当サイトは、かなりCC0写真のお世話になっています。
というのもCC0は、「著作者ができる限りの権利を放棄した作品」です。
なので、クレジット表記なしで使用しようが、商用利用しようが、作品に変更を加えようが、全然OKなもので、ライセンスを気にせず使えて使い勝手が良いからです。
ですので僕は近頃、ブログで利用する写真を探すときは、以下のような手順を行ってきました。
- とりあえずCC0写真を横断検索できるO-DANで検索
- 良いのが見つからなかったらFlickr検索サービス等を利用してCC写真検索
ただ、最近知ったVisual Huntは、上記の手順を1回の検索で行える、便利なフリー画像検索サイトだったので紹介です。
目次
Visual Huntとは
Visual Huntは、3億5000万枚のクリエイティブ・コモンズ(以下CC)写真の中から、著作権を放棄したCC0写真を優先的に検索できる写真検索サイトです。
3億5000万枚という、膨大なCC写真を検索できるというだけでも魅力なのですが、その中でも使いやすい1万5000枚のハイクオリティなCC0画像が、検索結果上位に表示されるようになっています。(写真素材自体はいろいろなCC0写真サイトから収集したものが利用されています)
その他にも、検索を補助する様々な機能があったりして、使い勝手の良い画像検索サービスになっていると思います。
それらについて詳しくは以下の特徴で説明します。
Visual Huntの特徴
以下では、Visual Huntを使ってみて、便利に感じた部分などを挙げてみたいと思います。
使い勝手の良いCC0写真が検索上位に表示される
例えば、カメラの写真を探したくて「camera」と検索したとします。
すると、検索結果が表示されるのですが、上位は「著作権を放棄しているため使い勝手が良いCC0写真」が優先して表示されます。
で、下にスクロールして調べてみたのですが、表示できるCC0写真がなくなったのを境に、クレジット表記等の義務があるFlickr等のCC写真が表示されるようになっています。
CC0写真の場合は、そのまま写真をダウンロードしてサイトで利用してしまってOKです。
CC写真の場合は、写真をクリックして個別ページを表示すると、CCのライセンスも(英語ですが)わかりやすく表示され、クレジット表記用のタグも生成されています。
クレジット表記用のタグは、こんな感じになります。
Photo credit: purprin / Visual hunt / CC BY-NC-ND
以上のように、CC0写真と、単なるCC写真を、うまいこと混在させて検索でき、利用しやすいようにもなっています。
CC0写真にタグが詳しく割り振ってある
これは、CC0写真のみなんですが、写真それぞれに詳しくタグが振ってあります。
例えば、以下の苦悩の表情をうかべる男性の写真があったとします。
この写真に、これだけのタグが割り振られています。
一部だけでも書くと「孤独、危機、絶望、悲しい、人間、男、表現、感情、不幸」みたいなタグがつけられています。とにかく写真を見て検索キーワードとなりそうなタグが、これでもかというくらいに割り振られています。
なので、例えば「sad(悲しい)」などで検索をしてみると、以下のように、探すときに思い描くイメージと合致しやすいCC0写真が見つかりやすいです。
ちなみに、同じキーワード(sad)を「Flickr(CC画像のみ)」で検索すると、以下のようになります。
検索時のイメージと適合しているかは人それぞれではあります。けれど、Visual Huntの場合、イメージに合いやすい、精度の高い検索を行うことができるのではないかと思います。(特にCC0写真の場合)
検索の補助機能が便利
Visual Huntでは、検索を補助する機能も地味に助かります。
色検索
例えば、イメージしている色で検索したい場合は、以下のようなカラーバー部分をクリックします。
例えば、青色を検索すると青い色みがかった写真のみが表示されます。
緑色だとこんな感じ。
人気の検索ワードがカテゴリとして用意されている
あと、トップページには、よく使用される人気のキーワードがカテゴリ化されすぐに検索できるようになっています。
例えば、Appleを表示するとこんな感じ。
Womenを表示するとこんな感じです。
このように、検索を手助けするための補助的な機能も便利です。
まとめ
このような感じで、Visual Huntは「CC0写真を高い精度で検索したい」なんて場合や「CC0写真と、単なるCC写真を併せて検索したい」なんて場合に、結構便利な仕様になっています。
Visual Huntという名前は、「ビジュアル(視覚)の探求(狩り)」みたいな意味がありますが、正にその通りのサービスだと思います。
個人的には、CC0写真探しなら、以下のO-DANとVisual Huntがあれば十分そうな感じです。
O-DANは、多少検索に時間はかかりますが、日本語を自動で英語キーワードに変換して検索してくれます。
いつも役立つ情報をありがとうございます。
Visual Huntは色別に検索できるのはいいですね。画像の種類も質も高いし、こんな便利なものがあるとは知りませんでした。