レイヤー 【layer】
概要
レイヤー(layer)とは、層、階層、層にする、層をなす、などの意味を持つ英単語。何かの構造や設計などが階層状になっているとき、それを構成する一つ一つの階層のことをレイヤーという。機能階層
何らかの装置やソフトウェア、システム、ネットワークの構造を説明する際、構成要素が階層状に積み上がった構造になっている場合にそれぞれの要素をレイヤーと呼ぶことがある。
例えば、コンピュータのハードウェア上でオペレーティングシステム(OS)が動き、OS上でアプリケーションソフトが動いている、という構造について、それぞれのことをハードウェアレイヤー、OSレイヤー、アプリケーションレイヤー、などと呼ぶことがある。
通信の分野でも、機器やソフトウェアの役割やプロトコル(通信規約)について、階層構造で整理することがあり、それぞれの機能階層をレイヤーという。
例えば、OSI参照モデルでは通信機能を物理層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層の7つレイヤーに分割して定義している。
画像処理
ペイントソフトやフォトレタッチソフトなどで、画像を載せる仮想的なシートのことをレイヤーということがある。
1枚の画像を任意の枚数の透明なレイヤーを重ねあわせたものとみなし、各層に画像を構成する個々の要素を置いたり効果を加えたりすることで、画像の加工・編集を容易にすることができる。
(2020.1.17更新)