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OCX 【OLE Custom Control】 .ocxファイル

概要

OCX(OLE Custom Control)とは、Windowsプログラムファイルの形式の一つで、OLEコントロールActiveXコントロールなどの形で部品化されたコンピュータプログラムを格納するためのもの。単体で実行することはできず、他の実行プログラムに機能を追加する。標準のファイル拡張子は「.ocx」。

Windowsソフトウェア部品の標準的な形式としては「DLL」(Dynamic Link Library/.dllファイル)があるが、OCXのプログラム形式はDLLとほぼ同じもので、特定の要件を満たしたものがOCXとして機能する。

何らかのひとまとまりの機能を実装したソフトウェア部品であり、Windows上で動作する他のプログラムに連結され、呼び出されることにより実行される。一般的には画面表示や利用者による操作の受け付けなど、ユーザーインターフェース要素が存在する部品にOCX形式が用いられる。

OCXをWindows上で利用可能にするには、レジストリに登録する操作が必要となる。アプリケーションソフトインストーラなどが自動でう場合もあるが、利用者が単体で登録しなければならない場合はコマンドプロンプトで「RegSvr32.exeコマンドを利用する。「regsvr32 OCXファイル名」と実行するだけでよい。

ActiveXコントロールとしての要件を備えたOCXはWebブラウザ上でWebページに埋め込む形で実行することができる。WebサーバHTMLファイルなどと共にOCXをブラウザに送信し、ブラウザは受信したOCXを即座に実行する。利用者側でのプログラムの導入操作などは必要ない。

(2023.2.17更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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