻隊員の戦時中における生涯を振り返りながら、全体的な戦争の現実について帰結させる構成は、後世に戦争を忘れさせないという教材にもなり得て良い。また、物語最後の宮部久蔵の表情が良い。最後には一人の>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

とてもおもしろかった。この作品は現実との差異を緩やかにしてくれて、視聴後に晴れやかな気分になれることが気に入っている。シンジやゲンドウに共感できる点が多くあるにも関わらず、最後にはこうした気分になれる>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

3.0

ややおもしろかった。物流が主題となっていて、昨今で注目されている問題を取り上げている点が良い。とはいえ、この問題への認識がある程度備わっていれば、特段目新しい認識は得られないだろう。ただし、物流業を逼>>続きを読む

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.0

おもしろかった。また観たい。登場人物の多くが魅力的で、主人公のシータやパズーはもちろん、その他を観ていても楽しい。最も深く語られているのがパズーであり、行動力と根性が優れていて頼もしいが、きちんと子ど>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.0

ややおもしろかった。史実が時系列順に展開されていく内容になっているけれど、その知識を持っていなければ、あまり楽しめないかもしれない。

これまでに観た映画やドラマでは、大きな出来事の前にはそれを予感さ
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

おもしろかった。また観ようかな。主人公の心情や動機が理解し易くなっていて、理性的には同意し難い結末でありながらも、納得はできる。彼に対する社会の対応は冷酷だと感じる一方で、彼を表面上でしか知らなければ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

とてもおもしろかった。もう一度観たい。内容は人間ドラマに傾倒しているが、ゴジラの存在が大きく関わっていることでバランスが取れている。主人公の成長や葛藤に共感できるし、ゴジラにも感情が読み取れ、荒ぶる理>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ややおもしろかった。織田信長の意志や戦略に濃姫が関与していたという描写は、濃姫が影の立ち役者であったようで興味深かった。しかし、後半は信長が残虐非道に陥り、濃姫の帰還で元の自我を取り戻すものの、あまり>>続きを読む