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カズザク17さんの映画レビュー・感想・評価

カズザク17

カズザク17

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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

4.2

好きな人と、ずっと一緒に居たかっただけ。これから先の人生も、一緒に同じ時間を歩みたかっただけ。そして、何気ない日曜日を一緒に過ごしたかっただけ。それが叶わない、皮肉な運命の巡り合わせの二人の物語。
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天使のいる図書館(2017年製作の映画)

4.0

ちょっとした毎日の繰り返し。その毎日の中で起こる、ちょっとした出来事。その出来事を通じて、ちょっとした出会いがある。そんな出会いで、ちょっとした勘違い・おせっかいから物語が広がっていく。
風花ちゃん演
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ベルリン、アイラブユー(2018年製作の映画)

3.0

街を歩いていると、色々な人達とすれ違う。当然、これまで会った事もない、何も知らない赤他人の人達。でも、そんな人達と、ちょっとした偶然で知り合ったら‥そんな話が、幾つも出てくる物語。
一つ一つの出会いと
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薬指の標本(2004年製作の映画)

3.0

原作で感じたようなフワフワ感はあまりなく、どんより感・閉塞感を感じる内容・流れだった。悩んでいるような、悩んでいないような‥自由を求めているような、束縛を求めているような‥相対する感情のようなモノが同>>続きを読む

ブルーピリオド(2024年製作の映画)

3.5

本当に好きなコトを見つける事ができる、そしてそのコトに真正面から向き合い、無我夢中で打ち込む事ができる‥そんな人が羨ましくもあり、そして眩しくもある映画。
自分の高校時代を思い出す。歴史が好きだったの
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渇水(2023年製作の映画)

3.2

飲む事が出来る水を作る。そして、それを各家庭に安全に供給する。その為には、設備を作り、それを維持していく必要がある。だから、水道はタダではない。だから、料金は払って当たり前。だから、料金を払わなければ>>続きを読む

あの歌を憶えている(2023年製作の映画)

4.0

認知症で、今の事を覚えているのか?覚えていないのか?常に不安を抱えながら生きている男性。心に大きな深いキズを抱えている、平均台の上を目隠しして歩いているような、常に危うい精神状態の女性。そんな2人の、>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

3.5

アキ・カウリスマキ作品のお馴染みのメンバーが登場し、いつもと同じように多くを語らず、不運・不幸な物語が淡々と進んでいく。
舞台は、1996年の北欧フィンランド。当時の日本は、バブルが弾けたとは言え、ま
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あしたのパスタはアルデンテ(2010年製作の映画)

3.5

誰かを好きになる瞬間って、理由もなければ、理屈でもない。ふとした何かをきっかけに、気が付けば好きになっていた‥だと思う。だから、好きになってはいけない人を好きになってしまう事もあるし、たまたま好きにな>>続きを読む

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.5

親子なので、血の繋がりがある。子供が小さかった頃から、長い時間を一緒に過ごしている。当然、お互いが分かり合えている‥と、たぶん思っている。でも、親子と言えども、それぞれ別の人格を持った1人の人間。親の>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

またまた2分間のループ。今回は、今=未来から見た過去と、未来=未来からすると今が繋がっている。今と未来or過去と今の一つのループだけでは終わらず、過去から未来への無限ループで、頭の中が???になる。わ>>続きを読む

大きな玉ねぎの下で(2025年製作の映画)

4.5

爆風スランプが懐かしい。彼らの曲からインスパイアされて、この映画‥物語が誕生した事も、何だか嬉しい。
スマホやパソコンに打ち込んだ文字ではなく、紙に書いた文字には力がある。相手を思って書く文字には、筆
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ドライブ・イン・マンハッタン(2023年製作の映画)

3.5

空港で客待ちをしていたタクシードライバーの男性と、空港から自宅に帰るタクシー客の女性。当然の事ながら、2人は初対面。おそらく、2人が今後会う事もない。一度っきりの出会いと別れ。言ってしまえば、そんな2>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

2分間を繰り返しているだけの映画‥と言えば、つまらない映画のように聞こえるけど、2分間という限られた短い時間の繰り返しなので、逆に奥が深い。繰り返すのは時間だけで、記憶は残るから、2分間を有効に使おう>>続きを読む

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.5

幕末からタイムスリップした侍が、今の世で生きていく為の道・術を見つける。タイムスリップした場所が、時代劇の撮影所だったおかげで、侍姿に違和感を抱かれず‥である。タイムスリップした場所が、普通の街中だっ>>続きを読む

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.5

イケメンで、お金にも不自由していない。自由に使える時間も、いっぱい持っている、自由気ままな独身貴族。人との繋がり・付き合いも、相手がある一線を越えてくると‥自分のテリトリーに足を踏み込んでくると、直ぐ>>続きを読む

ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

4.0

心のどこかに傷を抱えている。辛くて悲しい経験をしてきた・している‥心の痛みがわかるから、自然と他人にも優しくなれる‥そんな人達が、たくさん登場する物語。見ていると、心の奥底に、優しさが満たされていくよ>>続きを読む

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

3.0

結局、よくわからなかった。でも、それなりには楽しめた。子供のちょっとした出来心・嘘から始まり、子供の妄想・作り話を現実の世界に‥UFO、細菌兵器、ロボットまで登場する。音楽フェスへの流れも結構強引で、>>続きを読む

20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008年製作の映画)

3.0

やっぱ、続編もよくわからない。でも、よくわからないなりに、少し話の流れが理解できたように思う。あまり深くは考えず、進んでいく物語の流れを受け止め、流されるまま見ていけばいい映画なんだという気がしてきた>>続きを読む

20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

3.0

原作は漫画?正直、よく理解できなかった。でも、続編があるようで、話の続きが気になる。よくわからないまま、続編を見てしまうのだと思う。
結局、東京の街は壊滅?その目的は?ケンヂ君と遊ぶ事が目的?ただそれ
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僕の彼女はサイボーグ(2008年製作の映画)

4.0

かなり無茶苦茶な設定である。特に最後は、ブルースリーやプレスリーまで登場し、挙句の果てに別人?の記憶を別人が‥しかもこんと所に再登場‥何でもあり状態である。とは言うものの、結構楽しめる、そして心と心の>>続きを読む

1秒先の彼(2023年製作の映画)

4.0

思い続けていた初恋の人?に、偶然出会った‥ではなく、偶然発見した。その後、意図的に彼の前に姿を見せるものの、彼は自分の事を全く覚えていない‥という、淡く切ない恋愛物語。
特殊な名前と、特殊な事情から、
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.0

音楽もなく、淡々と静かに進んでいく映画。車の走る音、牛の鳴き声、歩く時の足音、食べたり・飲んだりする時の音‥色んな音が、音楽の代わりとなり、映画の中に上手く溶け込んでいる。
本当の親子のような、実の親
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クレマチスの窓辺(2020年製作の映画)

3.5

都会の生活・仕事に少しお疲れ?田舎の祖母の家‥今は誰も住んでいない家でストレス解消・気分転換。1週間を、のんびり・マイペースで過ごしている‥言ってしまえば、それだけの映画。
ドライブする、バーに行く、
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いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

4.5

最後にわかる、この映画のタイトルの意味‥いま、会いに行きます。不思議な体験をして、その体験が真実なのか?夢なのか?限られた短い時間かもしれないけど、真実の未来だと信じて、いま、会いに行きます。切なく、>>続きを読む

運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.0

恋愛で傷付いた2人だからこそ、人に優しくできる‥純粋なラブストーリーだと思っていたら‥超複雑、時間と人が入り乱れた、一夜のドタバタ劇。
ヤクザの組長のメンツ‥金振が良誘うに見せかける為のウソ‥そのウソ
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あまろっく(2024年製作の映画)

4.0

大阪生まれ、京都育ち、今の家は尼崎、で、滋賀で単身赴任中。地元ではないけれど、家がある街なので、尼崎が舞台の映画って事だけで、親近感が湧いてくる。阪神電車、下町、商店街、町工場、阪神タイガース、暑苦し>>続きを読む

アーサーズ・ウイスキー(2024年製作の映画)

3.7

人間、年を取ってくると体力は無くなるし、体のあちこちの調子は悪くなるしで、年は取りたくない、若かった頃に戻りたいって思う事は、誰にでもある事なんだと思う。年齢の波に抗うように、アンチエージングに取り組>>続きを読む

サンセット・サンライズ(2025年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

釣り好きな東京の若者が、たまたま田舎の海の近くの借家を見つける。その家に引越し、たまたまその街が好きになり、たまたま好きな女性も見つかってしまう。ただその女性は、辛い過去と深い心の傷を抱えている。いい>>続きを読む

Every Day(2016年製作の映画)

4.0

神様の悪戯なのか?それとも単なる妄想なのか?神様の悪戯であれば、束の間の幸せの後にドン底の不幸せが訪れるので、かなり残酷な悪戯である。単なる妄想であれば、失って初めて気付いた幸せに対する、後悔の念が生>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

2.5

自分から、自分の殻の中に閉じこもってしまった女性が、自分から、自分の殻を打ち破らなければならない状況に追い込まれる。お金もない、知ってる人も居ない、移動する手段もない‥逃げ道・楽な道が閉ざされた事で、>>続きを読む

劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

4.0

時々見るTVドラマは、美味しいご飯を、ただ美味しそうに、それも気持ちのいいペースで食べているだけ。内容はそれだけで、それ以上でも、それ以下でもない。なのに、不思議と見入ってしまう。食べる事に対する欲求>>続きを読む

天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

3.0

現世と天国の間にある天空の街が物語の舞台なので、もっとファンタジー感満載の街が登場‥って思っていたら、ごく普通の海辺の街が登場する。覆面のタクシードライバー以外は、ごく普通の人達が、ごく普通に生活を送>>続きを読む

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

3.5

年末年始の9連休の最後に、お気楽な映画をって事で選択。一応は史実に基づき、史実を崩さない・壊さない程度にあり得ないをぶっ込んだ、長娯楽・お気楽時代劇。
赤穂の塩に、万能薬?の塩飴に、奥の手の塩漬け等、
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花嫁はどこへ?(2024年製作の映画)

4.5

混雑した車内、少し?結構?暗めの照明、予期せぬ席替え、同じような服装の花嫁達、ベールをスッポリで花嫁の顔は見えない等、幾つかの偶然と不運が重なり、そこに逃げ出したい・隠れたいという強い意志も入り込み、>>続きを読む

すべては君に逢えたから(2013年製作の映画)

4.5

クリスマスまで、あと数日。クリマスを楽しむような年齢でもないけど、何となくクリスマス気分を味わいたくて、旦赴任先で1人で寂しく?1人でどっぷり映画の世界に浸りながら?この映画を観る。
紆余曲折、すれ違
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