有名女優さんの乳がポロンポロン弾ける文芸モノかと思ったら、土佐の任侠一家が時代に併合せず滅んで行く様を描いた「ゴッドファーザー」のような有り様。
仲代達矢さんの馬鹿な父であるはずが、役者の個性とも言える愛嬌が滲み出てて嫌われるだけの存在になってない奥深さとか、佇まいだけで凄い岩下志麻さんとか、「ワンピース」の実写化ってこうゆうことだろうかと思うキャラ立ち配役が目白押しで飽きない。
夏目雅子さんは一家と対極に突き進む役なので実はあんまり出ないけど十分おいしいところ持っていく。
ゆったりと詩情豊かに丁寧に物語を語っていくというより、感情の揺れ幅あり得ないくらい上下する芝居としたら見せ場だらけの激アツシーンで繋いでいくので名演の総集編を見てるような高揚感目白押し。
現代からしたら劇薬混ぜるな危険な感触あり。
佳那晃子さんが仲代さんのモノを口に含んで、その口元がやけにジューシーでテカってる描写あるが、ピンク映画でもそんな創意工夫した所を見たことないので笑う。