Commons:最初の一歩/品質と解説
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このページはウィキメディアに質の高い貢献をするための案内を提供します。
完璧なメディアのアップロード方法
画像
一般的に言って、画質と解像度はできるだけ高くすべきです。そうすれば例えば画像を高画質で印刷して使うことができます。ウィキメディアプロジェクトの背後にあるサーバサイドのウィキソフトウェアであるは、ほとんどの形式の画像を必要に応じてその場でスケールすることができ、なおかつ保存容量に制限はありません。したがって、ダウンロード時間やサイズを心配してアップロードするファイルの解像度を落す必要はありません。
サイズとスケーリング
2019年11月現在、MediaWikiソフトウェアはちょうど100 メガピクセルよりも大きいGIF形式の画像ファイルを取り扱うことができません — しかし、その他のファイル形式であればこのような高解像度でも大丈夫です。GIFアニメの場合には、解像度とフレーム数を掛け算する必要があります。 PNG画像はおよそ2,500 メガピクセル(2,500,000,000 ピクセル)よりも小さければサムネイル化されます — 50,000×50,000ピクセル四方 (1.00:1) 、4:3のアスペクト比 (1.33:1)で 57,732×43,299ピクセル、黄金比 (1.62:1) で 63,600×39,307ピクセル、あるいは16:9の比 (1.78:1)で66,656×37,494ピクセルです。
最大ファイルサイズは、2008年末に100MBに増えました。例えばアップロードウィザードを利用して(モダンブラウザが必要)、分割アップロードを利用すると、最大5 GBのファイルサイズまでアップロードが可能です。
ファイル形式と名前
特定のファイル形式だけがウィキメディアコモンズでは許されています。もしそれとは違うファイル形式をアップロードしようとすると、エラーメッセージを受け取るでしょう。
指定した宛先ファイル名は、画像の説明ページのタイトルになります。命名規則に従うことをお勧めします。他の画像を変更する場合は、別のファイル名でアップロードし、元の画像とのリンクを追加してください。
形式の案内
画像の種類ごとに異なるファイル形式を使うべきです。写真など細部の描写が多い画像にはJPEGが適しています。しかしながら、図はJPEG形式で保存すると圧縮アーティファクトの影響を受け、GIFやPNGのように、画質を落とさずにスケールすることができません。 は、チャートや図、その他の簡潔な画像に適しています(ただし、図をベクター形式で取得できない場合でも、JPEGよりPNGのほうが優れています)。SVGは簡単に編集ができ、拡大・縮小により品質を損なうことがありませんが、例えば写真に使うことは現実的ではありません。
GIF 形式はサーバソフトウェアで使用するには扱いにくく、形式に固有の制限があるため、GIFはアニメーション画像のみに制限すべきです。画像形式、形式変換およびその他の形式の推奨についてさらなる情報は、Commons:アップロード前の画像の準備を参照してください。
- 写真: 写真には、JPEG形式を利用します(拡張子は
.jpg
または.jpeg
)。TIFF形式も高い画質を提供する事ができますが、特に非圧縮の場合、サイズがより大きくなる傾向があります。PNG は可逆圧縮(つまり、情報を除去しない)で理論上は写真により適していますが、高解像度の写真ではこれもファイルサイズが非常に大きくなります。PNG形式は高い画質が必要かつ/またはコンピュータのスクリーンショットのようなより簡単に圧縮できる(あるいはラスタ形式でしか入手できない図表)のために取っておくべきです。JPEG画像を「プログレッシブ」として保存しないでください[1]。JPEG画像を最適化してください(これによりデコードのコストをかけずにサイズを減らすことができます。)[clarification needed]
- アニメーション画像:アニメーション画像には、GIFを使用します(拡張子は
.gif
)。 - 図表: 図や表にはSVG(拡張子
.svg
)が向いています(もしベクタ形式が入手できない場合はPNG形式を使用します)。
音声と動画
サポートされている音声ファイル形式はMIDI(拡張子:.mid
)とOgg Vorbis (拡張子:.ogg
)であり、動画ファイル形式はWebM(.webm
)またはOgg Theora(同じく.ogg
または.ogv
)です。他の広く利用される音声ファイル形式WMAおよび動画ファイル形式WMVは、特許にまつわる問題のため受け入れていません。
画像同様、音声や動画ファイルの品質を低くしすぎるべきではありません。ウィキメディア・コモンズで受け入れられているファイルサイズの上限は 100メガバイトですので、メディアファイルの再生時間に応じて品質を選んでください。形式変換およびエンコーディングについての情報は、Commons:ソフトウェアを参照してください。
良いファイルの説明
良いファイルの説明は、著作権状態と情報源のような法的に必要とされる情報(情報源と著作権上の状態)、および何が表示されているのか、どのように作成されたのかといった説明的な情報を含むファイルに関する完全な情報を提供します。この情報なしで画像の来歴に関する判断をするのは非常に困難であり、編集者や研究者にとってその価値が大幅に減少してしまいます。
このような説明を作成するのを補助するために、画像のための標準化されたテンプレートがあります。さらに、このテンプレートは健全な印刷の方法でレンダーされ機械可読なデータを提供し、そしてこれが再利用者のための情報を作成するために利用されます。したがって、テンプレートを利用することが強く推奨されています。
注: 芸術作品Template:TlArtwork用と書籍{{Book}}用の特別なテンプレートがあります。これらは、以下に示す情報テンプレート{{Information}}の皮ありに(または、一部の写真の場合はそれに加えて)使用する必要があります。詳細については、関連するテンプレートのドキュメントページを参照してください。
ファイルをアップロードする際、アップロード画面にある「概要」もしくは「Summary」の欄に、次のソースコードを貼付け、イコールの右側をそれぞれ埋めて下さい。
{{Information |Description= |Date= |Source= |Author= |Permission= |Other versions= }}
- それぞれの欄の使用法は以下のとおりです。記入できなかった欄は空欄のまま残します。さもなければ、テンプレートは説明どおりには動作しません (国際化、分類)。
- Description(説明)
ファイルについての説明を書きます。そのファイルで見えるものや聞こえる音は何でしょうか? もしそれが芸術作品であれば、簡単な歴史的背景を書き込んでください。科学的なデータであれば、そのファイルに関する科学的な概要を簡単にまとめます。たとえば生物の種名や物体の大きさなど、画像に関する詳細な情報を入手した場合は、記入します。特に鉱物の画像にはサイズを書くと有意義です。撮影地の記入も余分な情報ではなく、むしろ天体写真を除外すると、屋外で撮影されたほぼすべての写真には、しばしば不可欠です。
ファイルの説明は何語でも構いませんが、英語による説明もできるだけ書くようにするのはいい考えです。日本語や英語の他にも言語を使えるのであれば、それら各言語による説明も書くとなおいいでしょう。
- 説明の言語を宣言するには、templatesを使用する必要があります。以下のようにできます。
{{Information | Description = {{cs|1=Nějaký český popisek.}} {{en|1=Some description in English.}} … | Source = …
- Source(情報源)
- 自分で作成したファイルであれば、テンプレート{{Own}}を使ってください。そうでなければ、以下を適用してください:
- ウェブサイトへのリンク、ファイルが埋め込まれているページへの直リンクおよびファイルへの直リンクで
- カタログの番号
- 団体や機関の名前
- 書誌情報
- など。
- Commons:必須情報: 情報源も参照。
- Date(日付)
- 作成日(あるいは発表日)、なるべくISO 8601形式で、例えば 2006年5月10日であれば、
2006-01-15
のように。
- Author(制作者)
- ファイルの制作者を書きます。制作者の個人名がわからなければ、発表した団体名を書いて下さい。あなたが自分で制作した場合は、ウィキメディア・コモンズでのユーザーネームを書き込みます。任意で本名も書く事はできますが、プライバシー観点などの理由からあまり推奨しません。この点はご自身の判断でご決断ください。ユーザーネームを書くときには、チルダを3つ (
~~~
) 記入します。
- Permission(許可)
- 注記:どのような場合でもまだ適切なライセンス・タグ(別名コピーライト・タグ)が必要です。
- ファイルの著作権保持者による使用許可を簡単に引用してください。一般的な許可(例えば、米国のパブリックドメインあるいはフリーコンテンツライセンス)の場合、法的な放棄またはそれに準ずるヒントへの短いリンクを付け加えてください。自分が著作権所有者であるが、著作者ではない場合、ここでこれを指摘してください。自分が著作者であり著作権保持者である場合、空欄のままにして{{Own}}を情報源として使用し{{Self}}でコピーライト・タグを包んでいることを確かめてください(例えば{{self|Cc-by-sa-3.0}})。
- Other versions of this file(他のバージョン)
- 同じファイルの別バージョンがウィキメディアコモンズ上にある場合(たとえばトリミングの有無は問わずカラー版に対するモノクロ版がある)、この欄にそれらの版へのリンクをウィキ間リンクさせます。
注記: 多くのメディアでは、情報テンプレートに加えて座標テンプレートを使用するのが望ましいです。Commons:最初の一歩/整理もご参照ください。
アップロードの要約
ファイルをアップロードするときに、アップロードフォームに「概要」を表示する場所が表示されます。 入力した内容はすべて、画像説明ページの「ファイル履歴」節に永続的に表示されます。
ファイルの最初の版をアップロードする場合(選択した題名のファイルがまだ存在しない場合)、アップロードの概要も画像説明ページにコピーされます。 この場合、前述の「適切なファイルの説明」で詳しく説明したように、概要に完全な情報を提供するのが一般的です。
ファイルの新しい版をアップロードする場合は、ファイルをどのように変更したかをできるだけ詳細に指定することが重要です。 他の人が2つのファイルの違いを見分けるのは難しい場合があるため、この情報は重要です。 たとえば、画像の場合は以下のようにいえます:
- 上から25ピクセルをトリミングし、Photoshopで明るくし、95%の品質で保存
理想的としては、変更を再現するコマンドラインまたはコマンドの正確なリストを提供することですが、これは絶対に必要というわけでもなく、そして不可能な場合もよくあります。
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズ内のページ:
ウィキペディアのページ:
- アップロードのための画像の準備ガイド(英語)
MediaWikiでの手引き: