チェーホフやトルストイといった、19世紀のロシアに生きた小説家が舞台とした荘園や農村の風景が、アンドリュー・ワイエスに代表されるアメリカン・リアリズム絵画のようなタッチで撮られていることに、1964…
>>続きを読むこの映画を見てタルコフスキーがー、サクリファイスがーというのはあまりにナンセンスだろう。そんなのは火を見るより明らかだからだ。
夏のヴァカンスで別荘地にきた夫婦は、突然の妊娠と相手が別にいるとの告…
ロシアの家父長制へのリベンジをミステリー仕立てで見せてくれてるのかな。全てを理解した時に父親は何を思ったのだろう…まあでもこの作品は映像が格好いいに尽きる。オマージュだろうが格好いいものは格好いい。…
>>続きを読むここまでタルコフスキーしてる現代映画見たことない。ジェイランとズビャギンツェフは、70,80年代の玄人向け欧州映画、とくにタルコフスキーのようで、その長尺の中で段々と時代感覚が失われ、何か間違えば陳…
>>続きを読む相変わらずゆっくりとしたペースで物語るズビャギンツェフ。
ゆっくりと、しかしドラマチックな救われない物語を、絵画を模した美しい画と幾分サスペンスな仕掛けで魅せていくのがツボ。
一番思うのは子供が…
夫の故郷に久々に帰った夫婦の愛と苦悩を描いたヒューマンドラマ。
妻の浮気の告白から一気に暗転する家族の物語は、人間の普遍的な葛藤や苦しみを、さりげなく、しかし色濃く炙り出していく。
夫の苦悩、妻…
ショットが堂々としているしフレーム外まで行き届いた人物配置が二作目にして卓越している。激渋なコンスタンチンラヴロネンコをカメラの裏に回らせて反対側からフレームインさせるのはズビャギンツェフにとって遊…
>>続きを読む前半は映像の美しさばかりに気を取られて何の映画なのかよくわからなかった
ラスト30分で一気に真実が語られるのでミステリーっぽくもあるけど驚きよりも昏い重さばかりがのし掛かる
妻の告白は言葉足らずで…