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DELETE文 【DELETE statement】

概要

DELETE文(DELETE statement)とは、リレーショナルデータベース(RDB)を操作する言語であるSQL(Structured Query Language)に用意された構文の一つで、データベースに保存されている特定の行(レコード)の削除を行うためのもの。

構文は「DELETE 表名 WHERE 条件」で、表名で指定したテーブルの中からWHERE句で指定した条件に該当する行を削除する。DBMSによっては、WHERE句に「CURRENT OF」と指定することでカーソルが現在指し示している行を削除することもできる。

WHERE句を省略するとテーブルに含まれるすべての行が削除され、テーブルは空の状態に戻る。全件削除する構文としてはTRUNCATE文もあるが、DELETE文は一行ずつ削除処理を行い負荷が大きいため、テーブルを空に戻す用途ではTRUNCATE文を使うべきとされる。

また、DBMSによってはLIMIT句で削除件数の上限を、ORDER BY句で指定された列の値を用いて昇順あるいは降順に並べ替えてから削除するよう指定することもでき、「日付の古い方から10件削除」といった操作を指示することもできる。

(2021.6.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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