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宜蘭線

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宜蘭線
海沿いの宜蘭線を走る普悠瑪自強号(TEMU2000型)
海沿いの宜蘭線を走る普悠瑪自強号TEMU2000型
基本情報
中華民国の旗 中華民国台湾
起点 八堵駅
終点 蘇澳駅
駅数 27駅
開業 1919年3月24日
全通 1924年12月1日
所有者 台湾鉄路管理局
運営者 台湾鉄路管理局
路線諸元
路線距離 93.6 km
軌間 1,067 mm
線路数 複線
複線区間 全線
電化区間 全線
電化方式 交流25,000V、60Hz 架空電車線方式
路線図

台湾鉄路管理局路線図。濃い青色の線が宜蘭線。
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宜蘭線
各種表記
繁体字 宜蘭線
簡体字 宜兰线
拼音 Yílánxiàn
通用拼音 Yílánsiàn
注音符号 ㄧˊ ㄌㄢˊㄒㄧㄢˋ
発音: イーランシェン
台湾語白話字 Gî-lân Soàⁿ
客家語白話字: Ngì-làn Sien
日本語漢音読み ぎらんせん
英文 Yilan Line
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宜蘭線(ぎらんせん)は、台湾基隆市暖暖区八堵駅から宜蘭県蘇澳鎮蘇澳駅に至る台湾鉄路管理局鉄道路線である。

路線データ

歴史

  • 1917年(大正6年)7月 - 台湾総督府の手によって南北両端より着工[1]:頁329
  • 1919年(大正8年)
    • 3月24日 - 宜蘭~羅東間が開通[2]:頁54
    • 5月5日 - 八堵~瑞芳間が開通[3]
    • 11月15日 - 礁渓~蘇澳間が開通[2]:頁54
  • 1920年(大正9年)
    • 1月27日 - 瑞芳~猴硐間が開通[4]
    • 12月10日 - 南線が大里まで開通[5]
  • 1924年(大正13年)12月1日 - 旧草嶺トンネル完成に伴い全線開通[1]:頁329-330
  • 1945年(昭和20年)10月25日 - 日本の敗戦により中華民国が接収。
  • 1980年
    • 2月1日 - 北廻線と接続[2]:頁107
    • 秋 - 複線化工事起工[6]
  • 1986年1月9日 - 全線複線化完了[1][2]:頁117
  • 2000年5月3日 - 八堵~羅東間電化[7]。前日の式典には行政院長蕭万長が出席した[8]
  • 2003年7月4日 - 羅東以南の電化が完了し、全線電化[9]。同日に北迴線も花蓮までの電化が完成し、翌5日の新ダイヤで電車列車の花蓮直通が開始された[10]
  • 2017年
  • 2020年
    • 12月4日 - 土砂災害により瑞芳~猴硐間が上下線とも不通になり、代行バスや航空機での振替が行われる[13][14]
    • 12月14日 - 東正線(下り線)が復旧し双単線での運行を再開[14]
  • 2021年2月3日 - 西正線(上り線)が復旧し運行が正常化、深澳線と平渓線の直通運転も再開[14]

主な文化資産

運行形態

使用車両

駅一覧

駅名 駅間
キロ
累計
キロ
等級 接続路線・備考 所在地
日本語 繁体字中国語 英語
八堵駅 八堵車站 Badu 0.0 0.0 二等 縦貫線と接続 基隆市 暖暖区
暖暖駅 暖暖車站 Nuannuan 1.6 1.6 招呼  
四脚亭駅 四腳亭車站 Sijiaoting 2.3 3.9 三等   新北市 瑞芳区
瑞芳駅 瑞芳車站 Ruifang 5.1 8.9 一等 深澳線と分岐
猴硐車站 Houtong 4.5 13.5 三等  
三貂嶺駅 三貂嶺車站 Sandiaoling 2.6 16.0 三等 平渓線と分岐
牡丹駅 牡丹車站 Mudan 3.5 19.6 招呼   双渓区
双渓駅 雙溪車站 Shuangxi 3.3 22.9 二等  
貢寮駅 貢寮車站 Gongliao 5.4 28.3 乙簡   貢寮区
福隆駅 福隆車站 Fulong 3.8 32.0 三等  
石城駅 石城車站 Shicheng 5.4 37.4 招呼 台湾最東端駅 宜蘭県 頭城鎮
大里駅 大里車站 Dali 2.7 40.1 甲簡  
大渓駅 大溪車站 Daxi 4.7 44.8 招呼 北宜直線鉄道と分岐予定駅
亀山駅 龜山車站 Guishan 4.6 49.4 甲簡  
外澳駅 外澳車站 Wai'ao 3.6 53.0 招呼  
頭城駅 頭城車站 Toucheng 3.6 56.6 三等  
頂埔駅 頂埔車站 Dingpu 1.4 58.8 招呼  
礁渓駅 礁溪車站 Jiaoxi 4.9 62.9 三等   礁渓郷
四城駅 四城車站 Sicheng 4.7 67.6 乙簡  
宜蘭駅 宜蘭車站 Yilan 3.7 71.3 一等   宜蘭市
二結駅 二結車站 Erjie 5.8 77.1 三等   五結郷
中里駅 中里車站 Zhongli 1.2 78.3 招呼  
羅東駅 羅東車站 Luodong 1.8 80.1 二等   羅東鎮
冬山駅 冬山車站 Dongshan 5.0 85.1 二等   冬山郷
新馬駅 新馬車站 Xinma 4.2 89.3 招呼 旧名は聖湖駅新城駅 蘇澳鎮
蘇澳新駅 蘇澳新站 Su'aoxin 0.9 90.2 一等 北廻線と分岐
旧名は南聖湖駅南新城駅
蘇澳駅 蘇澳車站 Su'ao 3.4 93.6 二等  

ギャラリー

関連項目

出典

  1. ^ a b c 游永富、游榮華. “建設篇 第一節 鐵路”. 羅東鎮志. 羅東鎮公所. http://www.lotong.gov.tw/TW/%E7%BE%85%E6%9D%B1%E9%8E%AE%E5%BF%97/07_%E7%AC%AC%E4%B8%83%E7%AF%87%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E7%AF%87.pdf 
  2. ^ a b c d 戴寶村 (2001-08-01). 宜蘭縣交通史-宜蘭縣史系列經濟類3. 宜蘭縣立文化中心. ISBN 9789570289909. https://tm.ncl.edu.tw/article?u=006_001_0000408229 
  3. ^ 台湾総督府 (1919-05-24). 官報第2040号 台湾総督府告示第63号. 大蔵省印刷局. p. 578. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954154/4  国立国会図書館
  4. ^ 台湾総督府 (1920-01-29). 官報第2044号 台湾総督府告示第10号. 大蔵省印刷局. p. 538. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954357/3  国立国会図書館
  5. ^ 台湾総督府 (1921-03-17). 官報第2585号 台湾総督府告示第63号. 大蔵省印刷局. p. 428. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954154/4  国立国会図書館
  6. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1981). "六十九年業務概況". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國69年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. p. 6. {{cite report}}: 不明な引数|month=は無視されます。 (説明)
  7. ^ 臺鐵大事紀 66年度~98年度”. 台湾鉄路管理局. 2021年2月2日閲覧。
  8. ^ “蕭萬長院長參加宜蘭鐵路電氣化八堵至羅東間通車典禮”. 行政院數位影音館資料館 (Youtube). (2000年5月2日). https://www.youtube.com/watch?v=Flna0fGx54Y 
  9. ^ 臺灣鐵路管理局 (2010年8月). “北迴鐵路通車30週年紀念專輯-戀戀北迴三十有成”. 臺灣鐵路管理局. p. 24. ISBN 9789860239331. https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/file/e90150be-2093-4a89-ae93-afa34da7d7ed 
  10. ^ “北迴今全線電氣化”. 台灣蘋果日報. (2003年7月4日). https://tw.appledaily.com/headline/20030704/73RUBXJ7F5D7L37XCGCJ3DJVWM/ 
  11. ^ “牡丹站、大溪站改無人招呼站後 台鐵局這麼做”. 台灣蘋果日報. (2017年9月3日). https://tw.appledaily.com/life/20170903/4N6ZXPJ6DCVEFRDMRXAUWZQMGQ/ 
  12. ^ “改善血汗 台鐵將增2860人”. 台灣蘋果日報. (2017年9月22日). https://tw.appledaily.com/headline/20170922/ZCDPBOSVMNJ2QMVFFPNTFPFJKU/ 
  13. ^ “台鉄瑞芳-猴硐区間、12/8の運行再開目指す”. RTI 台湾国際放送. (2020年12月5日). https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93119 
  14. ^ a b c 甘芝萁 (2021年2月2日). “台鐵瑞芳-猴硐明恢復雙向通車 坍方62天終於搶修完工”. 台灣蘋果日報. https://tw.appledaily.com/life/20210202/U3WGTYJDLRG2VGJJHPKW477U7M/ 
  15. ^ “「壱圓で9つの旅」 日本時代のトンネル、市古跡へ”. 中央社 フォーカス台湾 (Livedoorニュース). (2012年8月21日). オリジナルの2022年6月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220620114910/https://news.livedoor.com/article/detail/6880728/ 
  16. ^ “日本時代建設の廃トンネルが自転車道に 来月供用開始へ/台湾・新北”. 中央社 フォーカス台湾. (2022年6月10日). オリジナルの2022年6月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220610105450/https://japan.focustaiwan.tw/travel/202206100009 
  17. ^ “東北角舊草嶺隧道自行車道 8月10日正式啟用”. 旅遊新聞網/Travel King. (2008年8月5日). https://travelnews.network.com.tw/twnews/1702.html 
  18. ^ 「自行車環島1號線」正式啟用 東北角自行車道更添樂趣”. 公路総局 (2017年1月12日). 2017年9月27日閲覧。
  19. ^ a b 張家豪 (2017年4月18日). “台鐵87處古蹟、歷史建築 完整名單看這裡”. 中国時報. https://www.chinatimes.com/realtimenews/20170418004088-260405?chdtv 
  20. ^ “EMU3000型城際列車今上路 初期每天6班”. 更生日報. (2021年12月29日). http://www.ksnews.com.tw/index.php/news/contents_page/0001558499 
  21. ^ “台湾鉄道、新型通勤電車第2陣を今月中旬に投入=最も美しい普通列車”. 中央社 フォーカス台湾. (2021年7月9日). https://japan.focustaiwan.tw/travel/202107090007 

外部リンク