Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

がぶりえるさんの映画レビュー・感想・評価

がぶりえる

がぶりえる

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

たまらなく好き。
捻くれ者達への讃歌。この映画は捻くれていれば捻くれているほど刺さる。オタク心と皮肉にまみれたイーニッド劇場で笑い泣きする。何も起こっていないように見えて、実は全てがセンスと愛おしさに
>>続きを読む

オアシス 4K レストア(2002年製作の映画)

4.2

社会の片隅でひっそりと煌めく純な恋愛

ふたりのやり取りが愛おしくも切なくて、儚く静かに心を通い合わせていく様が象徴的。普通の人とは違う人生、違う環境だからこそ育まれる真っ直ぐな恋愛観に心が洗われる気
>>続きを読む

ロングレッグス(2024年製作の映画)

3.7

雰囲気とジャンプスケアは好き
オチもまあまあ好き
だけどいまひとつ盛り上がりきらずに終わった感は否めないし、もう少し短くまとめられた様に思えてならない。

イット・フォローズの女優さんが大人の色気帯び
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

レッツ・カンニング!!!

スパイ映画ばりの緊張感とサスペンス味がバカバカしくも惹き込まれる。カンニングシーンの遊び心ある凝った編集が面白い。くだらない事を「何かとてつもない事」であるかの様に見せるこ
>>続きを読む

ピンポン(2002年製作の映画)

3.6

窪塚洋介は言わずもがな井浦新も結構いい味出してる

ロボコン(2003年製作の映画)

4.3

本気になれば結構楽しいかもよ
この頃の邦画の青春映画は良い
試合シーンの展開の仕方がが巧すぎる

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.3

やるせなくも愛おしい絶妙な空気感を保っているのが凄い。深刻なテーマを扱いながらも、それを程よくポップで愛おしい空気感で包み込み、全体的にヘビーになり過ぎないようにバランスをよく見て作られていると思う。>>続きを読む

クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963年製作の映画)

3.9

脚本がよく出来てる
明るい気分になれる皮肉サラリーマン喜劇

シークレット・サンシャイン 4K レストア(2007年製作の映画)

3.7

欧米じゃ絶対に作れない映画
宗教ってなにそれ?意味あんの?みたいな問い掛け。信心深いお人の多い国や、宗教の慣習が地域文化に根付いている人達には見せられない。宗教の救いって本当に誰かにとっての救いになっ
>>続きを読む

ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

4.1

皆の願いを叶えるクソ野郎のサラリーマン

心が軽くなった。もっと平均の様になあなあで、でも威勢が良くて元気の良いい無責任野郎に成りたい。日本人なら皆が憧れる最低で最高のダークヒーロー。ただ、画面越しに
>>続きを読む

ちあきの変拍子(2024年製作の映画)

3.4

真面目な作品やなぁ…
千秋に共感できる部分は沢山あった

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.4

誰かの愛に包まれたい。

久々に映画館で良いもの観れた。とにかく物凄い熱量で語りかけてくる作品。喜怒哀楽全ての感情を余すことなく100の熱量で演出し、キャラクター達が激しく感情をぶつけ合う様が爽快。「
>>続きを読む

トラップ(2024年製作の映画)

4.0

シャマランは変わらないなあ
この人は「シャマラン映画」というジャンルを確立させつつある
あと、どんだけヒッチコック好きやねん
相変わらずワクワクさせる、どこに帰着するか見当のつかないストーリー展開も磨
>>続きを読む

GO(2001年製作の映画)

3.7

奔放さと秩序と人情深さ兼ね備えてる窪塚洋介のカリスマっぷり。
あと、柴咲コウのツンとしたところが有りつつも憎めないちょいワル女感。
山本太郎と新井浩文も端役ながら良い。

青い春(2001年製作の映画)

4.4

この時代の日本の青春映画は良い。

何もかも全てが嫌になって無常感に苛まれるのが何故か心地良い映画。人間が気怠い時に発する負の迫力というか、死臭が充満しているからこそ出せる不思議な気迫に満ちている。だ
>>続きを読む

2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

4.5

知性を持つ者が勝ち取っていく世界

神は人間に知恵を与え、
知恵が科学を促進し、
科学は人間の生活を豊かにし、
最後には人間を脅かす存在となった。

映画界随一の皮肉屋キューブリックの壮大なSF皮肉劇

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

5.0

身近な人の大切さに気付かされる瞬間がある。

完璧な青春映画だと思います。
青春の刹那的な輝きとどうしょうもない感じどっちもあって、全てがたまらなく愛おしい作品。「青春デンデケデケデケ」程登場人物が「
>>続きを読む

洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

4.2

どうしようもない人たちのどうしようもない話だけど、不思議と徒労感や寂寞感はなく寧ろ落ち着くし、なんなら少しハートフルな感覚にさえ落ちいる。テンポや雰囲気の絶妙な軽快さと上品さゆえに観ていてしんどさがな>>続きを読む