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風花の作品情報・感想・評価・動画配信

『風花』に投稿された感想・評価

hmsuga
3.9
素晴らしいロケハン、昭和30年代田舎の信州=日本の美しい原風景がこの作品を通して残っていることが素晴らしい。
ワンカット毎の構図が良い、木下監督のこだわりかが感じられます。
切ないストーリーも良い。

1959年製作、木下恵介監督によるメロドラマ。
戦前は広大な農地を擁した豪農が戦後、農地改革により没落していく。
豪農の次男と心中を図った女(岸恵子)だったが、自分だけ生き残り、妊娠していたため引き…

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nzc
3.2
少しずつ人物の奥底が見えてくる手法。時が重なるシーンは伏線回収のようでほんの少しだけ胸がすく。
3.8
レイアウトは綺麗

時系列をあえてバラバラに編集して、興味を保とうという意図だろうが、ちょっとリズムがチグハグな印象。

しかし哀しくも力強いラストは良い。
odyss
3.0

【映像はすばらしい】

1959年の邦画。BS録画にて鑑賞。

戦前から戦後間もない頃の田園地帯や豪農の屋敷を映し出す映像がとても美しい。シネマスコープサイズを十二分に活かした、よく考えられた構図が…

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mh
-
このレビューはネタバレを含みます

「わたし、生きてたのかしら」

木下恵介のシニカルホームドラマ。
お嬢様と使用人の恋という、メロドラマによくあるいち場面を丁寧にしつこく追求することで、唯一無二の人間ドラマに仕上げてる。
冒頭とラス…

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惜春鳥の前作ってことで、映像的面白みは充分やし、回想の使い方も相当上手く、音楽もらしいので、全体的に高クオリティやと思うけど、物語は微妙にノレなくて、80分映画で良かったって。

ど田舎の地主の家長支配と土地の閉鎖感。レベルはもちろん違うけど自分の実家の関係にも似ていたのでかなり感情移入しながらみる。嫁にいく数日前の深夜ふたり抜け出して抱き合ってキス。いやらしさとかそんなもの…

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木下惠介監督×岸恵子主演作品。大地主名倉家の長男の娘・さくらが嫁いでいく。見送る春子は、姿の見えなかった息子・捨雄が川に飛び込もうとするのを必死で引き止める…。19年前、小作人の娘・春子が、名倉家の…

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深緑
3.5
切ない。切な過ぎる。
それにしても、すっ捨雄て…

ハードめな土足具合を披露する有馬稲子が永野芽郁に本当にそっくり。