2.0リッターNAエンジン搭載
6月7日、ホンダの北米法人は、新型「HR-V」の詳細を発表した。日本へも「ZR-V」の名前で、年内にも導入される予定だ。
新型HR-Vは、現行「シビック」をもとに開発されたスタイリッシュなクロスオーバーSUVだ。ボディサイズは全長4567mm、全幅1839mm、全高1610mmで、ホイールベースは2700mm。
エクステリアはハニカム構造のフロントグリルや薄型のLEDヘッドライト、テールゲートスポイラーなどが目をひく。「Sport」グレードは、クロームのエキゾーストフィニッシャーや専用デザインのリアバンパーや18インチの5スポーク・アルミホイールなどによって差別化を図る。
ボディカラーは新色の「Urban Gray Pearl(グレー系)」を含む7色を用意。
インテリアは、ベースとなったシビックを彷彿とさせるデザインだ。
エアコン吹き出し口やステアリング・ホイール、人間工学に基づき開発されたシート「ボディースタビライジングシート」などが新しい。
メーターは7インチの大型インフォメーションディスプレイを組み合わせた最新タイプ。インパネ上部には、7インチないしは9インチのタッチスクリーンを設置。上級グレードにはワイヤレスのApple CarPlayおよびAndroid Autoを搭載。オーディオも8個のスピーカーで構成されたプレミアムタイプにアップデートされる。
ラゲッジルーム容量は通常時、690リッターを確保。リアシートのバックレスト(40:60)を格納すると、1560リッターに拡大する。
エンジンは2.0リッター直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンのみ。158ps/6500rpmの最高出力と187Nm/4200rpmを発揮する。組み合わされるトランスミッションは「CVT」のみ。
駆動方式はFWD(前輪駆動)が標準で、電子制御式4WD「リアルタイムAWD」はオプションだ。ホンダのSUVとして初めて「ヒルディセントコントロール」を搭載。急な下り坂でのアクセルおよびブレーキ操作を自動でおこなう。ドライブモードは、「ノーマル」、「エコ」、「スノー」の3種類から任意で選べる。