Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

バリバリバリヒさんの映画レビュー・感想・評価

バリバリバリヒ

バリバリバリヒ

映画(826)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

-

配信のミニシリーズくらいが丁度良さそうな内容だし、そうしたほうがエピソードやキャラクターをそれぞれ深掘りして描けるだろうし、特にトリニティの個人ドラマとか、あとモーフィアスとかも、ひとつのパートとして>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

-

見直し。やっぱちゃんとすごい。

SF小説的(SF映画ではなく)な、よく言うような「映像化不可能」的な物語をここまでしっかり映像で見せ切った映画は他に知らないし、マーベルとかが輪っかを通り抜けたりして
>>続きを読む

ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱(1986年製作の映画)

-

『朧車』の3期アニメ化。

名作の呼び声高い爆泣き映画。ねずみ男に泣くためのネズ泣き映画。

世はまさに大ロリコン時代(宮崎駿を頂点とする)と言える1980年代、ねずみ男も例にもれずロリコンで、テレビ
>>続きを読む

ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大戦争(1986年製作の映画)

-

自分は1965〜67年くらいに描かれた水木漫画が、絵のバランス、ストーリーテリング、ユーモア等どこをとってもいちばん最高だと思うのだけど(『墓場の』時代のマガジン版鬼太郎、マガジン版『悪魔くん』、『テ>>続きを読む

ゲゲゲの鬼太郎(1968年製作の映画)

-

1996年版の映画『大海獣』に足りないのはロボット大海獣なのだと、つい思い込んでしまっていたけど、これ(テレビ第1シリーズの『大海獣』のエピソード前後編を合わせて映画館でかけたやつ)を改めて見ると、ロ>>続きを読む

若き日の次郎長 東海の顔役(1960年製作の映画)

-

東映時代のマキノ2カメ編集の極致……。
この編集点を見よ!

米屋のボンボン長五郎、世の悪に対抗するため清水次郎長と名乗り派手に売り出し、正義のヤクザになって清水港に帰ってきて“仁義プロポーズ”でいい
>>続きを読む

殺人ゲーム/コミックストリップヒーロー(1967年製作の映画)

-

ヌーベルバーグ、っていうかあからさまに『気狂いピエロ』『メイドインUSA』『軽蔑』あたりのゴダール風の演出(若干アランレネとかルイマルとかリヴェットとかの感じも入ってるけどまあほぼゴダール)で作ってる>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

-

これは自分は世評とは本当に違ってて、ハビエルバルデムがしょうもない(いかにも「オレ怪演してます」みたいな)喋り方で演説しながらものすごい小さい歩幅で台詞の尺稼いで歩いてくる長回しとか、思わせぶりでわざ>>続きを読む

007/ダイ・アナザー・デイ(2002年製作の映画)

-

アバンの北朝鮮地雷原ホバークラフトチェイスがピークで、序盤のシリアスな感じはいいのにレーザーをかいくぐりながら戦う辺りから中途半端に『チャーリーズエンジェル』とかみたいな軽すぎるノリが出てきてそのまま>>続きを読む

007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年製作の映画)

-

前作『トゥモローネバーダイ』がアクション派手派手だったせいで、どうも地味に思えちゃう(特にラストの潜水艦のくだりがいまいちパッとしなくてクライマックス的にはその前のソフィーマルソーの顛末で終わってしま>>続きを読む

007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年製作の映画)

-

メディア王が自作自演で事件や戦争を起こしてニュースにしてるっていう、スペクター系の陰謀組織ヴィラン、かつスペクター以上にめっちゃ幼稚で、わかりやすい構成で、B級っぽい話なんだけど、その露骨で単純な陰謀>>続きを読む

007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

-

「ダムの中央でバンジージャンプせよ」とか今でも覚えてるあの、ニンテンドー64のソフトの中で世界的には3番目に売れた(アメリカでは最も売れた)というテレビゲームのせいで、映画の一個一個のシークエンスのセ>>続きを読む

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

-

『サンダーボール』に続き、そしてさらに超えてくる大予算投入超大作。
姫路城の塀に手裏剣刺さって問題になったり、日本のパパラッチにショーンコネリーがキレたり、制作中から国辱だなんだと言われたり色々あった
>>続きを読む

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

-

アバンタイトルの、諜報とか殺し屋とかっていうより、爆弾テロっていうか破壊工作っていうか、まあ秘密工作員ではあるんけど荒っぽい、優雅さとは真逆のドカタ系っぽい仕事をしてるジェームズボンド。でもウェットス>>続きを読む

007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)

-

沓掛時次郎みたいな話だけど、絶妙なところをついていてうまい。かなり最後のほうまで、恋人を殺した相手がボンドだとトリプルXは気づかない、かなりお互いに知り合ってから、かつ最後の重要な協力任務を前にしたと>>続きを読む

007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

-

宇宙に行っちゃったからいけないというよりは、あまりにも前作の焼き直しなのがいけない。特に大ボスのキャラ造形がほぼ一緒なのが良くなくて、ほとんど海を宇宙に変えただけ。いつも同じような筋でも、やっぱここま>>続きを読む

007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

-

意外としっかり探偵もののフォーマットで捜査して、ちゃんとお仕事して謎を追っていく一作目のボンド。

二作目三作目に比べたら弱いってことで、記念すべき一作目ということ以外であんまり現在重視されないけど、
>>続きを読む

007/ダイヤモンドは永遠に(1971年製作の映画)

-

若ショーンコネリーとおじいちゃんショーンコネリーの間みたいな中途半端ショーンコネリーだなあと子供のとき思ってたけど今見るとかなりいい感じの貫禄具合に見える。(でもまだこのとき41歳……。『リビングデイ>>続きを読む

007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)

-

殺しの世界一を賭けたゲームの挑戦っていう「旧ルパン」の初期みたいな世界観のお話。
(しかも、その敵が殺しの世界だけじゃなく、新開発の太陽エネルギー装置を使ってスペクター系の国際的大犯罪の方面にも手を伸
>>続きを読む

007/ユア・アイズ・オンリー(1981年製作の映画)

-

中盤のフィギュアスケーター少女のくだりと、スキーやらアイスホッケーやらウィンタースポーツ全部やりますみたいなコミカルアクションのノリが本筋に対してノイズすぎる(アバンタイトルでブロフェルドにケジメをつ>>続きを読む

007/オクトパシー(1983年製作の映画)

-

シリアスな列車アクションからの爆弾タイムリミットサスペンスや、女怪盗集団のアクロバット潜入大乱戦とか、後半いろいろ楽しくて安心してゆったり見れる娯楽大作。

空飛ぶギロチンヨーヨーがヨーヨーなので上か
>>続きを読む

007/美しき獲物たち(1985年製作の映画)

-

デュランデュランの主題歌に合わせて蛍光塗料使ったオープニング映像がモーリスビンダー後期でも目立つ名作オープニング。イエモンのショックハーツのPVがたぶん真似してた(イエモンはラブラブショーも『二度死ぬ>>続きを読む

007/消されたライセンス(1989年製作の映画)

-

スピルバーグ、マクティアナン、バーホーベンらが台頭した80年代アクションの流れに乗ってハード路線を余儀なくされた007映画で、この映画を評価する向きは「ハードで熱いから良い」みたいな意見が主だと思うん>>続きを読む

007/リビング・デイライツ(1987年製作の映画)

-

二転三転する騙し合いを描いたりしてシリアスな本格スパイものを狙いつつ、アフガニスタンの反ソ連ゲリラとか時事冷戦ネタを組み込んで、”名画”『ロシアより愛をこめて』回帰路線。

それに加えて恋する乙女と純
>>続きを読む

Broken Rage(2024年製作の映画)

-

だいぶ書き足したのでいっそ上げ直し

ーーーーーー

前半も後半もおもんなくてワロタ。なんやねん……
『首』のキレはなんだったの……

常に取りにいこうとしすぎっていうか最初からそういうものとしてやり
>>続きを読む

恐竜100万年(1966年製作の映画)

-

イメージとファッションの欲望に操られる消費社会とコマーシャリズムの世界が気持ち悪くなってうんざりして何もかもどうでもいいような気持ちになったとき、そんなものと全然関係ないものが映し出されそれでいて、イ>>続きを読む

女王陛下の007(1969年製作の映画)

-

今や名作名作って言われまくってるけど本当に名作。

子供のころスキー行くたびに脳内にこれのテーマ曲を流しながら片足浮かして滑ってた。

これまでの5作で編集技師(イギリス映画式、しかも予算潤沢の大作0
>>続きを読む

007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

-

マクガフィンを巡る単純なお話のようでけっこう複雑さのあるお話。
まず「スペクターは漁夫の利を狙うのだ、それがワルなのだ」的なことをナンバー1ことスペクター首領(ブロフェルド)が説明するシーンがあって、
>>続きを読む

007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

-

ブームの頂点をなすシリーズ最高スケールの弩級超大作だというだけでなく

原作イアンフレミング
製作サルツマン&ブロッコリ
監督テレンスヤング
編集ピーターハント
音楽ジョンバリー
脚本リチャードメイボ
>>続きを読む

タイム・マシン/80万年後の世界へ(1960年製作の映画)

-

ここにある大ロマン、つまんない現実と永遠におさらばしてかわいいあの子の待つ別の世界にゴーバックしてネバービーバックなエンド、これ。
これはアンドリュースタントンの『ジョンカーター』(大コケしたけど傑作
>>続きを読む

巨大アメーバの惑星(1959年製作の映画)

-

怖い怖い映画です。

まず何かやばいものを乗せてると思われるロケットが宇宙から帰ってくるっていうシーンから始まる。これが最高。諸星大二郎の『生物都市』とかも思わせるし、古くは船で海を渡ってくるドラキュ
>>続きを読む

猿の惑星(1968年製作の映画)

-

怖い怖い映画です。

これは小学校一年くらいのときに自分が映画を見始めたとき母親がかなり最初のほうでこれを見ろと言ってきてビデオで見て、どんでん返しやで、どんでん返しやでとさも楽しいもののように勧める
>>続きを読む

ウエストワールド(1973年製作の映画)

-

怖い怖い映画です。

これはたぶん小学校低学年くらいのときに土曜か日曜かのお昼に浜村淳とかが解説してたような番組でテレビでやってて、父親が見てたのをたまたま一緒に見て相当にトラウマになった。けっこう寝
>>続きを読む

007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)

-

怖い怖い映画です。

表現主義とシュルレアリスムのおもちゃ箱。ファンハウス。見世物小屋。悪夢。スリルある変な夢。ガイハミルトンの007は全作そういう要素があるけどこれが至高。ブードゥー、呪術、占い、死
>>続きを読む

岸和田少年愚連隊(1996年製作の映画)

-

自分がいちばん影響受けたヌーヴェルヴァーグ的なものって『勝手にしやがれ』&『気狂いピエロ』と、『菊次郎の夏』と、そして意外とこれかもしれない。

『菊次郎の夏』に近いっちゃ近いとも言えるんだけどコント
>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

-

久々に見直したら最初のわりとどうでもいいような、男の子の母親がバスに乗ってて降りてマンションの部屋に着くまでのところでもう既に(グロリア出てきてないのに)すごすぎておしっこちびった