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NoSQL 【Not only SQL】 非リレーショナルデータベース

概要

NoSQL(Not only SQL)とは、データベース管理システム(DBMS)の分類を表す用語で、現在最も普及しているリレーショナルデータベース(RDB/RDBMS)とは異なる方式の総称。RDBデータの問い合わせや操作に用いるSQL言語を使わずに管理することからこのように呼ばれる。

トランザクション処理テーブルの結合といったRDBSQLが得意とする機能が利用できない代わりに、大規模な並列分散処理や柔軟なデータ構造の定義など、リレーショナル型では不可能だったり苦手な機能を実現したものが多い。

代表的な方式として、標識(key)と内容(value)を一対一に対応付けて保存する「キーバリューストア」(KVSKey-Value Store)がよく知られる。NoSQLの中で分散型KVSが最も種類が多く広く普及しており、KVSを指してNoSQLと呼ぶ用例が見られるほどである。

KVS以外の方式としては、柔軟で複雑な構造のデータをそのまま格納する「ドキュメントデータベース」(文書指向データベース)、表中の同じデータをまとめて記録する「カラムデータベース」(列指向データベース)、グラフ構造でデータ間の繋がりを表現できる「グラフ指向データベース」などがある。

(2019.8.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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