パンジャーブ州 (インド)
パンジャーブ州 Punjab ਪੰਜਾਬ | ||
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基礎情報 | ||
国 | インド | |
行政区 | パンジャーブ州 | |
州都 | チャンディーガル(Chandigarh) | |
面積 | 50,362 km² | |
人口 | (2011年) | |
- 合計 | 27,743,338 人 | |
- 人口密度 | 482 人/km² | |
時間帯 | インド標準時(IST)UTC+5:30 | |
公用語 | パンジャーブ語 | |
創立 | 1956年11月1日 | |
知事 | グラーブ・チャンド・カタリア (Gulab Chand Kataria) | |
首相 | バグワント・マン(Bhagwant Singh Mann) | |
立法機関(議席数) | 一院制(117) | |
略称(ISO) | IN-PB | |
州政府公式ウェブサイト | http://punjabgovt.nic.in/ |
パンジャーブ州(パンジャーブしゅう、パンジャーブ語: ਪੰਜਾਬ、ヒンディー語: पंजाब、英語: Punjab)は、インド北西部の州。州都はチャンディーガル。
地理
[編集]パンジャーブは「5つの河」という意味のペルシア語(「پنج (パンジ:5)」+「آب(アーブ:水)」)が起源で、その名の通りインダス川と支流の5つの河が織り成す豊かな地方である。インダス川水系の河川が作り出した沖積平野である。
インドの中では比較的小さな州である。更に大きなパンジャーブ地域の一部で、インドのパンジャーブ州のほか、パキスタン領にもパキスタンのパンジャーブ州がある。東にヒマーチャル・プラデーシュ州、南にハリヤーナー州、南西にラージャスターン州と接する。
地域
[編集]地方行政区分
[編集]- アムリトサル県 (Amritsar District)
- バルナーラー県 (Barnala District)
- バティンダー県 (Bathinda District)
- ファリードコート県 (Faridkot District)
- ファテーガル・サーヒブ県 (Fatehgarh Sahib District)
- フィールーズプル県 (Firozpur District)
- グルダースプル県 (Gurdaspur District)
- ホーシヤールプル県 (Hoshiarpur District)
- ジャーランダル県 (Jalandhar District)
- カプールタラー県 (Kapurthala District)
- ルディヤーナー県 (Ludhiana District)
- マーンサー県 (Mansa District)
- モーガー県 (Moga District)
- モーハーリー県 (Mohali District)
- スリ・ムクトサル・サーヒブ県 (Sri Muktsar Sahib District)
- シャーヒー・バガト・シング・ナガール県 (Shahid Bhagat Singh Nagar District)・・・旧ナワーン・シェヘル県 (Nawanshahr District)
- パティヤーラー県 (Patiala District)
- ループナガル県 (Rupnagar District)
- サングルール県 (Sangrur District)
- タルン・タラン県 (Tarn Taran District)
都市
[編集]- 主な都市
- アムリトサル:119万人
- カプールタラー:10万人
- ジャランダル:86万人
- チャンディーガル:106万人(州都)
- ナーバー:7万人
- パティヤーラー:76万人
- ファリードコート:9万人
- フィールーズプル:11万
- ルディヤーナー:162万人
歴史
[編集]経済
[編集]第一次産業
[編集]穀物生産量は、州の規模からすると大きい。2002年に生産された米890万トン(玄米重量)はインド全体の12%、小麦1,420万トンは22%にも当たる[1]。
住民
[編集]民族
[編集]パンジャーブ人、en:Arain、ジャート族、en:Chamar、en:Scheduled Castes and Scheduled Tribes、ラージプート、en:Malik Jat clan、en:Khatri、en:Aheer、en:Gurjar。
言語
[編集]宗教
[編集]シク教の総本山ハリマンディル・サーヒブ(黄金寺院)があり、シク教徒が多い。
スポーツ
[編集]クリケットはパンジャーブ州で非常に人気の高いスポーツである。最も象徴的な現代エンターテイメントとも言われ、ボリウッド映画より人気が高いと評される[2]。トゥエンティ20形式のプロリーグであるインディアン・プレミアリーグ (IPL)所属のパンジャーブ・キングスがモーハーリーに所在している。2014年シーズンには準優勝を経験した。ホームスタジアムはPCAインデルジート・シン・ビンドラ・スタジアムであり、過去にはクリケット・ワールドカップの1996年大会と2011年大会で試合会場にもなっている。IPLの1試合当たりの放映権料は約11億4000万ルピー(約20億円)であり、サッカーのプレミアリーグなどを上回り、世界のプロスポーツリーグでNFLに次ぐ2位となった[3]。2022年のフォーブスの発表によると、パンジャーブ・キングスの資産価値は9億2500万ドルであり、北米4大プロスポーツリーグや欧州サッカーの強豪チームに劣らない規模がある[4]。
パンジャーブを起源に持つ著名人
[編集]- ジューヒー・チャーウラー(映画スター)
- ゴーヴィンダー(映画スター)
- チャダ(邦楽演歌歌手)
- タイガー・ジェット・シン(プロレスラー)
- ブラックマンバ (格闘家)カナダ在住
- ダレル・メヘンディ (歌手)
- バリー・サグー(音楽プロデューサー, DJ)英国在住
- パンジャービーMC(音楽プロデューサー, DJ, ラッパー)英国在住
- アパッチ・インディアン(歌手)英国在住
- パーミンダ・ナーグラ(映画女優)英国在住
- サニー・レオーネ(ポルノ女優)カナダ在住
- バガト・シン(独立運動家)
- マンモハン・シン(第13代首相)
- グル・ナーナク(シク教開祖)
- ボビー・ジンダル(第61代アメリカ合衆国ルイジアナ州知事)米国在住
- モハメド・ラフィ (歌手、プレイバックシンガー)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 杉本大三「小麦と米のわきあがる大地」/ 広瀬崇子・近藤正規・井上恭子・南埜猛編著『現代インドを知るための60章』明石書店 2007年 268ページ
- ^ What India needs is more cricket and less Bollywood Financial Times 2023年9月25日閲覧。
- ^ IPL media rights sold for Rs 48,390 crore for a 5 year period: BCCI Secretary Jay ShahThe Economic Times 2023年9月25日閲覧。
- ^ Indian Premier League Valuations: Cricket Now Has A Place Among World’s Most Valuable Sports Teams Forbes 2023年9月25日閲覧。