北海道は、3月6日にかけて太平洋側を中心に大雪となりそうです。
特に、1カ月前に記録的な大雪となった十勝地方では、再び50センチの大雪の恐れがあります。
観光客に人気の函館市元町エリア。
昼前から雪が降り始め、観光客に容赦なく冷たい風が吹きつけています。
函館市の最大瞬間風速は13.6メートルと強い風が吹き、函館山のロープウェイは強風のため運転を見合わせに。
「寒すぎる…群馬でも雪が降っていた。（Q:防寒対策は？）群馬通りです。できるなら暖かい所でお酒を飲みたいですね」（群馬県からの観光客）
低気圧が発達しながら北海道の南を通過する影響で、北海道は5日夜から太平洋側を中心に大雪の恐れがあります。
6日夕方までの降雪量は多いところで、十勝や日高で50センチ、北海道南部で40センチ、石狩や胆振で30センチの予想です。
2月4日、一晩で124センチの記録的大雪となった帯広市。
市民生活が一時マヒするほどの大雪でしたが…
その後の1カ月間はほとんど雪が降らず、急速に雪解けが進み、積雪は32センチに。
ただ、住宅街には大雪の爪痕が残っていて、この道路では片側1車線が雪山で通れなくなっています。
バス停付近も、雪山を乗り越えてバスを乗り降りする状況です。
帯広市では、5日夜から再び30センチの大雪が予想されていて、市民も不安を口にしています。
「大変ですね、（また）腰が痛くなりますね。（前の大雪の時）子どもは喜んでいましたね」（帯広市民）
「（Q:雪は好き？）うん、ゆき すき！」
一方、こちらは北海道南部・伊達市のゴルフ場。
先週、雪解けを進めるため、コース上の雪に融雪剤をまく作業が行われました。
その効果もあり、5日にはコースの芝生が見えるほどまで雪が解け、15日には例年より1週間ほど早くオープンする予定で作業を進めていますが、午後から無情の雪が…。
「芝が一回でて、シバレが抜けた所は多少雪が降っても大丈夫なので、あまり降らない事を祈っていますね」（伊達観光開発 小針 哲郎 副支配人）
太平洋側の雪は5日夜から強まる予想で、大雪による交通への影響など警戒が必要です。
現在の新千歳空港の様子
新千歳空港では、5日14時ごろから雪が降っています。
5日夜から6日にかけて、空港周辺では20センチのまとまった雪が予想されています。
5日17時の時点で、飛行機の運航に大きな影響は出ていませんが、航空各社によると、天候によっては、欠航や新千歳に向かう便が引き返す可能性もあるということです。
今後、利用される方はこまめに運航状況を確認してください。
