around 50なら誰もが井上堯之バンドによるオープニング曲は御存知だろう。
何度も再放送されているので、お若い世代の方にも認知度は高いかもしれない。
私も勿論大好きなメロディではあるのでだが、「傷だらけの天使」でもう一つオープニング曲と同じぐらい強烈に印象深い曲がある。
綾部社長を演じた岸田今日子さんが流していたあの曲…

もう10年以上も前になるが、本作品鑑賞時に流れてきた曲のイントロで「あっ！」と思った。
あらかじめ知っていたならそれほどの驚きはなかったのかもしれないが、子供だったので調べようとはせず、それから何度も再放送で「傷だらけの天使」を観てはきたが、やはり調べるには至らないまま放置してきた。
そしてこの映画を鑑賞したことが、曲名を調べるきっかけとなった。

レビューが一人ということは、ヴィリ・フォルストの中でもマイナーな作品なのかもしれないが、泣ける佳作(特にラストの幽体離脱はヤバい…)です。
様々な理由で子供と離れ離れで暮らし、尚且つ自分が母親であると名乗ることが出来ない映画はいくつかありますが、その中のはしりではないかと思います。
また最近ではポピュラーな手法ですが、一つの事柄を別の視点(複数もあり)から撮影して、実はこうだった…といった手法が使用されたのも本作はかなり早かったのではないかと。

結構な遠回りではありますが、萩原健一さんの死をきっかけに「傷だらけの天使」がクローズアップされ追悼放送により今まで以上に沢山の人の目にふれ、独特な雰囲気を醸し出していた「MAZURKA」のメロディと歌声にも注目が集まれば円盤化もしくはBS・CS・VODなどで「MAZURKA(曲名と作品のタイトルが同じ)」が、日の目を見ないかなぁ～と限りなく低い確率を夢見ているわたしです。

ありがとう…ショーケン！(;_;)
安らかに☆彡

ポーラ・ネグリの絶唱が忘れられない