金沢能楽美術館
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金沢能楽美術館 Kanazawa Noh Museum | |
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正面入口 (通路の向こうは金沢21世紀美術館) | |
施設情報 | |
正式名称 | 金沢能楽美術館 |
専門分野 | 能楽に関する美術品 |
収蔵作品数 | 約3,100点(開館時)[1] |
事業主体 | 金沢市 |
管理運営 | 公益財団法人金沢芸術創造財団[2] |
建物設計 | 岩倉建築設計[3] |
延床面積 | 1,649.88m2[3] |
開館 | 2006年10月7日[1] |
所在地 |
〒920-0962 石川県金沢市広坂一丁目2番25号 |
位置 | 北緯36度33分41.8秒 東経136度39分29秒 / 北緯36.561611度 東経136.65806度座標: 北緯36度33分41.8秒 東経136度39分29秒 / 北緯36.561611度 東経136.65806度 |
アクセス | 金沢駅からバス20分 |
外部リンク | 金沢能楽美術館 |
プロジェクト:GLAM |
金沢能楽美術館(かなざわのうがくびじゅつかん)は、石川県金沢市広坂にある能楽に関する美術館。
概要
[編集]金沢市の伝統芸能である加賀宝生の貴重な美術品など能楽に関する美術品を収集・展示することを目的に、2006年(平成18年)に開館[4]。昭和初期に広坂通にあった金沢能楽堂ゆかりの地に建設された[1]。金沢市中心部の香林坊から兼六園に向かう百万石通りと金沢21世紀美術館に挟まれており、回遊性を高めるため、通り抜けの通路が設けられている[3]。
展示室
[編集]1階と2階が展示室、3階は研修室となっている。1階の導入展示室では、映像により加賀宝生の能舞台を解説し、1932年(昭和7年)に建てられていた金沢能楽堂を模型で再現している。2階はメイン展示室とされ、加賀宝生の能装束や能面が展示されている。3階の研修室では、能の所作の学習など能楽を体験する教室が開催される。また、伝統文化の伝承を目的とした「子ども塾」の活動も行われている。
佐野家伝来能楽資料
[編集]金沢市の指定文化財である佐野家伝来能楽資料能面14面、能装束61領、扇10本、計85点が収蔵されている。佐野家は、加賀藩の第五代藩主前田綱紀の時代に始まる加賀宝生が明治時代に一時その継承が危ぶまれたとき、佐野吉之助により再興を果たした家である[1][5]。
金沢・クラフト広坂
[編集]金沢能楽美術館には、加賀象嵌、加賀繍、加賀水引、加賀毛針など金沢の伝統工芸品を展示・販売する金沢・クラフト広坂が併設されている。
利用案内
[編集]- 開館時間
- 10時 - 18時(入館は午後5時30分まで)
- 観覧料
- 一般…310円
- 団体(20名以上)…260円
- 65歳以上…210円(祝祭日は無料)
- 高校生以下…無料
金沢市文化施設共通観覧券が使用できる[6]。
金沢21世紀美術館との共通観覧券もある。
周辺施設
[編集]交通アクセス
[編集]- 金沢駅からバスで20分「広坂」バス停下車
- 金沢ふらっとバス(材木ルート)「市役所・21世紀美術館」バス停下車
脚注
[編集]- ^ a b c d 「加賀宝生の発信、継承の舞台 金沢能楽美術館が開館」『北國新聞』2006年10月8日
- ^ 指定管理者制度導入施設一覧(金沢市)
- ^ a b c 第29回金沢都市美文化賞受賞作品/金沢能楽美術館
- ^ 金沢能楽美術館条例(金沢市)
- ^ 佐野家伝来能楽資料(金沢市)
- ^ 金沢市文化施設共通観覧券