連続講義(1)哲学 – ⾃⼰とは何か:「われわれとしての⾃⼰」とアフターコロナ
「⾃⼰とは何か」は、古今東⻄、数多くの哲学者が様々な仕⽅で挑戦してきた、哲学の⼤問題である。「⾃⼰」はまた芸術の永遠のテーマであり、我々の社会観や倫理観の基礎であるとともに、現代哲学のみならず、認知科学・⽂化⼈類学・社会学など様々な分野で論じられているホットなトピックでもある。本講義では、講師が、東アジアの伝統的⾃⼰観に根ざしつつ提唱している、「われわれとしての⾃⼰」という⾃⼰観を紹介した上で、その様々な帰結や意義を、アフターコロナの社会をも⾒据えながら⼀緒に考えていきたい。
講師プロフィール
出口康夫 人社未来形発信ユニット長/文学研究科教授
1962年、大阪市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。人社未来形発信ユニット・ユニット長、応用哲学倫理学教育研究センター・センター長、副プロボスト(理事補)。専門は数理哲学、分析アジア哲学。共著What Can’t Be Said: Paradoxes in East Asian Thoughts (Oxford UP 2020)が近日出版予定。現在、Self & Contradiction: Toward a Philosophical Reactivation of East Asian True Self を執筆中。
講義内容
第1回 イントロダクション:従来の様々な⾃⼰観の紹介と問題提起
2020年7月4日(土)14:00~15:00
第2回 東アジアの「真の⾃⼰」から「われわれとしての⾃⼰」へ
2020年7月18日(土)14:00~15:00
第3回 「われわれとしての⾃⼰」の含意:「両動態」「われわれ性」「対話としての⾃⼰」
2020年7月25日(土)14:00~15:00
第4回 「われわれとしての⾃⼰」の倫理
2020年8月1日(土)14:00~15:00
第5回 アフターコロナと「かけがえのない私」
2020年8月8日(土)14:00~15:00
第6回 補講
2020年8月15日(土)14:00-15:00
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