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API連携 【API integration】 APIインテグレーション

概要

API連携(API integration)とは、複数のソフトウェアAPIを通して連携し、データや機能を提供し合うこと。アプリケーション間やネットサービス間などで互いのデータや機能を融通し合い、全体で大きな一つのシステムや仕組みを構築することができる。

APIApplication Programming Interface)とは、あるプログラムが外部に機能を提供するための仕組みで、外部の別のプログラムとやり取りするデータの形式、要求や応答を送受信する手順や方式などを定めている。

あるプログラムが公開しているAPIを通じて外部の別のプログラムが要求を送信すると、処理結果が応答として返却される。外部のプログラムAPIを提供しているプログラムの内部の実装の詳細などは考慮する必要がなく、APIにより提供されるデータや機能、APIの仕様だけを知っていれば良い。

API連携はオペレーティングシステムOS)の機能をアプリケーションが利用する際など、同一のシステムコンピュータ上で動作する複数のプログラム間の連携にも用いられるが、構内ネットワークLAN)やインターネットを通じて異なるコンピュータ間、異なるネットサービス間などを繋ぐ仕組みとしても用いられる。

例えば、あるネットサービスのアカウント管理やログインの仕組みに外部サービスとのAPI連携を組み込むことで、大手SNSや大手ネット企業が発行したアカウントをそのサービスアカウントとして利用できるにすることができる。発行元サービスが公開しているAPIにより利用者認証認可の手続きをその都度依頼することで実現する。

(2023.9.26更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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